「不穏だ」チャッピー ずんさんの映画レビュー(感想・評価)
不穏だ
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最初から不穏な雰囲気は感じていた。
チャッピーのコミカルな行動や、ニンジャとヨーランディのユーモラスな掛け合いに惑わされるところもあったけど、不穏な雰囲気は常にあった。
その雰囲気の結末がこうだとは予測できなかったけど。
でも面白いのがヨーランディ。
母性愛が目覚めてる。
見た目ゴツゴツしたロボットで可愛らしくはないけれど。
対してディオンはパパではなく創造主として接してる。
その辺の接し方の違いは興味深い。
全くの無から出たAIがギャングに利用されようと教育されたらどうなっていくのか?
もっと悪に染まると思うが、歯止めはディオンと交わした犯罪はダメという約束。
それがなければホントに恐ろしいことになってたろう。
かのヒュー・ジャックマンをこんな役で使うなんて贅沢すぎる。
でもなんだか最後のぶちギレ演技は楽しそうにも見えた。
そして結末。
まじで怖い。
もはやディオンとチャッピーに人とAIという違いがあるのか?
まだ黒い羊状態だか、ヨーランディの入れ物は見た目も変わらなくなっていくのではという恐れを感じた。
入れ物変えれば人は永遠に生きられる。AIとの区別はなく。ただしそれを生きていると言っていいのかはまだよくわからない。
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