「ヨハネスブルクに意味がある」チャッピー movie kumaさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨハネスブルクに意味がある
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ロボットSF仮想未来映画大好きな小生としては、本場からの好評の評価情報を聞いたころから、これは行かねば!と思いやっとの思いで映画館に馳せ参じた次第。
まずは、ロボットSF映画のようで、ヨハネスブルクが舞台になっているあたり、裏では宗教色のある映画と感じました。
とにかくネタバレではありますが、新約聖書の解釈が使われている様子で、でも逆に現代からの観点を取り入れて、宗教が現代に影響する関係性を批判視した描き方もある。
『チャッピー』をデザインした人がつまりは後に創造主になるわけです。その創造主が人間だから当り前に弱っちい。なので物語の終わりの方で、すぐ死んでしまう・・・でも生き返る!3日は必要なかったみたい。
そして敵対するクリスチャンがいて、彼は軍人であるが人を平気で殺してしまう。これは監督のメッセージがありそう。アメリカのことを皮肉っているのかな。
内容とは別に、登場人物について
環境設定がカオスな状態であるため、出てくるキャラクターも人間のカスでクズと呼ばれそうな人たち。しかしこれがまたいい!独特な個性があって価値観があって、彼らなりの正義を貫く。
全体としては、次の生命進化について描いているように思った。
混沌としたカオスの中から次なる次元の生命が誕生するという。
最初は弱々しい存在でも、安定となったときにコピーがはじまり、時代中心へと昇華していく。
また観たい映画の一つとなりました。
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