クーデター
劇場公開日 2015年9月5日
解説
海外赴任先でクーデターに巻き込まれた男のサバイバルを、オーウェン・ウィルソン&ピアース・ブロスナン共演で描いたスリラー。東南アジアの某国に支援事業のため妻と2人の娘を連れてやってきたジャック。しかし、到着した翌朝に国を転覆するクーデターが発生。政府の重役は殺害され、政府と外国人をターゲットにした容赦ない殺戮が始まる。言葉も通じず土地勘も全くない異国で、ジャックは必死で家族を守りながら逃走。その途中、危機一髪のところを謎の旅行者ハモンドに助けられたジャックは、敵か味方かわからないハモンドに先導されながら逃げ続けるが……。
2015年製作/101分/PG12/アメリカ
原題:No Escape
配給:クロックワークス
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2021年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
・2015年公開のアメリカのアクションスリラー映画。
・東南アジアの某国(ベトナムの隣接国の設定)に水に関する支援事業のために赴任した主人公家族。赴任の翌日にクーデターが発生。反乱勢力は「外国人を殺す。捕虜は取らない。皆殺しだ。」と、外国人を容赦なく殺害していく。主人公は、そんな中から家族を守るために逃げまくる という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・終始、ハラハラドキドキのコースター映画
・お子さんいる方はたまらなく共感できるかと
・有名過ぎない配役が素敵
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[物語]
・冒頭数分で奥さんの心の葛藤を描いたら、早速クーデター。後はひたすらジェットコースターのごとく、ヒヤヒヤの連続で最後まで物語が進んでいきます。一度再生したら止まりません。ところどころ、ん?ご都合主義では?と思う部分があっても、そんなのどうでもよいです。笑 それが本質ではなく、危機に面した家族が最後までどのようになっていくのか、がこの映画の見どころ。特に、奥さんが夫や子供を守るために積極的に動き出すところなどは、現実味があって非常に共感できます。とても面白く感じました。
[演出]
・際立って何かを感じたわけではありません。しかし、これが重要だなぁ、と思いました。変にナナメな演出をせずに、ヒヤヒヤの連続をとぎらせない演出。物語を邪魔することなく、生かすための演出。ゆえに、最後までスピーディーに恐怖を感じました。
[映像]
・演出同様です。際立って何か、というものはないのですが、それこそが重要かと。
[音楽]
・演出同様です。際立って何か、というものはないのですが、それこそが重要かと。
[演技・配役]
・ハートフルな映画やコメディタッチの映画によく出演されているイメージの「オーウェン・ウィルソン」さん。まさか、このような映画で出会うとは思いもしませんでした。笑 もちろん、オーウェンさんは有名どころではありますが、知らない日本人も割と多いのも事実。オーウェンさんはじめ、レイク・ベルさん、ピアース・ブロスナンさんなど、そこまでメジャー過ぎない俳優陣で固めたところが、個人的には「共感性が増す」仕掛けになっていてよかったと思いました。 ピアースさんの走り方とか、可愛らしく見えてしまいます。笑 また、主人公の奥さん(ベルさん)も一緒になって危険なところに身を投じる姿が非常に印象的でした。
[全体]
・ありそうな設定、ありそうな状況、常に生死ギリギリのひっ迫感、首の皮一枚で最後まで突っ走ってる感…。とにかくこちらがヒヤヒヤしっぱなしの映画。そこに有名過ぎない配役で製作しているからこそ、共感度が一気に増す感じ。かなり好きな映画です。もちろん、哲学的なことなどは特にないのですが、コースター映画としてとにかくよくできている。お子さん持ちの方なら、そのヒヤヒヤ感も共感性も倍以上となること間違いなしです。是非、ご夫婦で観て、改めて家族のきずなを深めてみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.7 #物語3.8 #演出3.5 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.5 #音楽3.5
2021年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ムカつく1 アメ公家族がアジアを見下した描写。何様のつもりだ。
ムカつく2 ガキが馬鹿すぎる。撃たれて死ねと、何度思ったことか。
ムカつく3 嫁が馬鹿すぎ。嫌なら単身赴任させればよかったんだよ。
とにかく、ガキの馬鹿すぎにムカついた。
唯一、ほほうっ と思ったところは、バカ主人公が、ピアスプロズナンに、もしかして
英国のCIA? と聞いたところだけかな。
とにかく、バカガキ、うざい。
2020年12月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
白人から見た有色人種の脅威を描いた世界。
所々に差し込まれるアジア圏の生々しい生活感(露天の食肉や生魚の演出)が、欧米人から見たアジア人の不気味な部分を殊更強調し、アジア人に対する嫌悪感を刷り込もうとしているのが目立つ。
水道事業をめぐってクーデターの起きた東南アジア国家という舞台設定の映画だが、
何百年と人種差別の絶えない本国アメリカにおいて、リアルタイムでBLMという暴動が勃発しているのがとても皮肉(2020年現在)
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