「天才小学生リードは物質転送装置を発明するが誰にも評価されない。改良...」ファンタスティック・フォー よねさんの映画レビュー(感想・評価)
天才小学生リードは物質転送装置を発明するが誰にも評価されない。改良...
クリックして本文を読む
天才小学生リードは物質転送装置を発明するが誰にも評価されない。改良を重ねた7年後の発表会でその成果を知ったストーム博士は米国政府援助下の異次元への有人転送計画に彼を誘う。開発は順調に進むが、有人実験は政府が行うことを知ったリードは仲間達と無断で装置を起動し異次元惑星プラネット・ゼロへ到達するが彼らの肉体に変化が起こり・・・からの手足が伸びたり、体が透明になったり、火の玉になったり、岩石になったりした人達の活躍譚。
監督は『クロニクル』のジョシュ・トランク、主演が『セッション』のマイルズ・テラーなので、アナクロで荒唐無稽な設定が外せないこのリブートをどう料理するか注目していましたが、結果は散々。各キャラクターの掘り下げが殆どない為誰一人魅力的に見えず、レイティングを過度に意識したのかモブシーンに乏しく、異次元という壮大な舞台なのに妙にこじんまり。そもそも望まざる力を手に入れた者達の苦悩が殆ど描かれないので、壮絶に空虚。超能力者達の葛藤がテーマになっていた『クロニクル』の次としては非常に残念で壮絶な失敗作でした。
コメントする