「「響」の意味するモノは?」たまゆら 卒業写真 第2部 響 ひびき p-antaさんの映画レビュー(感想・評価)
「響」の意味するモノは?
クリックして本文を読む
第二部は東京ではピカデリーのみの2週間限定上映なので、今回は早めに鑑賞
いつものたまゆらで安心して観ていられます。
今回はのりえとかおたん回。二人が進路、将来のことを決める話。
今までの仲良し四人組で悩み、助け合うだけではなく、二人のそれぞれの兄、姉が優しく妹に手をさしのべるお話です。
友人たちのソレとは違い、兄姉からの助言は時にストレートすぎて二人の妹たちは思い悩みます。のりえとかおたん、それぞれの悩み方が対照的で二人の性格が丁寧に描かれています。
かおたんのエピソードに絡めて、脇役お二人の話もあったり、いつもの過剰な演出もあったりと、あいかわらずのたまゆらですが、竹原の美しい風景がそれを優しく包み込み、高三の、十八の一度きりの夏がゆっくりと終わろうとしています。
サブタイトル「響」が意味するモノはなにか?鑑賞中、そして観終わったあとも考えていましたが、いまだはっきりとした答えは見つかりません。「芽」の意味が、四人が将来をはっきりと意識して前に進み始める「きざし」という意味なら「ひびき」は一体何なのだろう?
コメントする