ピエロがお前を嘲笑うのレビュー・感想・評価
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なんか残念。
いわゆるどんでん返しがあるという触れ込みだったが、その効果はあまり見られなかったようだ。
まず、CLAYと自分たちを名乗った集団は、ハッキングはするのだが、いわゆる重大犯罪を犯すわけではない。
何かの映画みたいに株価を操作して大儲けしようという気さえない。
要は自己アピールをしたいだけなのだ。
だが、ひとりの勇み足で、人がひとり死ぬ事態となる。
この自己アピール集団がなんらかのどんでん返しをしたところで、観ている我々には感じるものはない。
こうなってくると、ブライアン・シンガーの「ユージュアル・サスペクツ」やM.ナイト・シャマランの「シックス・センス」の出来の良さが際立ってくる。
脚本にもうひとひねりもふたひねりもほしいところだ。
レビューが良すぎる
現代版ユージュアルサスペクツ! 「Who am I」というのがキー...
久々に印象的な映画
ラスト15分のための映画。耐えられれば圧巻の終わり方。
【賛否両論チェック】
賛:ラスト15分の、何が真実だったのかが分からなくなる感じが印象的。非常に痛快な終わり方なのもステキ。
否:いかんせん、どんでん返しまでが単調すぎて、途中で飽きてしまうかも。
“ハッカー”が主役の作品はいくつかありますが、本作ではネット上での接触の様子を擬人化し、電車の中の様子にして表現しているところが、なんだか斬新です。ずっと“透明人間”と言われてきた薄幸な主人公が、ネット上の社会で次第に頭角を現していく様子が、どこかぬぐい切れない悲壮感と共に描かれていきます。
そしてこの作品では、何といっても
「絶対に見破れない。」
といった触れ込みの、どんでん返しが魅力の1つ。ラスト15分は意外性の連続で、最後まで予想が出来ない展開です。ただ難点を言えば、いかんせんそこに行き着くまでがかなり単調なシーンの繰り返しなので、人によっては途中で飽きてしまうかもしれません。その辺りは、好みが分かれそうところです。
とはいえ、なかなか圧巻で痛快な終わり方ではありますので、ミステリー好きな方には、是非オススメです。
やられた
二転三転というけれど…
何とも言い難い
ネット社会をめぐる冒険
「コーヒーをめぐる冒険」で凄い良い味を出していた主演目当てで観に行って、思わぬ儲けを貰った一本。
「トランセンデンス」の100倍くらい面白い。
当代らしいネタ取りと、歪んだ自己顕示欲との物語と。
「まだ盛るの?」というくらいの仕掛けの畳み掛けが気持ち良く
例えるなら「生々しい『グランドイリュージョン』」といった趣。
ハリウッドとも、他のヨーロッパ各国とも違う、演出のいかにもドイツらしい工業デザイン的スタリッシュさがカッコイイ作品。
「ラン・ローラ・ラン」を観返したくなった
そこそこ
暗い
ださかった
映画ならではの謎解きエンタティメント
素人のハッカー集団が深みに嵌り、ドイツの連邦情報局に助けを求めるという設定は、わからなくもないですが、そこからいきなりのテンポの良さ、再現される映像も、面白い背景でわかり易いです。
そしていくつかのキーワードが心地よく耳に残るような試され方に、気が付くと作品の世界観にハマってしまってる感じだったでしょうか。
色んな面を見せる主人公もですが、クールなキャリア組でありつつ、母性も見え隠れする捜査官を演じた女優さん、味わいのある表情が素晴らしかったですが、トリーヌ・ディルホムさんという女優さん、どこか日本人的な表情も見せてくれます。
そういえば「なりたい自分になれ!」という言葉の裏で、なぜか小島よしおの "おっぱっぴー的シーン" があったりして笑えたのですが、こういうどんでん返しのある映画のこと"マインドファックムービー" というのも初めて知りました。
現実的とは言えない展開で、作為的な面も否めないですが、スリリングに引き込まれる非日常的な世界が、日頃の喧騒を忘れて没頭するのにちょうど良く、しかも後味も悪くないのは、デジタルな出来事満載の中の人間関係の描き方によるものでしょうか。
トリックに身を任せての鑑賞が楽しいと思います。
見破ろう、騙されないぞは脇において観よう
ドイツ映画: 若き匠たちの逸品です
観客の予想を裏切り続けながら、静かに心をつかんでゆく、「職人技」満載のストーリー展開に、まず、びっくりしてしまうエンターテインメント作品でしたが・・・・・、
ここ数年の、変わりつつある世の中に対する、深い愛情やメッセージが精巧に編み込まれた、社会派ドキュメンタリー作品としても、負けず劣らず、十分に収まってゆくような気がしました。
きっと、多くの方が、観終わった瞬間に、「大当たりでした。今日は、来てよかったです。」と、感じるのではと思いました。
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