クーデターのレビュー・感想・評価
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一市民としての恐怖
もしも,無法地帯に突然置き去りにされたら-
『パージ』シリーズと本作が連続して同じテーマで映画を公開してきました.『パージ:アナーキー』しか見てませんが,断然『クーデター』の方がよく出来ていると思いました.
『パージ:アナーキー』が資本主義へのメッセージ等々を詰め込みながらよく分からないヒーロー像を造り出そうとしていたのに対し,本作はとにかく理不尽から逃げるという一点に終始しており,映画というエンターテイメント作品としてよくまとまっていると思いました.
なんと言っても"007"ピアース・ブロスナンが,言い味出してます.殺しのライセンスをかつて持った男があんなことになるなんて・・・
か弱い家族を連れて一市民が逃げるということのドキドキ感がよく表現されており,バッサバッサと敵をなぎ倒すことなど出来ないことを感じさせられます.
外国は怖い。
東南アジア某国。
海外赴任のため、家族を伴ってやってきたジャック(オーウェン・ウィルソン)。
しかし、そこはクーデターが起こっていて、特に外国人を排斥しようとしていた。
想像するだに恐ろしい状況である。ジョン・エリック・ドゥードル監督は、この恐ろしい状況をずっと持続させる演出を見せる。
観ている我々も巻き込まれた感覚になる。
ハモンド(ピアース・ブロスナン)に、なぜこのような事態に至ったかということを聞かされたところで事態が好転するわけもなく、ひたすら逃げる。
この東南アジア某国が気になるが、ベトナムと接している国となると、限られてくる。もちろん、その国は架空なのだろうが。
よくできた映画である。
これぞ絶望。試される家族愛。
極限状態の脱出、コワい…
衝撃的な内容に恐怖。極限状態で描かれる“家族愛”。
【賛否両論チェック】
賛:極限の状態に置かれた1組の家族の、そんな中だからこそお互いを思いやろうとする姿に感動を覚える。
否:主人公達だけが絶妙なタイミングで生き残っていくのは、かなりのご都合主義感がある。グロシーンや暴力シーンも多数あり。
言葉も文化も分からないまま、突然放り込まれた戦場で、理不尽な殺戮から逃げ続ける主人公達の戦いが、淡々と描かれます。
「何が善悪か考える前に、家族を救うことだけを考えろ。」
というハモンドの言葉が印象的です。
そんな中で、最初は家族を救うために先頭に立っていたジャックが、やむを得ず相手を殺してしまい、心が弱くなってしまった時、アニーが彼を励まし、共に戦っていこうとする姿に、胸が熱くなります。極限状態における家族の絆が、しっかりと描かれています。
展開はザ・ご都合主義で、主人公達だけが絶妙なタイミングで生き残っていくのは、もはやご愛嬌(笑)。とにかくハラハラドキドキの連続なので、心してご覧下さい。
緊迫感はある
題材は面白いんだけど…。
緊迫感はあるが・・
テンポ感皆無
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