ブラック・スキャンダルのレビュー・感想・評価
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ミスキャスト?
なかなかに興味深いが、思ったよりちんまりしててカタルシスに欠ける感じ…
しかし、ジョニー・デップはいくら髪の毛を抜いてみたってハンサム過ぎて、ジョエル・エドガートンのような人間味のあるリアリティーに欠ける。いくら熱演しても、あんな暴力性たっぷりの犯罪を犯しそうに見えないんだよね。
それはやっぱりミスキャストじゃぁないだろうか…
ジョニーデップ怖っ
兄貴と幼馴染みがやりたい放題やって勝手に捕まる話。
弟ほぼ傍観者。
仰天ニュースやアンビリバボーとかで扱いそうな話だけに、どんなカラクリがあってどんな風に堕ちていくのか期待しすぎて物足りなさを感じた。
でもジョニーデップは本当に恐ろしかった。
恐ろしい実話
最近、実話に基づく映画が多いです…
ジョニーデップがひたすら怖い映画でした。
根からの犯罪者なのでしょう。
捕まったのが2011年と言うから驚きです。
どのように生きていたのかも、ストーリーに加わったらもっと面白かったかも。
黒い奴ほど表は白い
『パイレーツ・オブ・カリビアン』で大ブレイクして以来、
エキセントリックな風貌と演技ばかりが注目されるように
なっちゃった感のあるジョニデ。個人的には
本作のようなフツー(?)の路線の方が良いと思っている。
今回彼が演じたのは、FBI最重要指名手配犯リストにも載った
南ボストンの犯罪王ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー。
生っ白(ちろ)い肌、撫で付けた薄い金髪、灰青色の瞳、
不揃いな歯並び。常に着ている黒い革ジャンの
せいもあってか、不気味に青白く見える男。
ホワイティ(=白んぼ)というけど性格はドス黒い。
彼は、自分を裏切る人間を1人の例外もなく殺す。
で、裏切る可能性のある人間も躊躇なく殺す。
おまけに、人殺しに何の罪悪感も感じていない。
相手と世間話で楽しげに談笑していたかと思いきや、次の瞬間
にはその相手の後頭部を眉一つ動かさずに撃ち抜いている。
敵も味方も赤の他人も、その時の気分次第で殺して
しまいそうな緊張感が、彼には常に漂っている。
『秘密のレシピ』のシーンは冷や汗ものだし、
コノリー夫人とのシーンなんて、蛇の舌で顔中
舐められているような悪寒を感じるシーンだった。
だが彼は、血の絆を大事にする心だけは人一倍。
裏切られることが無い唯一の存在だと感じていたのだろうか。
息子や母親の件がもとで彼の暴走に拍車がかかった事を
匂わせる作りになっている点が、わずかに物悲しい。
最後、弟との電話での会話も、冷血無比の怪物では無く、
弟の身を案じ、別れを惜しむ、優しい兄の言葉に聴こえた。
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ある意味でバルジャー以上に腐っていたのがFBIのコノリー。
「勝つ為には多少の不正は致し方無い、要は周りに
バレなきゃOK!」的な、薄っぺらい倫理観の持ち主。
僕には彼が『生まれ故郷の治安を良くする為』よりも
己のヒーロー願望を満たしたいだけに思えてならなかった。
金と名声を手にして助長しきった彼が、正義感溢れる
検事(てかあれがフツーだけどね)の登場で狼狽
しまくる様子は不様だし、憐みの言葉すら湧かない。
というわけで、
前評判通りジョニデの演技は見事だったし、
その他主要キャストも脇のキャストも良い演技でした。
(新鋭ダコタ・ジョンソンは中途半端な演技だったが)
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だけど、
僕の総合的な判定としてはまあまあの3.0判定。
一番の不満点は、その淡白すぎる語り口だ。
起こった出来事を分かり易くまとめてはいるけれど、
語り口が淡々としているので眠くなってしまう。
ジェームズの妻や息子のその後について詳細が無かったり、
母の死による喪失感が今ひとつ伝わらなかったり、
ところどころの演出に抑制が利き過ぎているせいで、
感情的な緩急を感じづらかったのかもしれない。
バルジャー一味とFBI の癒着を示す描写もイマイチ。
バルジャーに翻弄されるFBI――というよりは、
コノリー独りがドタバタしてただけのような印象で、
コトの重大さの割にはこじんまりした話に思えてしまった。
バルジャー兄弟&コノリーの幼い頃からの
結び付きについてもさらりと触れられる程度。
なのでコノリーがジェームズを英雄視する気持ちや、
コノリーとビリーの関係性も薄味に感じられる。
デップ/エドガートン/カンバーバッチという実力派
3人のアンサンブルを楽しみにしていた事もあり、
カンバーバッチの存在感が薄い点でバランスが悪い
とも感じたかな。
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以上。全体的な印象として、
政界 × FBI × マフィアの癒着という刺激的な内容にも関わらず
ジョニデ演じるジェームズが放つ緊張感以外には
スクリーンに引き付けられる要素が少なかったかと。
にしても、こんなインパクトある
ゴツゴツ顔面の方々ばかり、よう集めたね……。.
ブラックというかブロックみたいやね(←謝れ)。
<2016.01.30鑑賞>
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余談:
原題『Black Mass』は直訳すると『黒い群集』
あるいは『黒いミサ(カトリック式の礼拝)』。
事件に絡んでた全員を指すなら前者?
“ホワイティ”にへつらう様子を指すなら後者?
うーむ、どっちの意味なんだろ。
登場人物はエゴイストばかり
ジョニデが薄毛にして臨んだ作品。生い立ちに特に同情や共感の余地もない実在の凶悪犯と、カンバーバッチ演じる弟の政治家、幼なじみのFBI捜査官、どれも一言で言えばエゴイストで、幼なじみの間に友情はあるのかというと、あるのは友情ではない。彼らにはエゴしか感じない。
でも映画としては面白い。主人公バルジャー達とFBI、バルジャー達の仲間内、FBI内部、どこもエゴだらけで駆け引きだらけ。中だるみなく観られます。
みんな黒い
個人的にジョニーデップよりジョエルエドガードンの方が印象は強かった、特にラストの表情なんかは良かったなあ…
ストーリーも、確かに展開が激しい訳ではないけど、それで十分。淡々としてるからこそブラックな雰囲気が強まってたと思う
盛り上がりがいまいち・・・
FBIとギャングのつながり。欧米(特に、アメリカ&イタリア)の映画では良くみるシナリオ。実在の話なので芝居じみた出来事が起こらず、淡々と進む印象。複雑な関係というより幼馴染のつながりから逃れられずに大人にまでその関係を持ち込み最後に破滅を迎える。
個人的には何か一波乱もしくはアイデアが欲しかった。フィクションクライムの方が好みかも知れない。
ジョニーは
いつだってヒーロー役も二枚目役も演じない。
徹底的に拘る奇抜ってあったり、不思議キャラであったり、とにかくクレイジー役を演じてこそジョニー・デップ!
いつまでもジョニーらしさを追求して欲しいものです(^^)/
絆は立場を越えて
大人になっても、絆は変わらない。
ただ、違うのは他の絆を無視していること。
ジョニーデップの演技は素晴らしかった。
特に、暴力なしに相手に恐怖を抱かせる話術。
ストーリーは面白いけど、ちょっと期待し過ぎたかな?
口が悪いジョニー・デップ
「ブラック・スキャンダル」字幕版で鑑賞。
ジョニー・デップの映画は「チャーリー・モルデカイ」を観てから鑑賞してないので、前から気になっていたこの映画を公開初日ではないですが、観に行きました。
個人的に最近のジョニー・デップの映画は正直に言って面白くないんです。
「トランセンデンス」「イントゥザウッズ」「チャーリー・モルデカイ」どれも面白くはなかったので、今作もあまり期待しないで観ましたけど、やっぱり面白くなかったですね~(^^;
でも、めちゃくちゃ面白くはなかった訳ではないんです。
序盤のジョニー・デップは思わず笑ってしまいましたw
理由は口が悪いところw 手下に注意をするシーンは思わず笑ってしまいましたw 腐った指ってww
あと、裏切り者は容赦なく射殺する!どんな小さいことでも疑い、そして亡き者にするジョニー・デップの迫力がたまらなかったです。
あと、シャーロックでお馴染みのベネディクト・カンバーパッチ。今作は、あまり目立ちませんでしたね。。もう少し活躍してほしかったかな?
予告編で衝撃な結末!と謳ってましたけど、全然衝撃ではく、想像通りでしたw
総合的にまとめると、面白くはなかったです。
テーマが汚職事件で、しかも実話なのは驚きでしたが、個人的にはつまらなかった。。
残念!
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