「チャッピーは子供。」チャッピー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
チャッピーは子供。
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チラシや予告を観た限りでは、既視感だらけの物語。
(どう観てもロボコップが第9地区にいるとしか思えず)
という感じで観始めてもそこは変わらない。唯一の救いは、
愛らしいチャッピーの子供らしさになるんだけど、演じてる
のはやっぱり彼^^;(コプリー氏)エビではないけど今回も頭に
耳のようなアンテナがビヨーンと伸びていて、この監督は
触角とか耳がよっぽど好きなんだなーなんて想像してしまう。
生まれたての人口知能搭載学習型ロボットは、彼を開発した
エンジニア、ディオンとギャング(パパ、ママ)の間で揺れ動く。
そりゃAIだもの、育て方によって学習の方向性も変わって
きてしまうのは致し方ない、誘拐されてギャングから悪事を
教わって盗みを働いたりリンチに遭ってみたりと、凄まじい
描写が続くあたりではチャッピーが可哀想で仕方ない。ただ
舞台が(常に)ヨハネスブルグだから、街の景観もギャングの
描かれ方も(やはり)大分違う。この監督ならではの価値観が
また随所に顕わされ(差別本体には)考えさせられるのだけど
だからといってギャングに母性まで持たせるのは、ちょっと
やり過ぎの感も否めず。ラストの纏め方は気が利いているが、
結局チャッピーはまだまだ発展途上の成長段階にあるわけで、
さぁこれから!というところでエンド。続編があるのかしら?
(ヒューたまとリプリーの扱いはいいんでしょうかね^^;あれで)
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