「何ともドラマティック」キャロル しんさくさんの映画レビュー(感想・評価)
何ともドラマティック
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始めのほうは女性が好きそうな小綺麗な悲しい愛の映画で自分にはハマらないかと思ったが、後半は何ともドラマティックになり、グイグイ引き込まれた。
登場人物の視点を想起されるカメラワークと喜怒哀楽を如実に表す音楽、主役二人の抑えの効いた演技。どれをとっても一級品。
映像もレトロな色調が美しく、特に夜と朝、都会と田舎の対比が絶妙だった。
レコード、カメラ、タバコ、電話といった小道具の一つ一つもなんとも印象的。
展開はネタバレになるが「支配していたと思っていたらいつの間にか遠いところへ」という悲しくも最もツボに入るパターン。後引くな〜
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