キングスマンのレビュー・感想・評価
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理屈と感覚の矛盾
この映画の最大の魅力は、楽しい殺戮シーン、だろう。
理屈で考えれば反吐が出るほど気色悪いシーン。教会で味方が一般市民を次々に殺戮していくところなど、ひどい。
でも、なぜか笑ってしまうほど楽しくて爽快で、後味も悪くない。はっはっはw! もっとやれ!w そんな感じ。
理屈と感覚が大きく矛盾していて、その理由がよく分からない。
最後に敵側の組織が次々に爆死するシーンも、普通の感覚の人間ならそのひどさに吐いてもいいくらいなのに、味方側はにこやかに笑って、「正義は勝つ!」みたいな終わりかた。
この映画は面白い。ばつぐんに面白い。面白いけど、面白く観れてしまうことが怖い。
裏のテーマに「差別」があるのも不気味だ。
差別を肯定しているようだったり、否定しているようだったり、容易には映画の真の狙いが読み解けない。
一見、「差別なんて何も関係ねー! 俺たちに思想の主張なんてねー! 単に現実世界のモラルのタブーを破りまくった爽快感だけを追求したんだ!」という映画のようにも見える。
でも、この映画の殺戮シーンの爽快さはたぶん、「気にくわないやつ、嫌いなやつ、気持ち悪いやつ、いい気になってるやつ、裕福なやつはみんなぶっ殺されろ!」という願望を表したもののように見えてしまう。
気のせいって言われそうだけど、やっぱりもやもやするところ。
茶化しちゃいるけど温故知新。2010年代の純英国式スパイアクション。
『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマシュー・ボーン監督最新作。
イギリスの高級仕立て屋の地下深くに本拠地を置く諜報機関“キングスマン”。
その凄腕スパイと、彼にスカウトされた下町育ちの青年が世界的な陰謀に挑むアクション大作。
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クールでスピーディなアクション満載の本作だが、
なんつってもコリン・ファース演じる最強英国紳士ハリー・ハート がカッコ良すぎ!
言葉遣いも所作も絵に描いたようなジョンブルなのに、いざ戦闘となると鬼のように強い。
コウモリ傘をあんなにカッコ良く使いこなせるのは彼かジャッキー・チェンくらいのもんだろう。
いつもガチガチのマジメ面なので、怒ってるのか怒ってないのかイマイチ分かりづらいのが欠点か(笑)。
主人公である新人エグジー君もきちんと大活躍するのだが……ハート氏のインパクト強過ぎ。
とはいえ、エグジーが受けるスパイ訓練の数々はユニークだし、他の若手スパイとのやりとりは学園もののようで楽しい。
サミュエル・L・ジャクソン演じる大富豪も、恐ろしいけどなんか笑える。
悪ふざけの延長みたいなノリなんだよね、常に。というかジャクソンさん相変わらずハッチャケてんなあ。
その部下である斬殺義足ガールもカワイイ顔して強烈な敵キャラ。
元ネタはたぶん仕込み靴履いたドイツ人の婆さんだと思うんだけど、ああも変わるか。
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小洒落たトークをするダンディなスパイが一瞬で殺されちゃったり、
いかにもジョンブルなキングスマン達と下町の若者のギャップも著しく、
英国式スパイの“時代の遺物”感バリバリ。
飼い犬の名前がJB(ジェームズ・ボンド)じゃなくJB(ジャック・バウアー)だとか、
仇敵もザッツ・アメリカ感満点のファンキー黒人大富豪だったりとか、
イギリス人の思考が色々とアメリカナイズされてきちゃってるという皮肉なんだろかね。
とまあ、かつての『007』のような古風なスパイ映画を茶化しつつ、
そんなスパイ映画からの正統な流れとして本作があるとしっかり思わせる出来なのは面白いし、
最後は旧き良き「Manner Makes Man」の精神できっちり仕事を終えるあたりが作り手のイギリス愛なんだろう。
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という訳で、アクションもユーモアもてんこ盛りで面白かったのだが……
後半あたりからの展開がちょっと……。
個人的な好みというかヘンな部分で堅苦しくて申し訳ないのだけど、
自分はバイオレンス描写がポップな感じに演出されるのがあんまり好きじゃない人種。
(実は同じような理由で同監督の『キック・アス』も世間一般よりは評価低め)
あのカラフルな脳ミソ花火大会のシーンとか、教会でのコリン・ファース100人組手シーンとか、
「そう来たか、面白い」とは思いつつもそのえげつなさにやや引いてしまった。
あ、えげつなさと言えばあの王女様にもドン引き。ラストにあんなド下ネタぶっ込むってのはどーなんだ(苦笑)。
あと、愛着を持ち始めてたキャラがかなりムゴい形で退場するのも割とショックだったりする。
その紳士っぷりに惚れ惚れさせられるコリン・ファースにも、冷徹だが親しみ易い風貌のマイケル・ケインにも、
この映画の作り手はノー・マーシィ。どっぷり汚れた形で退場させてしまうんである。
『キック・アス』でも同じような流れがあったから、そういう流れが
きっと作り手の好みなのだろうが……自分の好みにはちょい合わず。
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以上。
個人的な好みに合わなかった部分もあるのだけど、満載のキレキレアクションや
愉快なキャラクターはものすごく楽しめたので間違いなく平均以上のアクション作。
観て損ナシの3.5判定で。
<2015.09.12鑑賞>
新人君よかった
映画館、レンタルで2回鑑賞。
新人の若い男優光っていた。
若い頃のデカプリオに似てた。
表情がいい。
途中目が点になったが、総合的にオシャレで設定がなかなか面白い。
悪役が魅力的。
映画の立場的には悪役だが、本人たちは自分の中での善を貫いてるから悪だと思ってないっていうのは好きな設定。
指南役の立ち位置、存在意義があまりわからなかった。もう少しヒューマンドラマあってもよかったな。
結局最悪な状態で死んだだけだったし。。
名誉の死でもなんでもなかった。
全体的にシュールで好きな空気感。
シンデレラストーリーも好きな設定だから、もっと新人君の個性や特技をピックアップしてもよかった。
ここがあるから、これができるっていう絶対的ななにか。
前任が死んでポストがちょうどよく空いてたから、とかまた選考やる手間が。。って理由で、選考に落ちた新人君が任命される、ってのはシンデレラストーリー的には不服。
続編楽しみ。
ハチャメチャスパイアクション
想像以上にぶっ飛んでた。
コリンファースの出番にエー。
サミュエルLジャクソンのキレた演技。
マイケルケインの展開に意表を着かれ、
マークハミルの面影の無さに驚く。
007に近い紳士なスパイを想像していたが、
ノリはちょっと上品なオースティンパワーズか。
マークストロングは当たり役だと思う。
準主役のはずの若手の面々が、ベテラン勢に押され気味な感じがしたのはしようがないか。
オマージュではなく、あくまで『ライバル』
シルバーウィーク真っ直中で、果たして席が空いているかとヒヤヒヤしていたが、なんとかゲット。前も相当埋まっていたから、CMの力は凄いのかもしれない。
頭がハナビってのはまぁ、趣味が悪いのだが、ナノ爆弾で吹っ飛ばすというのは、寺沢武一先生の『コブラ』でそんなシチュエーションがあったから、そんなに引くほどではない印象。それよりも、スカンジナビア(スウェーデン?w)の女王様のバッグドアを開けることを許可された方が、よっぽどお下劣だけどねw
アーサーというキングスマンの頭目の俳優が確かバッドマンビギンズのアルフレッド役をやっていた人だったので、その人が印象が強い。アルフレッドよりも悪いんだけどね。こういう悪役もやれるんだと感心した。
ヤングボーイのエグジー役の俳優が、眼鏡をするとまるでレオナルド・ディカプリオそっくりで面白かった。
題名だけど、『007』に代表されるスパイ映画に対してのオマージュではなく、あくまでも監督なりの挑戦状ではないかと思った。勿論、オタク側からなんだろうけどw
適当にイギリスの伝統をバカにしつつ、でもその古くさいしきたりや考えが一巡して、新鮮なのかもしれない。まぁ、スーツも中身が鍛えられていたら、そりゃプロポーションも綺麗だよなw
アクションも途切れなく、スピード感も半端なく、観ていて引き込まれる画の強さである。
イメージだけど、敵のサミュエルLジャクソンの用心棒の女性は、あれは自分で改造して足を切ったんだろうね(^^;)
町山クオリティは信用して良いと感じた映画だった。
ギャグ風007なのかと思ったら違った
観る前はね、最近のシャーロックホームズとか、そんな感じのをイメージしてたんですよ。
冒頭でキングスマン、ランスロットが真っ二つになったシーンで、「…ん?」となり、
教会シーンでガクッというか、ガーン!というか、ショックを受けました。
裏切られたとかそういう意味ではないです。
文字通り衝撃です。
殺戮シーン、個人的にはダメだったんですよ
。他の方は高評価なんですけど、嫌悪感があってしまって。
ただ自分はキルビル大好きだし、アンアンフィストだって大好きなんです。
なぜそう思うのか、いろいろ考えたんですが…
たぶん「非戦闘員」の虐殺だったから
だと思います。
戦いに来てるならともかくとして。オイオイ、それじゃゾンビみたいなもんかい、ゾンビにコリンファースやられちゃったんかい!(やられてないけど)
この映画母に捧げるんかい!
捧げんなよー!なんて思いました(笑)
まぁそこ以外はとっても好きでした。
訓練シーンも、犬かわいすぎた。
パグのJBには、アイフルのくぅちゃん以上の目力があると確信しました。
また主人公の俳優さんもヤンキーから紳士になってゆく過程がとても自然で好演でさした。
彼が出る映画、また見たいなぁ。
秘密道具も、ギミックが非常にワクワクするコンセプトで子供心をくすぐります。
でもやっぱり、
この監督の持ち味はこの虐殺シーンなんですよね…
そう考えると、次の作品が出た時、私は見れるのかどうか。
久しぶりに、悩ましい作品に出会ったと感じました。
スパイグッズ欲しいね
ノーチェックだったのだが良い評判を聞いて劇場へ。
キングスマン、というぐらいなので英国風テイストたっぷり、かと思いきやさにあらず。(コリン・ファースとマイケル・ケインの佇まいは見事なものですが)
キックアスの監督と言われたらなるほどと納得。英国スパイ映画へのオマージュとパロディが渾然一体となった感じとでもいうか。そういう描き方がこの監督のスタイルなのかなーと。
メンバーになるための訓練シーンや魅力的なガジェットなどワクワク要素もたっぷり。そしてやり過ぎなくらいのバイオレンスシーン!
しかしコリン・ファースの退場の仕方はちょっと…。(ケインも…)ボルテージが下がってラストでも上がり切らぬ…。カタルシスが不足ですねえ。
しかし見せ所は多く新風的スパイ映画としてはよく出来ていたと思います。
コリン・ファースは主役じゃありません!
ロンドンの高級スーツ店「キングスマン」は、実はスパイ組織。
素敵なスーツを着こなすハリー(コリン・ファース)もその一人なんです。そんなハリーがギャングスタな少年エジー(タロン・エガートン)をスカウトすることから始まる、スパイアクションコメディ。
ただ一つ。残念なお知らせがあります。
ほぼ全てのポスターが、コリン・ファースをフューチャーしていますし、色んなサイトの解説文も「主演のコリンが」と書いてあります。
いや、主役はあくまでエジーですから(笑)!
このエジーが、スパイとして成長していくのが主軸かと思われます。
そう、このキングスマンのスパイになるには、厳しいテストをパスする必要があるんです。
そのテストの過程で、スパイ予備軍は犬を飼わなくてはいけません。この犬が、最終試験に関わってくる。それがえげつないの!
スーツもスパイの小道具も音楽もお洒落でスタイリッシュですが、ちょいちょいえげつないんです。毒を含んでいます。イギリス映画だから。ミッション:インポシブルみたいにはいきません。
アクションシーンも同じくです。腕が切断されるシーンに漂う、意味不明なお洒落感。あれ?この感じ何かに似てる!と思って監督を確認したところ、マシュー・ヴォ―ン!
ええ、今ファンの方たちが、身を乗り出したのを感じましたよ(笑)
そう!"キック・アス"の監督さんです。
これは観ないといけないやつですよ!
タイトルなし(ネタバレ)
コリンファースはスマートでかっこいいし、いわゆるスパイモノかと思ったら、後半は人の頭部が爆発しすぎてやや疲れた…
教会のシーンや人が殺し合うシーンは、どこか現実的で怖さを感じた。
なんと悪趣味な
コリンファースが出ているなら面白いだろうと見て、実際コリンファースのアクションシーンは良かった。
スパイの父親が仲間を守って殉職後、グレる他に生きる術なく道を踏み外した息子エグシーが、DVに遭う母親を救うためにコリンファースを追ってスパイになる。
ここまでは良いのだが。
コリンファースの持つ苦い経験も糧にしての上品な手際の良さが、イギリスから見たアメリカ丸出しな男、サミュエルLジャクソン扮する男の、SIMフリー電波ジャックで攻撃神経を刺激し人々が自ら殺し合いするようにするサイテー計画により、ものすごく下品な無差別殺人化してしまう。その末に殺されてしまう。
敵討ちも兼ねて、本来はスパイ考査落第なはずだったエグシーが、サイテー計画を止めるため奮闘するのだが、、大気圏まで風船おじさんスタイルの気球付きイスで飛ばされてミサイル発射する高所恐怖症の同期の女の子。。サミュエル計画に乗って、首にチップを埋め込み、電波ジャックの影響を受けないようにするも、むしろそのチップで一斉に頭を吹っ飛ばすスイッチ起動される、富裕層達。。
はちゃめちゃな脚本はコメディにできたら良いものの、曲に合わせて頭が花火のように吹っ飛ぶ映像は本当に笑えない。
温暖化にいくら取り組み、寄付しようと地球の熱はその元凶ウイルス的存在である、人間がいる限り下がらない。
というのは確かにそうだが、、
上記ならば人間を間引くしかない。と人間に電波を介して設定を操り、保存される種となる人間を選ぶ、、って今言われているコロナの裏設定そのものだった。
楽しさと悪趣味さ
傘や靴、指輪といった武器や、アクションシーンのカメラワークも好みだったので最初は好きだったものの、人を殺すシーンが悪趣味すぎるように感じました。
英国紳士をあそこまでおしておきながら、殺し方が下品すぎる。悪役でもない一般人が死ぬ協会のシーンはなかなかきつかったです。しかも長い。
威風堂々が流れるシーンでは笑いというより失笑でした。
設定やキャスト、大筋は好みだったので星3にしましたがもう見たくない映画です。
だいぶ人を選ぶ映画だと思ったのですが、評価を見るとほとんどの方が高評価をつけておられるので意外でした。
アクションシーンのカメラワークが良い
1アクションシーンのカメラワーク
2主要人物の中盤での死の意外性。
3世界を救う任務だがそれなりに一般人に犠牲者が出てる点。
5衛星破壊からの脱出→敵が他の衛星使用→もっかい行ってこいの流れ。
6敵役が魅力的。
が楽しめた要因でした。
宣伝がいけない
チラシや予告を見てものすごく楽しみにしていた。
重厚なアクションものではないけどアクションはかっこいいしスカッとするし、スーツ姿かっこいいし、脇役もみんないい味出してるしで、好きな人からすれば面白い映画だと思う。
でもハリーの死がショックすぎてなんだか立ち直れない。
しょっぱなのランスロットもかっこよかった。でもすぐに死んでしまったので感情移入する間もなかったからまあいい。
ハリーはものすごくかっこよくて、アクションもスタイリッシュで、クライマックスでの活躍も観れると思っていったのにそれがなかったのが、無念でしょうがない。
劇場が明るくなるまで、実は生きてた、教会のシーンはアーサーの裏切りを知ってての映像かなんかなんだよ、って展開を願っていたのに。
ポスターやらチラシやらの宣伝でコリン・ファースが主演ってのを出しまくってるからそれがショックで素直に面白いと言えなかった………コリンを観に行ったのに………最初から脇役って扱いだったらもっと面白く観れたのかな………
続きよりもランスロットとの全盛期時代を観たいと思ってしまいました。主役コリンに期待して行くとショック受けるよ、と言いたいけど、ネタバレになるので言えないジレンマ。
確かに面白いが中途半端
テッド並みの下品なゲラゲラ笑える笑いもある。
キックアス1並みののスカッとする殺戮シーンもある。
ガーディアンズオブギャラクシー並みの「カッケー!!」というシーンもある
ボンドっぽいところや
スパイ大作戦らしい懐かしい感じも
さらに大好きなUKのファッションが沢山出てきて、「今月のポパイと相まっていいねー!やっぱかっこいいね!ダブルのスーツは!オックスフォードは!」なんて見てると
ラストまでのテンポ感は素晴らしいし、最後はイエーイ!と拳を突き上げたくもなる。
がしかし
なんだろうか
違和感
B級の違和感
そのくせ、英国王のスピーチのような雰囲気を時たま漂わせたり
シリアスだったり
物語は一応きちんと作ってみようと試みていたり。
以下批判
階級制度を扱っている前半
よくわからないが、勲章、なんでガキに渡すんだ?
それで電話してはい、犯罪解決!っておかしーだろ!
その後、なぜその少年をキングスマンに選ぼうとしたかの流れも描かれない。
本来
親父を自分がスカウトして殺しちゃって責任感じてたら、普通スカウトしなくないか?あいつは馬鹿か。
キングスマン入試のシーン
本当に死ぬならまだしも、そういったシリアス感じ出しながら本当は死んだりしていない。保険のかけられた試験。生ぬるい感じが気にくわない。
そしてオックスフォード大やケンブリッジのヨット部階級上位のやつらが、どんな悲惨な形で落ちていくか見たかったが、スルスルと落ちていくだけ。
なぜあの女と主人公が受かっていくのかがほとんど描かれず。ゆえに感情移入はできない。
主人公が最終試験で落ちたあとに、タクシーで帰るがそれも意味不明
その間間に繰り広げられるサミュエルLジャクソン扮する悪役の展開がなされるが
いったい、彼は何のために、どういう意味合いで殺したいのか不明
しかもそれまでは集団毒殺していたのに、急に集団で頭を狂わせて殺し合いをさせるという謎の世界征服を思いついたようにsimカードを使ってやりだす。
なぜ????のハテナが止まらない。
世界的な金持ちになったらなんとか上手い方法で環境とか考えないか。
教授の意味はなんだったのか。
その後、ホワイトハウスはじめ、キングスマンもあっさり買収されるわけだが
おかしくね?そんなにあっさり買収?
プロセス描かれないし
キングスマンのトップが裏切りを暴露しながら主人公を誘うシーンはもはやこれまでのスパイ映画の焼きましでなんの驚きもなく、差し替えするのも瞬間でわかったのにわざわざスローモーションで描き直すし。
そこから最後はとってもかっこいい。
まぁ、首が飛び跳ねるシーンも、洞窟の中の兵士は脳内simいらねーだろーとか思うのだが、あそこはウケ狙いだろう。
クラシック音楽に乗って首が飛び跳ねるシーンは面白い。ちゃんと首を飛ばすべきだが。花火はやだったな。
しかし
全体的にはファッションおしゃれだし
テンポ感あるところのスピードは素晴らしいし
いいところ多数
特にお気に入りは
教会でキリスト教原理主義者達をオヤジがユダでゲイと豪語したあとに殺しまくるシーン
爽快すぎる!キリスト教原理主義者ざまぁ!なシーンです!
次にはじめの方のアルゼンチンでの教授拉致のシーン
あそこは文句なしにかっこいい。あのテンポ感で最後まで行って欲しかったのだが
途中でダレるテンポとスピード
描くべきところをおざなりにしていらぬところばかりが増えていく
最後はとりあえず、ここまでのストレスを解消すべくガンガンいくが
トータルプラマイ3くらいで
星3つです。
この映画、もっとよくなったはずだよなーと。
2:30もあるんだからもう少し描くべきところを描くべきでした。
冗長な部分も多い!
マッドマックスを見習ってください!!
アクションは超高速、ストーリーは緩慢
アクションはすごいけどストーリーが終盤あたりからイマイチ…
①ハリーの死…ここで死んじゃうの?と思った。
②悪者の計画…人類が凶暴化して殺し合いになるという発想が幼稚。
③急にコメディタッチ…ラスト以外の戦闘シーンは緊張感があったのに音楽に合わせて頭が爆発するって…一気に冷めた。
あと女の子も犬もほったらかし…結局はHに走る…死んだハリーにも申し訳ない!
それでキングスマンを名乗るな!
キレキレ紳士と不愉快すぎる悪役。
「キングスマン」見ました。公開前なのに評判がかなり高かったのでビックリです。キックアスを微塵も面白いと思わなかった僕ですが、今作は普通でした。良かった所も多いけど、それ以上にマイナスが多い印象です。「スパイ映画の常識をぶっ飛ばす」というコピーは、常識を超えるという意味ではなかったようだ。
いろんなスパイ映画の要素が盛り込まれた絶妙で痛快な娯楽作だと思いました。コメディ要素も含まれていたのでしょうが、劇場で少しも笑いが聞こえなかったので、これは日本人にはわからない笑いだったのでしょう。まぁとにかくコリンファースは全くイメージにない作品にチャレンジをしていて、それだけで満点。サミュエルLジャクソンのBボーイ風な出で立ちは少々不愉快だったけど、その他の脇役達はかなり立っていました。
私は今作を見て「メンインブラック」「007」「X-MEN ファーストジェネレーション」などを連想しました。今作はスパイ映画のようだが、スパイ要素はかなり少ないです。宣伝なんかではポップなコメディ風だけど、笑えるセリフとか動きとかはほとんどなかったのはビックリしました。クールな英国紳士が淡々と敵を去なす姿をシュールに描いてるつもりだと思うけど、全然面白さがわからなかった。なので、ふざけたサミュエルLジャクソンの悪趣味さだけが無駄にきわだってるます。ホントにこいつは笑えないしショボいしで、全く怖さがないです。
あとこれもマイナスポイントとして、スパイ映画には欠かせないビックリアイテム達が微妙でした。傘のアイデアは中々良かったけど、良かったのはそれだけで、後はジッポライター型の手榴弾とかですからね。よく分かんないけどハイテクなメガネも面白いけど、大して役に立ってないってのが気になります。クールなキングスマン達の最大の武器は、格闘体技と拳銃。スパイ映画として体技で勝負するのはいいけど、ジェームズボンドやイーサンハントなどとお友達のこちらとしては、全く物足りない。しかもその体技もなんとなくカメラがブンブン畝るわ動くわで、これホントにコリンファースがやってんのかよ?という疑問が生まれた。もっとしっかり見せて欲しかったです。
作りとしても、序盤でコリンファースがバーのクソガキどもを簡単に捻る場面。ここは抜群にアガるし、最後にもう一度やるのもいいよ。だけど、完コピってのはやりすぎですよ。せめて扉の鍵を閉めてセリフを言って終わり、とかの方がいいと思います。マシューボーンの悪い癖が出ましたね。X-MENのラストもそうでしたね、ダラダラエンディングといか詰め込みエンディングというか。。
総じて、コリンファースは満点です。映画自体は良さと悪さが相殺された印象です。キックアスがダメならキツイかもしれません。
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