「バットエンドと捉えれば…」チャッピー Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
バットエンドと捉えれば…
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途中までのロボット子育ては好きだったし終盤のアクションも迫力あってよかったけど、終盤にかけての話の展開は全然好みじゃなかった せっかくチャッピーを成長させるなら「死」も学ばせてほしかった
あと魅力のある登場人物がチャッピーしかいないのも残念だった(もしかしたらここは意図的なのかもしれないけど)特にヒュージャックマンとギャングの描き方が単調過ぎる ギャングをただ悪いことするやつとして描くんじゃなくてその悲哀とかの描写があったほうがニンジャたちももっと魅力的になったし、ヒュージャックマンもただの姑息なやつとしか思えなかったのが残念(そもそもヒュージャックマンは悪役に見えないという問題もあると思う)
とにかく色々とおかしなところに落ち着いて映画が着地しちゃってて見終わった直後は 正直どーなのこれ⁈ という感想
ただ… もしこの映画をバットエンドとしてとらえた場合こんな恐ろしい映画はない!
つまりこの映画をバットエンドとして捉えるとこの映画の終わりは
「機会文明の発達によって命はもはやデータと同等の存在になってしまい命の尊厳も希望も失われてしまった」
ということになるし、そうなるとあんなに可愛かったチャッピーは言うなればその悲劇の象徴だったということになる
もしこの妄想通りのメッセージの映画だったとしたらこの映画は映画史に残る恐ろしい映画だ
とにかく、少なくとも個人的にはどう考えてもハッピーエンドとは思えない映画だった
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