「Work and love, love and work. 大人向けのファンタジー」マイ・インターン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Work and love, love and work. 大人向けのファンタジー
平日だけどAmazonプライムでのレンタル期間切れるから2日間かけて半分ずつ観よう・・・っと思って見始めたら面白くって最後まで観てしまいました!こういうハートウォーミングな作品って大事ですよね。大きな盛り上がりなくっても観た後にほっこりできるというか。
何と言ってもロバート・デ・ニーロ扮するベンでしょう。何だか偏屈な人の役が多い気がするデ・ニーロさんですが、本作では完璧な紳士でした。若者に押し付けがましくなく、新しい事にチャレンジできる精神を持った素敵なお爺ちゃん。実際にはなかなかいないですよね~、こんな70歳。
アン・ハサウェイ演じるジュールズも良かったですね。仕事がバリバリできる女社長!カッコいい!!梱包が雑な社員にも怒鳴り散らさず、しっかりと教えて面倒見る。実際にはなかなかいないですよね~、こんな人間ができた社長。でも家庭では夫とスレ違い辛くって泣いてしまう事も。浮気する夫は実際にいそうだわ!
そんなファンタジーな二人がだんだんと距離が縮まっていって年齢を超えた友人になる、何とも心暖まる話じゃないですか。確かに都合のいいように話が進みますが・・・でも、いいんです。映画なんですから。映画観ている間ぐらい現実を忘れて夢を観ていたいですよね!
ジュールズが母親に間違ってメール送ってしまった時のパニックぶりも面白かったですし、ベンが若手社員引き連れて母親の家に忍び込むシーンは最高でした。ストーリーが重くならないように良い具合に面白いエピソード挟み込んで来るんですよね。ナンシー・マイヤーズ監督映画作り上手いわ!!
ジュールズがベッドの上で夫の浮気話をしていたら感極まってしまうシーンはアン・ハサウェイって演技スゴいなぁっと思いました。釣られてこちらまでグッと来てしまいます。しかし、お墓の事まで想像するとは。でも、しっかりと解決してくれるベン。ホント頼りになる~。
どんなに時代が流れても、目新しい事がなくっても、いつの時代もこういったハートウォーミングな作品って需要があるもんです。人々の記憶にザクッと刻まれ、いつまでも名作として残る事はないかもしれませんが、観た後にまた明日も頑張ろうっという気持ちになれる佳作でした。
・・・という訳で今月はアン・ハサウェイの作品を色々観る「アン・ハサウェイ強化月間」を一人で勝手にやっていきたいと思います。次は何観ようかな🎵