「日本の映画産業が忘れているもの」ロマンス ひつじはねたさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の映画産業が忘れているもの
一時ブームでもあったミニシアター系。
微笑ましかったり、切なかったり。
のんびりほっこり観れる映画です。
これが現代の日本映画なんだよなー
と、しみじみと安心して観れました。
演出や撮影においても派手なことや変わったことは一切せずホントにちょうど良い具合でした。
そして、
今回主演の大島優子はAKB卒業後の出演映画では初主演とのことです。ミニシアターが初主演ってなかなかハードル高いなーと思っていましたが、そこそこ頑張っていたと感じました。とはいっても、辛口ですが女優としてはまだまだだなと。下手とまでは言いませんが、決して上手くはなかったです。ただ目指しているところは十分伝わって来ましたし、女優として全然やっていけると思うので是非このまま演技力を磨いていってほしいですね。
しかし、
ここ数年こういったミニシアター系がすたれてしまってホントに残念です。マンガやアニメの実写化とかドラマの映画化といったいわゆる商業映画ばっかりで、日本映画はどこに行ってしまったのかなーとひしひしと感じます。ミニシアター系も一種の産業にしてしまえば儲かると思うんですけどねー。ダメなんですかね?でもそうしてしまえばミニシアターではなくなってしまうのか…。
ま、どうにしてもこういう作品はどんどん作っていってもらいたいですね。
ちなみに、
展開に少し難があったり(結果的にありかなと思えたんですが)大島優子に対する演出が甘かったように感じました。
とゆーことで、−1.5ですね。
あ、でも大島優子はやっぱり可愛いから+0.5です!
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