「「行って、帰る」物語」マイ・インターン みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
「行って、帰る」物語
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何かで読んだ話。
「物語」は殆どが、「行って、帰る」ものである。
「幸せの青い鳥」を始め、
ロードムービー、アクション、アドベンチャー、ディザスターものの殆どが当てはまるだろう。
なぜなら、多くが「家族のもとに帰る」ことを最終目標になっているから。
で本作。
主人公ジュールスの物語は「CEOを探す旅」
しかし、これは副次的なもので、本当は「家族を取り戻す旅」であることが途中で明らかになる。
一方、ベンの物語は「自分の居場所を探す旅」
「CEOを探す旅」は結局、「自分が最もふさわしい」と気づく。
「家族を取り戻す旅」は、夫は浮気を止めて自分の元に戻ってくる。
ベンの「自分の居場所を探す旅」は、長年勤めた場所(電話帳会社から、女性服通販サイトに変わったが)に自分の居場所を見つける。
どれも、「行って、帰る」物語になっている。
同じ場所に帰ってきたようでも、その「旅」は決して無駄じゃない。
一回り成長して、全く違う自分になって帰ってくる。
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