「私も彼女の下で働きたい」マイ・インターン ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
私も彼女の下で働きたい
ロバートデニーロとアンハサウェイの演技が素晴らしい。
公園で老人仲間と一緒に太極拳をやる主人公ベンが、定年後の生活に倦怠感を覚えて、心機一転、再就職する冒頭のシーンは、日本人だけでなくアメリカ人も結局退職後の生活は同じ状況なのかと変なところで感心してしまった。特に応募するために作成したビデオで主人公が語る自己紹介は、定年退職後に誰でも感じるであろう気持ちをよく表していた。
ベンはシニアインターン枠で就職した会社で、特にやるべき仕事はないのだが、積極的に仕事をする姿勢は周りからも一目を置かれるようになるが、特に社長のジュールズが一番必要とする存在となっていく。ベンのほうも彼女の働き方を見ていくうちに、公私にわたって応援したくなっていき、その過程が自然でほのぼのとした雰囲気を感じた。
最後も太極拳のシーンで終わるが、冒頭でやっている時のベンの表情と違い、生き生きしているように感じさせる構成もよかった。
全体的に服装やセットの完成度が素晴らしく、それだけでも観る価値のあるファッショナブルな映画だ。ワンフロアーで解放的なオフィス、時間の節約のためオフィス内で自転車に乗って移動するジュールズと彼女のファッション、本当の従業員のような自然な動きをするエキストラ等、印象的なシーンは枚挙にいとまがない。
※印象に残ったセリフ
(彼女がCEOを受け入れるか迷った時にベンが言った)
君が作り上げた宝物を他の誰かに渡してほしくない。
< ベンの自己紹介ビデオでのセリフ>
貯まったマイレージで海外旅行
だがどこへ行っても帰ったとたん
虚しさを覚える
振り払うには動き続けること
どこでもいい 家を出よう
雨でも7時15分にスタバへ
社会の一部になった気がする(コーヒーを飲みながら新聞を読んでいる、コーヒーと一緒に食べ物が置いてある、相席してよいかとサラリーマン風の二人が来て座る)
その後の過ごし方は
ゴルフ 読書 映画 トランプ ヨガ 料理教室 園芸 中国語レッスン
ジョニーさん、こんばんは🌃
初めまして、ホビットです😊
共感をありがとうございます(^^)
ここで働きたいと思いますよね!同感です✨✨
私もベンの言葉に共感をしてしまった1人です。
子供が小さな頃は家におりまして。あの頃は何となく、社会から置いていかれたような気がしていました。
『〜振り払うには動き続けること
どこでもいい 家を出よう
〜社会の一部になった気がする』
この辺、すごく刺さりました。
今ではベンの様に働き続けたい、と思っています。
どうかお見知り置きをm(__)m