「超リアルSF」チャッピー みーやさんの映画レビュー(感想・評価)
超リアルSF
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まず設定として超近未来にすることで観客に現実味を与え、没入感を高めていた。そのため、人口知能が近い未来に起こしうる可能性と倫理的な問題を実感することができた。
前半では、ニュース映像やスカウトがいる日常風景を取り入れることで物語の世界観を掴めることができた。
中盤は金が必要なギャング(特にニンジャ)とチャッピーに真っ当な教育と成長をさせたいディオン、ディオンとディオンの創ったスカウトを嫌悪し妬んでいるムーアとの対立がテンポよく展開し非常に心地いい。チャッピーの成長していく過程も存分に楽しめる。
後半は展開が急に早くなったようか感じがした。最後のみんなが意識をコピーして生き返るという終わり方は死というものを重く扱っている分、どうしても軽い感じになってしまっている。それでも、命というものや魂について倫理的に考えさせられた。
個人的には大変面白く満足のいく映画でした。
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