「ダイバーシティとは何か。」マイ・インターン 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
ダイバーシティとは何か。
ファッションサイトの若きCEOジュールズの下にやってきた70歳のインターン・ベン。人生の先輩のベンの助言を得ながら、ジュールズは人生の試練に立ち向かっていくと言う話。
テーマ的に女性向きの映画かと思いますが、実際にはそうでもないです。確かに、若い女性CEOが社会の偏見を受けるという描写は多少あり、「もっと女性が活躍出来る世界を!」と言う側面は否定できません。ですが、この作品の本質はそこではないですね。むしろ、ベンの様なシニアの知恵と経験を活かすと言う事の方に重点があると私には思えました。女性とシニア・・・正にダイバーシティ。この作品の本質は、ダイバーシティにあると思います。
ベンを演じるロバート・デ・ニーロが良いです!貫禄の演技ですね。しかも貫禄というよりも、可愛らしさを感じさせるチャーミングな演技。流石です。
面白いのが、ジュールズの会社にマッサージ師が居ること。西海岸のIT系企業にはよく聞く話ですが、NYCにもそう言う制度を持ってきたということですねぇ。と言う事は、ランチなどの食事はどうなんでしょうね?
会社も人生も危機に見舞われますが・・・、まぁ、そう来るよね。中々、面白かったです。なんかホッとする作品でした。
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