クーデターのレビュー・感想・評価
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カボチャ王国のクメ◯ル・ル◯ジュ残党だぜ!
カボチャ王国のクメ◯ル・ル◯ジュ残党だぜ!
つまり『キリング・フィールドPart2』
って事。
このクメ◯ル・ル◯ジュが国際的に承認されていた。なぜなら、ベトナムがカンボジアへ侵攻したと解釈しての事。だから、Part2って事。
キリング・フィールドが如何に出鱈目か理解出来る。
クーデターとレボリューションを履き違えているし、アメリカ大使館を壊滅させた革命軍がベトナム国境にて越境者なんか躊躇しないし、ベトナム軍は越境して侵攻する。
まぁ、どうでも良い。がしかし、カボチャ王国はこんな国ではない。ベトナムよりも穏やかな人達ばかり。4月中旬の水祭りに行くと貴重な体験が出来る。
なんで、画面がゆれるんだろうね。落ち着かない。
巻き込まれた男
アルフレッド・ヒッチコック監督の『知りすぎていた男』は、仕事で訪れたヨーロッパで妻子の危険と陰謀に巻き込まれる男の話だったが、こちらは、
赴任先の東南アジア某国でクーデターに巻き込まれ、妻子を守りながら(時に助け合いながら)隣国へ脱出を試みる男の話。
話は至ってシンプル。
襲い掛かる暴徒、サバイバル、逃走劇。
外国人だけが命を狙われる。主人公も関わるある政治的な理由が原因だが、小難しい事は一切ナシ。
それ故、強引でツッコミ所もある。
明確に国名は提示されていないが、アジア人を鬼畜のように描き過ぎ。
主人公家族は平凡な庶民なのに、その都度その都度苦難を乗り越える。火事場の馬鹿力か、ご都合主義か。
ビルの屋上に逃げたのも束の間、暴徒が迫り、下した決断は、距離がある隣のビルへジャンプ! まず妻を強制的に飛ばせ、嫌がる娘二人を投げて妻がキャッチし、最後は自分も。無事助かったものの、この時ばかりは妻子は暴徒と同じくらい夫/父を憎んだであろう。
まあ、挙げたらキリ無いが、スリリングな逃走サスペンス・アクションとしてそれなりにハラハラドキドキ楽しめる。
オーウェン・ウィルソンが家族を守る夫/父親役でシリアスな熱演しているが、出番は僅かだが、主人公家族を助けるピアース・ブロスナンが美味しい役所。
最初は主人公を罠にハメる何か裏がある人物かと思いきや、この国の現状に内通し、素性はあるが隠し、相棒と共に、まるで某スパイのように颯爽と現れる。
頼りになるぅ~!
最後は隣国に庇護され助かるのだが、その国というのが、ベトナム。
かつてドロ沼の戦争を起こしたアメリカとベトナム。
アメリカ人がベトナムに助けを求め、ベトナムがそれを助ける。
時の流れを感じる…。
会談中だった首相がいきなり暗殺され、SPも責任を取ってその場で自殺。
水道会社の技術者ジャック(ウィルソン)は飛行機の中で知り合ったハモンド(ブロスナン)と行動を共にし、ホテルまで行く。翌朝、新聞を買うために町に出たジャックはいきなり暴動に巻き込まれるのだった。ホテルに戻ろうとすると、そこではアメリカ人一人が射殺されるという現場に遭遇。何とか部屋に戻る・・・妻アニー(ベル)と娘ビーズ(クレア・ギア)は居たが、もう一人の娘ルーシーがプールに行ったという。あちこちで外国人が惨殺される中、ハモンドに教えられ、ルーシーを連れて家族とともに屋上へ。
屋上も安全ではなかった。ヘリが救助に来たかと思ったら、そのヘリからも銃撃。ヘリは屋上に墜落するが、追手はじわじわとやって来る。隠れつつ反対側へと向かい、やがて隣のビルの屋上へ飛び移るという大胆な行動をとる家族。ビルの中のオフィスに飛び込むが、そこも安全ではない。外から戦車の砲撃を食らったのだ・・・言葉もさっぱりわからない状況で、瓦礫の下で息をひそめてやり過ごす家族。そしてアメリカ大使館を目指すのだった。
大使館に辿り着いたものの、そこもすでに襲撃されていた。逃げる家族。そして絶体絶命のピンチになった時にハモンドが助けてくれる。一時しのぎの売春宿の屋上。4時間後には3キロ先のベトナム国境を目指せと教えてくれるのだが、その屋上も狙撃兵によって銃撃され、ハモンドは撃たれながらも捨て身で追手を食い止める。
終盤、川に到着。そこにも反乱軍はやってくる。子に父親を殺させようとしたり、アニーがそこを後ろから殴りつけて殺してしまったり。最後には命の尊さが損なわれる展開となった。結局は、アメリカが経済的に領土化してしまったことへの暴動だったようだが、その群衆心理はともかく、ゾンビ映画みたいにハラハラさせられる展開は面白かった。
思わぬ良作
緊迫感の連続、ドキドキハラハラしっぱなし。娘二人をビル屋上から向かいのビルに投げるって凄い!合間に家族愛。思わぬ良作でした。オーウェン・ウィルソンはパニック映画が似合う。レイク・ベルも初めは目の前の恐怖に只々恐れる母親役から、娘たちを守る、そして夫を奮い立たせる強い母へ変わっていく様を見事に演じている。伏線あったピアース・ブロスナン、工作員だったんだ!銃さばきがボンド同様、格好良い。割とすぐに死んでしまい、短時間の出演に驚き。簡単な邦題に全く期待していなかったが、全体通して満足の作品だった。
題材は良いですがテンポが少し悪いかな ただし敵が鬼畜すぎてクーデタ...
題材は良いですがテンポが少し悪いかな
ただし敵が鬼畜すぎてクーデターって感じがあまりしない。
ともあれ先代の007は老けても色気がハンパない。
資本主義の批判
CIAのおっちゃんが企業が第3世界の人々を食い物にしているという語り、それによってクーデターが起きるそして最終的にベトナムという共産主義国家の国境線を越える事で主人公達家族が助かるという内容
自分は資本主義者だがこの作品は資本主義の裏側を正確に映し出しており素晴らしいと思った。
後監督は、少女をあの様に映すなんてど変態だねw
このテーマが映画になったか…。
原題・"No Escape"。アジア某国といっても、わかる人はわかるよなあ、と。無茶苦茶な展開に思わず目が点になりました。が、面白かった。そして、ある種納得できる面も。欧米諸国だけじゃないですよー、日本も同じことしてますよー、と思ってしまいました。色々とツッコミどころはありますが、このテーマ自体が映画になったことに感銘を受けました。
面白かった
ある意味、田舎ホラー。オーウェン・ウィルソンの弱々しい顔が余計にハラハラさせる。主人公、狙われ過ぎ。
ピアーズ・ブロスナンかっこいい。刹那的に生きる男の色気がすごい。
奥さんが、単なる足手まといのまま終わらなくてよかった。
娘のお姉ちゃんの方はプールで泳いでいたから裸足だったではないかと心配でしかたがなかったのだが、足が映らなかった。そこを問題として描きたくなかったのだろう。
敵が鬼すぎて、同じ人間として描いていないきらいはあった。
「マイファミリーイズオールオブミー」
とても恐い。インフラ系の会社に行かなくてよかったと少し思った
大国が後進国にインフラをばらまき、その借金を返せなくなったところでその国を乗っ取る。この映画では「乗っ取り」=「水道インフラの支配」であり、それによってアメリカがこの国に大きく影響を及ぼすということ。それに反対する地元民たちによるクーデターで政府や外国人が狙われる。
現実世界ではなかなか起きそうにないけど、絶対ないことだとは言い切れない。日本も政府や多くの企業が後進国に投資しているという現実、から自分からそんなに遠く離れたところの話ではない気がしてこわかった
でもこの映画のテーマは家族愛。クーデターなりなんなりの設定は飾りにすぎない
本当にきつい状況で命をかけて守りたい人がいるということは、つまりは自分の子供がいるということは、他のどんなこととも取っ替えの効かない経験なのだと感じた。そして子供のない人生よりも子供のある人生の方が感じられることはずっと多く、それは豊かな人生なのではないか、と帰りに自転車をこぎながら考えた。
親というのはきっと、どんな親でもそんな経験をしているのだと思う。この映画のようなヤバい状況はなくても、例えば子供が熱を出したとき怪我をしたとき、心の底から自分よりも大切だと感じてるのだと思う。
映画のなかでも妻役の女優は言っていた、「若い頃描いた理想の人生(パリで優雅に暮らすという人生。女優とかになる人生か?映画ではそこには触れられない)よりも、母親になるというかけがえのない経験のある人生の方がずっとずっと良い。そんな人生を与えてくれたあなた(=夫)に感謝している」
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