「あまり考えずにチャッピーの暴走を単純に楽しむべき」チャッピー kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
あまり考えずにチャッピーの暴走を単純に楽しむべき
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思考するマシンはどこまで人間に近づけるのかといったテーマの映画は好きなので観賞した。
序盤はチャッピーがどこまで人間的であるのか?を意識して観てしまった。でもそんなテーマは薄いんだなと諦め、アクションとチャッピーの暴走を楽しもうと切り替えたら途端に面白くなった。ストーリー的にひっかかるところはあるんだがこの際目をつぶる。
で、ラスト。結構してやられた。無理矢理な終わらせ方なんだが、とてつもなく悲しくなった。黒い羊として生きていくチャッピーの姿は、現実世界のマイノリティを暗示している気がした。第九地区でも同じようなテーマを感じたことを思い出す。
ただ、生命を維持することは絶対的正義みたいな感覚には違和感を覚える。ママは自分の意志ではなくロボットの姿でこれから生きていかなくてはならない。アバターのラストと似てるが印象は全然違う。
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