ブラック・スキャンダルのレビュー・感想・評価
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なんて怖ろしい実話、怖ろしい人間
ジョニーデップの演技がとんでもなく素晴らしい故に、スクリーンを越えて、映画を越えて本物の"ホワイティ"の恐ろしさが伝わってきた。
もし自分がその時に生きていて、"ホワイティ"に関わることがあったのならウインターヒルの秘密を知るだけの肝っ玉はなかっただろう。怖ろしすぎる。"ホワイティ"本人より禿げてしまうだろうきっと。
極悪人
全く予備知識もなく観た映画。
ジョニーデップとはわからなかったたし、最後のエンドロールにまさかのノンフィクション。
ジミーに対しては一コマも共感できない、生まれからにしての凶悪犯罪者。
なのに議員の兄や母に接する距離が近くて、今まで10年は刑務所に入ったが、やりたい放題できて最後も逃亡できるほどのラッキーな人。
ステーキを食べるシーンでのジミーの発言には震えるほど恐怖を感じた。
仲間を裏切られることを嫌いせっせとFBIにお金を渡している小さな所もあったが、人と思わない残虐性は最悪です。
こういう事件があったこと、と知るには良い映画です。
FBIのジョエルエドガートンは林修先生に終始似てるなぁどちらですか思った
エンドロールまで主演がジョニー・デップだとは思わなかった
なんとなく予告をみて面白そうだなーと思って観に行ったので、まさかあの渋い主演がジョニー・デップだとは気づきませんでした。
主人公の「さっきまでは仲間でも、裏切ったら速攻切る」という姿勢は一貫していて、むしろ揺らぐ正義よりも共感してしまうのですが、実際殺し以外にどれくらいの悪事を働いていたのか、もう少し描写が欲しかった。
神経質そうにみえて、案外証拠の残る犯罪が多かったのと、家族を失ったこと精神的ショックが凶悪犯罪へ突き進むきっかけになったりした点がなかなかに人間らしい。
犯罪映画としては、緻密さや華麗さはないけれど、泥臭く人間らしい、いい作品だと思います。
必要悪などない泥沼
緊張感のある娯楽。などではないのでご用心。小賢しい一人の小物が糸を手繰り寄せて編んでみようとした結果に訪れる奈落。気持ち良くはないが、役者のヒリヒリした演技と共に、人の中に潜む闇をジットリと観させて頂きました。良作です。
悪い人
ジョニー・デップがマフィア。
似合わないのではと心配したが、そんなことはなく、ハマっている。
一番損したのはカンバーバッチ演じる弟のように思える。
描かれていないだけで甘い汁を啜っていたのかもしれないが。
ジミー役は個人的には好きにはなれなかった。
胡散臭いという意味では合っていたのかも。
派手なドンパチは無いけれど、マフィア映画好きなら楽しめるのではないかと思う。
レビューは当てにならない
レビューもあまりよくないからまた、昨年のチャーリーモルデカイみたいに騙された!ってなると思って後回しにしてました。
明るい映画が好きな人は見なければいい。実話だし演技がさすが!の配役で満足です
地味な映画かな…
CMを見て映画館に観に行ったのだが、CMで得た印象とは違った内容の映画だった。
坦々と映画が進んでいき、盛り上がりがなかった。
お金を出して観る映画ではなかった。
感動もなく、驚きもなく…
ジョニー・デップが怖い。
ギャングとFBIと政治家が組んだらやりたい放題、というのとは少し違う感じであった。
スコット・クーパー監督のいままでの作品から考えると、特に「ファーナス 訣別の朝」からすると、もっと濃密な人間ドラマになるかと思っていた。
実話なので、その事実に則した部分が勝ってしまったようだ。
FBIのジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)からジミー・バルジャー(ジョニー・デップ)から近づいていき、窮地に立たされても自分ではどうしようもできないという、見ようによっては、ジョンが愚者に見えてしまう。
それに対して、ジミーの底知れない怖さは際立っていた。僕が観たジョニー・デップのベストに近い出来であった。
ジョニー・デップとベネディクト・カンバーバッチが兄弟というのに、ずっと違和感が残った。
撮影がマサノブ・タカヤナギという人だったので、気になって調べると「THE GREY 凍える太陽」「世界にひとつのプレイブック」「ファーナス 訣別の朝」ときて本作。次が「スポットライト 世紀のスクープ」(トム・マッカーシー監督)であるから感じるものがある。近いうちにオスカーに手が届くかも。
栄枯盛衰
なぜ、コレが映画化されたのか…アメリカでは歴史的な事件であったのだろう。
犯罪王である主人公の履歴や、その周辺が語られていた。
そんなに興味深い題材なのだろうか…?
そんなこんなで、その人物の半生が描かれてる。
恐ろしい程、割り切った人物像だった。
漫画の中の悪ボスは、皆んなこの人物がお手本なのかと思うほど。
何より、その残酷さと家族への愛が同居してるのが、何より狂気じみていた。
そこだけ見たら、いい兄貴で貫禄のあるハゲたおっさんだ…。
そういう日常を、まるで衣服のように脱いだり羽織ったりできる性質が恐ろしい。
ただ、映画的には、この人物もしくはそういう方面に興味がない人だと、あまり面白くないかも。
FBIのスキャンダルは分からなくはないが…ほぼ口八丁で上司が丸め込まれてるので、主人公の実力行使の印象のが圧倒的に強かった。
期待しすぎた…
キャスティングも素敵だったし予告を観てかなり楽しみにしていた分、正直拍子抜け。
FBI史上最悪のスキャンダル……なるほど、という感想。
ただ、最後の最後で語られるジョン・コノリーの絆にはシビれました!
主演のジョニー・デップの役作りも良かったです。
許されざる大義
やくざな兄さん、議員の弟。そしてFBI の僕。絆と忠誠心で結ばれた僕たちなら、イタリアから来た巨悪も、やっつけちゃうぞぉ!。そして、小さな悪は、登録末梢。そんなファミリー愛で、犯罪を免責するのは、ゴッドなファーザーがいる、スクリーンだけにしたいものですね。毒をもって毒を制するつもりが、自家中毒にハマる姿は、武力紛争絶えぬ現代への皮肉ですか?。ジョニデならぬハゲデ?。いい味出てましたね。是非、ハゲデ顔で、シザーハンズの続編が、観たいものです。でも、彼らの絆を維持する目的で、血の粛清のターゲットにされるのは、辞退したいもの。誰の都合で造られた絆(大義)なのか、見極めが要る時代のようです。だって歪んだ大義が踏み潰すのは、ささやかな世界に暮らす私たち、普通の人々なのだから。
役作りはいいのだが。
こんなジョニー・デップならいいね。さすがって思う。妥協のない、冷徹さがにじみ出てる。
だけど、ボストン一の極悪というには、どうもこじんまりとしてる。だから、緊張感が物足りない。
コノリーの悪事を放置しすぎたFBIのだらしなさが際立つ。
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