ピエロがお前を嘲笑うのレビュー・感想・評価
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認めて欲しい、誰もが思う素直な気持ち。
とにかく目立ちたい、凄いと言われたい、
そんな誰もが持っている承認欲求。
それに対して過去の失敗や経験から、
自分に自信が持てないベンヤミン。
冴えないベンヤミンが好きな子の為に、
勇気を出して唯一自分が出来る行動をする。
この切っ掛けが、大きな転機になる。
この転機が、ベンヤミンを"CLAY"として、
ハッカーとして、人生を大きく変えていく。
ダークウェブの世界でのカリスマ"MRX"に対し、
"憧れ"から"承認欲求"、"敵"へと変わっていく。
アンダーグラウンドなネットでのやり取りを、
地下鉄のシーン&仮面で統一して表現しており、
見えない顔、会話、アイテムなどを、
上手くリアルと融合しているのは秀逸。
マリがヒロインらしくないとの批評もあるが、
落ちこぼれていたり、深夜に出歩いていたり、
敢えてそこまで目立たせなかったのかと。
マリが美人過ぎるとリアリティが無くなり、
このキャスティングもなるほどと後から感じる。
冒頭のシーンから過去に遡っての展開は、
よくある手法だが伏線が上手い。
『伏線に騙される』のが分かっているのに、
わざわざ『自分から騙される』感覚が面白い。
早々に展開に気付いたので低評価、、、ではなく、
ストーリーと伏線、人物の考察も楽しんで。
拙い見栄やアピールなどのイタズラから、
じわじわと大きな案件になっていく怖さが良い。
個人的に勝手に思い込んでいたのだが、
ハッカーは安全な場所で数多のサーバーを介し、
セキュリティを破って侵入すると思っていた。
思いの外に実行部隊的な感じで驚いた。
ラストの盛り上がりが穏やかだが、良作。
伏線読み切れず、自分は騙されましたw
ポスターにやられた
2度目のひねりは減点
NetflixのDark沼にはまった勢いでDark脚本のバラン・ボー・オダーの作品を探して鑑賞。
1回目の大技でフィニッシュしたらすごく面白かったのに。2回目のひねりは減点だね。まあ、それでも全体としてはプロットもよく、なかなかの出来栄え。最近の映画では、ハッカー万能主義よろしくあらゆるハードウェアをハッキングしてコントロールしてしまうような演出が多くて閉口するが、『ピエロがお前を嘲笑う』でのハッキングは現実にできる範囲に収めていて、すごくリアリティがある。
それとハッキングだけでなくソーシャル・エンジニアリングをたくみに使って狙った獲物をしとめるのが、またいい。ネオナチのお馬鹿さんをコケにしたところは最高。
バラン・ボー・オダーのもう一つ作品スリープレス・ナイトは、いまいちみたいだからどうしようかな。
サクッと騙されたい方へ
ラストは確かに見破りにくい
「100%見破れない。最後で全てをひっくり返すまさかのトリック」という謳い文句に釣られて見ました。確かに見破ることはできなかったし退屈もしませんでした。ただちょっと無理やりすぎる。「面白い!」というほどじゃないかな。「この人何か怪しい」というのは少し当たってたけど。
ハッカーの目的が国の陰謀を暴きたいだとかの大層なことならまだしも、ただ世間の注目を浴びたい界隈で認められたいという承認欲求。目的が幼すぎて気持ちは乗らないかな。中のニュースでも「犯行は思春期の少年か」などと取り上げられる始末。
ところでハンネは最後までよく分からなかったのですが何がしたかったのでしょうか。オープニングの映像と音楽がカッコいい。
出来損ないの推理小説みたいな。
ラスト捻り過ぎ
ベンヤミン、マックス、パウル、シュテファン。
4人のハッカーが「CLAY(Clowns Laughing At You〜ピエロがお前をあざ笑っている〜」を結成。
名声の為、有名セキュリティをハッキングして行くが、徐々にダークネットのハッカートップに君臨するMRXに興味を持ち始め、接触を試みる話。
欧州サイバー犯罪センター、ドイツ警察も絡んでいく。
ロシアのハッカーマフィアも絡みだす中盤のMRXとの展開は良いのだが、そこに行くまでの前半の行動が単調でつまらない。
MRXに侮辱され、接触しようと試み、ハメられ、ハメ返して。
そこが一番の面白い所だったと思う。
ラストはどんでん返し2回。やりたい事は分かるんだけど、盛り上がったMRXとのやり取りよりは1回目でテンション下がり、2回目は「あ〜あ⤵︎マインドハッキングもしますか⤵︎💦」状態。
正直1回で充分。
何故か別映画「グランド・イリュージョン」を思い出した。
後付感覚は要らん。
「名声目当て」のCLAYの活躍。
観たい方はどうぞ。
つまらん
ハッカー好きな人にはオススメですが…
前提作品として
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