「面白くなさすぎて吃驚した」猫侍 南の島へ行く 銀さんの映画レビュー(感想・評価)
面白くなさすぎて吃驚した
映画館へ見に行かなくて良いです。 見たい人はDVDやブルーレイがレンタルで出たら借りて見ると良いと思います。
前作はまだ、時代劇の雰囲気味わえる、その時代なりのギャグマンガとして見れましたが、今回は深夜等にやってる芸人のコントドラマでした。(ドリフみたいな感じ?)
コントなので、所々笑えはしますが、捻りのある面白さでは無いので、安っぽい一発芸と言った感じです。
侍である良さも何もなく、初めて映画で寝かける体験をしました。
ドラマ版を見ていないので、ドラマで出し切ってしまったのかなとも思いましたが、そう言う事では無いですよね…。
いっそ土佐まで行ってそこでのドタバタだった方が面白かったのではと思います。
それから、前作もまぁ仕方ないかとおもいつつ見ていましたが、
とにかく猫を飼っていると、猫の心理状態が丸見えなので、見ていて強烈に辛いです。 前作は、お守り役の女の子が猫をきちんと扱える人だったみたいなので、そこまで目立ちませんでしたが、今作は猫をホイホイ扱うシーンが沢山出て来るので、ハラハラします。
身体は緊張と怯えでコチコチ、尻尾が回る程なのは相当怖がってます。 瞳孔も開ききっていて、耳も伏せたままだし、歩く姿は完全に腰が落ちてて警戒しまくりです。 撮影の間の長い事あの状態なのかと思うとあの子は早死にする気がして怖くて仕方ありません。 色々なイベントに連れて行って触らせているようで、それも最悪だなと。
正直、この映画を猫可愛い!だけで見られる人は猫を飼っていないか、飼っていたとしたらきちんと猫の事を見てあげてない人だと思います。 あの子は元々大人しくて人好きなんでしょうが、調教で大人しくさせられている感バリバリです。
でも、そんな中、カットで出て来る猫のアップのシーンは、周囲を映さなくて良いので、落ち着ける状況の中にいる時の顔を撮っているのだなと分かります。 こっちの気持ちが和らいで、素直に猫は可愛いと思えるのはそのシーン位です。
今回の映画でコケて、もう続編がない事を祈ります。 猫の為に。
トレーナーが付いてると書いてありましたが、そのトレーナー自体、猫を商品として使ってもまぁ壊れないギリギリの所を見ているだけの人という印象です。
最後に、松崎しげるさんの歌は素晴しかったです! これは聴けてよかったですにゃーん!!
あと、lilicoさんの捨て身の演技もね! あそこまで思い切れて、気持ち悪さを具現化できるのは凄いと思います。(失礼な内容ですがホントに誉めてます…。)