ロマンスのレビュー・感想・評価
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NGWordかもしれないが、時間の無駄かも
こう言った映画は企画段階でなんとかならないのか?
脚本が崩壊しきっている。
俳優に同情する。
鑑賞者に同情する。
小田●急●の懐の深さに頭が下がる。
レビューをする勇気すら無い。
仕込みのレビューが沢山あるのには笑える。
(コイントス)「花は表、数字は裏」
映画「ロマンス」(タナダユキ監督)から。
ストリー的には、突っ込みどころ満載だけれど、
身近な「箱根紹介ムービー」と思えば、悪くない。(笑)
ただ「箱根の城」と言えば「小田原城」には驚いた。
首都圏の人にとっては、そんな感覚なのかな・・と。
「ロマンス」と言えば「ロマンスカー」という感覚は、
不思議なことに、違和感なく受け入れられた。
では、この作品、何を伝えたかったのだろうか?と、
メモを見直したが、なかなか浮かんでこなかった。
主人公の一人「怪しい映画プロデューサーの桜庭」が、
映画製作資金提供で迷っている人に向かって、
「人生に於いて後悔しないなんて事はありません。
どんな後悔なら納得いくかです」と説得しているシーン、
物語を支えている考え方はこれかな?と思ったが、
選んだのは、大事な選択をコイントスで決めるシーン。
それも、100円玉の「表裏」を間違えていたと、
ラストに気付くのだが、これが一番面白い。
真剣に考えたって、人生なんてこんなもの・・と、
笑い飛ばされた気になったもの。
高低差が
一つの絵に入りきらない…。
ちっとキャスティングミスレベルの高低差だった。
探偵物語を思い出してはみたものの、主旨が違うので引き合いにはならないなぁ。
物語的には救いがない。
現実逃避した1日の話なのである。
正直、まとまってない。
いや…どうとでもとれる。
男は結局の所、袋小路に追い詰められたままだし、女は接客をするだろうし…その後の空気感のが重要だろうが。
うやむやにし過ぎて、脚本を煮詰めきれなかったようにしか思えない。
このプロデューサーも劇中同様、箱根の観光協会やら小田急やらに、大島優子をダシに交渉したんだろうな、そして、コケて非難轟々なんだろうなと想像してしまう。
なぜ「ロマンス」なんて題名なんだろう?
的確とは思えない。
お二人の演技自体は楽しかった。
大島さんは、色んな役が似合いそうな期待感があるなあ…。
「後悔しない人生なんてない。どんな後悔なら納得できるかなんです。」
この台詞は結構、好き。
それと…蕎麦屋のおばちゃんとラブホのおばちゃんが同一人物のようにも思えたのだけど…これはお約束な人物なんだろうか?
どちらも異様に自由な空気感があって楽しかったのだけど。
ロマンス
目の前に拡がって行くいくつもの線路
だけど
どの線路を行こうが、戻ろうが
ポイントを切り替えて違う線路に行こうが
自らが進む線路は一本しかない
ダメ彼とわかっていて続いて行く生活
「行ってらっしゃい…」じゃなくて…
10000→5000→1000→2000
結局倍置いていく関係
役を為さない郵便ポストの鍵
新宿から箱根へロマンスカーのアテンダントとして
家族との過去と今の迷える自分を
きっちり仕事をこなすことで
どうにかバランスを保つ日々
母からの手紙と共に箱根へ
朝が来れば目覚めて仕事場へ行く
半袖では寒過ぎる
ホットコーヒーがよく出そうな…
今日もいつもと変わりのない1日を送るはずだった…
些細な事件(盗み)から日常は綻び始める
ワゴンに手を伸ばすか?伸ばさないか?
まだ捕まりたくない!?
逃げるオトコの背中を懸命に追う
綻び始めた日常を修復するために
しかし
自ら外れた線路に戻ることは出来ず
予定した電車にも乗れない
オトコは罪に問われず
追跡劇も無駄に終わる?
湯けむり天国
ごみ箱に捨てたはずの母からの手紙を盗み読み
瀕死の映画人の血が騒ぐ
行間を読め!
手紙はいいように脚色され
書き換えられ
口説かれ
勿論、主役は君だ
乗せられ
逢えるはずもない人を捜す旅へ
夫との破局から始まる
母の脱線
パパ泥棒
過ぎ去る日々と共に美化されて行く箱根旅行の思い出
一人旅の感傷旅行?
無一文のヒロイン
さっき迄追われていたオトコにおんぶに抱っこ状態に
オジサンが買ってあげる
真逆の服に身を包み
しまい込んでいた家族の記憶があらわになって行く
お決まりの家族の記念写真
火山ガス
亜硫酸ガス
硫化水素ガス
硫黄愛煙家?
定番のネームキーホルダー探し
あるわけないよ
芦ノ湖畔
湖面を眺める二人の後ろ姿
二人の身長差に
親子の姿をみる
過去でもあり、今でもある
仙石原
すすきの小径
今も聞こえる母の愛唱歌
実は帰りたくないオトコ
結果的に引き止めてしまうヒロイン
何があろうと親子は親子…
過去から脱線するサイクリング
ホテル行こうby 鉢子
ホテルの喫茶室
スィーツにかぶり付く今どきのオッサン
甘いの欲しい…笑
重なりあう遠い日の母娘の姿
巡る箱根路で修復されて行く家族の風景
2度とやりたくないけどまたやりたい
あの日の富士山は厚い雲の中…
虫かよ
真っ暗な道を
ヘッドライトだけを頼りに辿り着いた場所は?大人の社交場?
追い込まれて吐く言葉は?
大人の常套句
絶対何もしないでね
運命を握る100円占い人生
部屋にこぼれてくるシャワーの音…
夢と金と映画
ただいいと思う映画を創るのではなく
数字が最優先されるご時世
生まれるのが遅すぎた映画バカ野郎?
記憶の中の母娘の風景
母は一口も食べず
一人煙草を吸う
煙草の煙とステーキの味が混ざり合う…
母のことが癪に障るのは
自分の嫌なところを思い出させるから?
いいよ ぜんぜん…
なんで怒るの?怒るわけないじゃん…
最低同士
人から尊敬されない
悪い人間にもなれない
ひたすらダメ人間
バカな女
裏表
逆転
表裏
もうひとつあったかもしれない線路
でこちゅーにエルボー
寝たふり…
子供の遊びゴコロ…
あ~日本のどこかに
私を待ってる人がいる
繰り返されるオトコとのデュエット
旅の終着駅
エンディングはドライにクールに決めたかった!?
じゃあ…
うん、元気で…
前と状況は何も変わっていない
それでも
あの頃は見つからなくても
今ならある
ネームキーホルダー
定番のダサさ
交番前
迷子のおばあちゃんに先を越される
負傷者
1→0にリセットされる
きっつきつな余裕のない日々に生まれたほんの小さなアソビ
些細なきっかけで足の向く先は変わる?
なんですか この格好?
そこには昨日と違う自分がいる?
あの日の鈴の音の呼んでいる
はちこ…
昨日と今日の旅先案内人は違う
あ~やっぱり
男連れの二人旅
旅は道連れ…
まるでフィクションみたいな嘘のような1日があったからこそ
最高の笑顔を今に返す
いつだって…
いい日旅立ち
ロマンスを見ているか?
大きな事件もなく淡々と進む一泊二日のロードムービー。
唐突に知らないおっさんとの道行になってしまったのは主人公が生まれながらに持ったダメンズセンサーのなす業なのか。
きりっとした制服の後ろ姿
街中を疾走する姿
リラックスして口ずさむ「いい日旅立ち」の歌声
軽妙な科白のやり取りに心を軽くされながらも、散りばめられたキラーシーンで主人公北条鉢子に大島優子本人の姿を重ねて観ているうちに、何故かわが身にも照らし合わせてしまい、あの時の我が子の瞳や親の哀しい表情を見つけて心がきりきりとしてしまうのは、日常的な空間である箱根を舞台装置にしてるが故か。
懸命に両親のかすがいになろうと振る舞う鉢子のいじらしさにススキヶ原の背景が効果的で、さらに、箱根を巡りながら記憶を辿ってゆく鉢子の心情を大島優子が表情だけで雄弁に物語る。
ラブホテルのベッドシーンは、精神的にも追い詰められていた桜庭の状況を端的に表しているし、母親と同じ色で汚れなかったことが、次の日以降の鉢子の清々しさを生み出しているものに思えた。
最高の笑顔で一人の女としての成長を示したエンディングからの癒し系主題歌の流れは、癒しと勇気を与えてくれた。
今を受け入れて自分らしく生きるということを。
映画「ロマンス」を見ているか?
心と表情と声。
とても心が和む映画ですね。笑顔で、安心して何度も観たくなります。
理由といたしましては、大島優子様演じる北条鉢子のおっさんと出逢っていくなかでの心の変化が、
表情や声で伝わってくるところです。1.誰からの手紙か?に対して、ためらいながらわりとあっさりと「母親」と伝えるシーン。2.泣きながらお風呂から出てきた後の「なにが?」とびっくりして声をだすところ。この2つの表情や声好きです。そういう主人公の心の変化が、細かいところ、人間の動作から伝わってくるところがとてもいいです。おっさん桜庭の、おどけてしまうところなども、素敵ですね。ほかいろいろ。機会があればまたロマンス、観に行きたいです。
映画ロマンス
映画ロマンス。悩みを抱える2人が箱根で一日の旅をする。お互いの悩みは解決しないけど 背中を押してくれるような 前向きな気持ちにさせてくれる そんな素敵な旅。笑いもあり癒されて凄く良かったです。2人のやりとりも見ていてほっこりするし 旅に出かけたくなりなした。素敵な映画ロマンス。ありがとうごさいました。
電車はいい 。目的地があって
タナダ監督作品やっぱり好きだな〜。鉢子と桜庭の会話の掛け合いとか、全体的なリズム感とかトーンが心にスッと入る。同僚の久保ちゃんの少し残念なところも面白かった。家族で旅行した楽しい思い出の地をめぐり、次第に母親に対する思いが解きほぐれていく…最後には何か吹っ切れたような清々しさが鉢子の笑顔にあった。旅を終え、また日常にもどっていく…でもその日常は前のものよりもきっと違うものになると予感させてくれた。唯一、ホテル入ってからのあのシーンの流れはちょっと??だったけど…。ロマンスカー乗ってみたいな。
もう内容忘れた系です。
すぐに書けば良かったんですが、鑑賞から早一週間で、結構忘れてるです。。。
いい日旅立ちを熱唱する1日だけのロードムービーです。
なんではちこの父母は離婚したんでしょうね?
子役はちこちゃんが可愛かったです。
わたしは今の若い子とは言えない年齢ですが、E.T.見たことないです。映画好きですけど、見てないです。
もういっこなんかの映画を、あげて今の子は映画見ねーなってゆってたよね、なんやったかな?忘れました。
悪くない、楽しく見られましたが、一週間でいろいろ忘れる感じでした。
本編の前にタナダユキが監督したミノンのCMが全部流れたんですが、あのCMの大島優子と実家の母の喋る方言が、発音のおかしい関西弁でして、たいへんいだだけません。しっかり方言指導できひんなら実家も標準語にしときゃええのに。映画には関係ないですが…
ほんわかした感じ
ほんわかした感じの映画。
箱根を紹介するロードムービーって感じ。
セリフがわざとらしくて、まあ日常会話ではないのが少しあれかな。あと「おっさん」ていう呼び方が最後まで「おっさん」だったのもあれかな。
行動しない後悔よりも行動しての後悔
冒頭にて、主人公である鉢子は、寝ぼけ眼の彼氏に哀願される。
「一万円貸して…五千円……千円でいい。」
そんな彼氏に鉢子は、そっと二千円を枕元に置いて仕事へと出掛ける。
彼女は自分で自分の長所も短所も知っているのだと思う。
仕事はテキパキとこなし、外面も悪くない。完璧とまではいかないが、周りからも頼りにされ信頼も厚い。
だけどそれは無理矢理に作り上げた裏の顔で、本当の自分自身では無い事を。
本当の自分の姿は同僚の久保ちゃんや、ふとしたきっかけで知り合い一緒に行動する事になる桜庭との、何気ない会話等で発揮される、嫌味で生意気な女で有るのを自覚しているのだと思える。
そしてもう一つ、嫌な事を嫌!…とは言えず案外と周りの人間に流され易いのも同時に。
だからこそ鉢子は冒頭彼氏に二千円を渡してしまうし。桜庭に強引に引っ張られ、映画終盤には「あたし何でおっさんとこんなところに…」と、もうどうにでもなれ状態にまで行ってしまう。
おそらく彼女は心のどこかで"変化"を求めていたのかも知れない。
その心の隙間を桜庭は土足で踏み込んで来たのだが…。
桜庭は桜庭で、自分自身のちゃらんぽらんな性格を自覚している。寧ろそれを武器にして世間を渡り歩いて来たのが分かる。
そんな男が人生に於ける一代チャンスに敗れ去り、破れかぶれで乗ったのがロマンスカーだったのだろう。
だからこそ鉢子が破り捨てた母親からの手紙に、自分自身を投影したのだと思う。
そんな二人だからこそ、口喧嘩をしながらも一日を過ごして行く内に、お互いがお互いの心の、ほんの小さな隙間を埋めあったのかも知れない。
劇的に自分自身に変化が起こった訳ではない。
でもほんの少しだけ心に余裕の様なモノが生まれたのだろう。
だから鉢子は、最後に満面の笑顔を見せたのだと思う。
その素敵な笑顔と共に、台詞や二人が行動する範囲には、映画ファンの心をチクチクと刺激して来る仕掛けが。
決して傑作って作品では無いですが、心をちょっとだけ温かくさせてくれる佳作だと思います。
(2015年9月2日/ヒューマントラストシネマ渋谷/スクリーン2)
後でDVDにしようと迷ったけど観といてよかった
「百万円と苦虫女」は観てないけどなんとなく監督の作ろうとしてる空気感はわかりました。
この監督はこうゆう風なんだなと。
今、演技に定評がある大島優子が主演ということで昨今のドラマでも好演が覚えに新しいこともあり映画館で鑑賞。
それに大倉孝二が付いて来る(失礼かもしれませんが)という映画かなと予想してました。
あと窪田正孝が出てるので。←ほんとちょい役でした。あれでいくらギャラもらえるんだろうと想像したり。
あとよく利用する小田急線が舞台だったので。
ロマンスというだけに小田急のロマンスカー車内で撮影。
(大島)優子演じる北條鉢子がアテンダントの制服に着替えて出て来る(スカーフはできない同僚よりも鉢子の方が大きかったな。そんな差別しなくても。。)
が、しばらく彼女に制服を着させ続けるがそれは映画の冒頭でほぼ終わり。
メインは謎の映画プロデューサー桜庭(大倉孝二)とのかけ合いかな(笑)。
むしろそのやりとりが思いのほか大倉のアドリブか?というくらい大倉のセリフの持って行き方は
観ていて退屈はしなかった。それをしっかりツッコミながら受け返す優子。
今更になって母親からの手紙がポストに入っていて、そんな時桜庭が万引きをしたのがきっかけで
近づき、破り捨てた手紙を桜庭が拾って二人は母親探しをすることになるのだが、
デートのようないや違う。子持ちの親(桜庭)と鉢子の奇妙な旅が続く。
桜庭が最後鉢子にあげたストラップは、鉢子の母親が必死に探したって言っていたストラップの伏線だったのね。
納得。
いい感じに終わらせてくれました。
最後お母さんに会えたの??って気になるところで終わってしまいました。
いいんじゃないいいんじゃないそれでも。
意外にも心に響くセリフとかあったりして心が洗われました。
エンドロールの主題歌「ロマンス」も映画のイメージにマッチして聴きやすかったです。
笑えるしほんのり温かい気持ちになれます
物語全般を通じて急な展開や盛り上がりこそありませんが、
大倉さん扮する桜庭のトークの間の絶妙で面白い!
その桜庭に冷静に対応しながらつっこむ大島さん扮する鉢子とのやり取りがテンポもよく終始クスクス笑えて好きでした。
個人的には二人の車中でのやり取りのシーンが好きで、鉢子のイラッとしたのを隠そうとしない感じや話に興味なさげな表情や仕草がうまくてずっと楽しく観れました!
桜庭が道に迷ってからの二人の会話はまさに夫婦漫才(笑)
大島さんの演技も自然でよかったです。
後半のいい日旅立ちを二人で大声で歌うシーンは、鉢子が心を開いた感じがすごく出てて好きでした。
あと、後輩アテンダントの久保ちゃんがいい味出してて、
できる先輩鉢子と失敗ばかりの後輩久保ちゃんの関係もコミカルでよかったです!
久保ちゃんの登場シーンは常に笑ってしまってた自分がいました(笑)
ロマンスカーに乗って車内販売でコーヒーやお弁当を買い、
箱根で温泉卵やおそば食べて足湯して、そしてサイクリングもしたくなる、そして小旅行気分も味わえるそんな作品でした!
「鉢子」という名前が珍しかったので、その名前の由来とかも知りたかったなぁ(笑
心が温かくなるロードムービー
大島優子主演の箱根を舞台にしたロードムービーです。ロマンスカーのアテンダントの大島優子が映画プロデューサーの大倉孝二と偶然出会って母親探しをする話です。二人の奇妙な旅と母親との回想だけで何か特別な事件が起こるわけでもありませんが、二人の思いが徐々に明らかになり、問題に対して前向きに取り組もうとするストーリーで、観終わって何か温かい気持ちになりました。
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