キングスマンのレビュー・感想・評価
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眼鏡紳士のかっこよさ
コリン・ファースがいい!眼鏡にスーツ姿がこれほどしっくりくる人はいないんじゃないだろうか。(同じ恰好しても、タロン・エガートンとは全然違うね。)そうそう、もう1人の眼鏡スーツ紳士、マーク・ストロングもやはり恰好良かったです。
007もスーツ紳士でイイのだが、こっちはさらに眼鏡も。
映画の内容は思った以上に“ブッ飛び”。もうハチャメチャ。
笑える映画の印象があったのだがそんなシーンは多くなかった。(英語がわかればもっと笑えたのかもしれないが。)
内容があるかどうかは別として、カメラワークが面白いアクションシーンなど、エンターテイメントとしてはまあ合格。
「眼鏡スーツ紳士」がスクリーンでアクションするというだけで観る値打ちのある映画です。
荒唐無稽さと知的さが見事融合したアクション
スパイアクション映画の新機軸を打ち立て、新たなアメコミユニバースの誕生を告げた記念碑的作品となりそうだ。かつての007シリーズにあった荒唐無稽さを復活させ、その上で紳士とは何かを問い、階級社会イギリスへの辛辣な皮肉もたっぷり込められている。
紳士とは生まれの階級ではなく学ぶものだ、とこの映画は言う。「manners maketh man」の決め台詞が象徴的だが、マナーを学びことで庶民もまた紳士となれる。全編面白おかしく作っている半面、学びの大切さを内包していたりして妙に教育的な面もある。
何より、ハリーとエグジーのキャラが立っていて素晴らしい。悪役を演じるサミュエル・L・ジャクソンも強烈な存在感。
クライマックスの大アクション祭りは最高の一言だが、思い切りグロいシチュエーションでもファンタジックに彩ってグロく見せず、洗練した印象すら与える。この辺りも紳士的だ。
自分の不甲斐なさを、生活環境のせいにしてた人々に、刺さりまくる作品
主人公たちのブリティッシュスタイルで、カチッと決め込んだスーツ姿が、まず格好いい。
そんな彼らのスパイアクションが、小気味よく、スピーディーに展開され、
嘘だろ?もう終わり?
あっという間に2時間経過。面白いエンタメ映画は、いつだって、すぐ終わってしまう。
見どころは2つあり、
1つは教会シーン。
気持ちいいほどに、人をバッサバッサと、ズダダダダーンてな感じで、
TVゲームの如く殺戮していく。痛快すぎる。思い返せば、冒頭からTVゲームみたいだった。
もう1つは、花火のシーン。
人間の死が、ああもアーティスティックで、綺麗に表現できるものなのか。
これがエンターテイメントというものなのか、というのを学習した。
あんな花火になれるんだったら、天国も地獄も怖くはない。
物語を通して出てくる、英国紳士の、殺し小道具やガシェットアイテムが、
全部格好良い。通販で売ってるなら、すぐ買いたいラインナップ。
マナーが人格を作る。モラルやルールが人間を育てる。
自分の不甲斐なさを、生活環境のせいにしてた人々に、刺さりまくる作品だ。
英国紳士スパイアクション
見た目は英国紳士、中身は?
英国製作の作品なのだが、中身が?
カッコ付けつつ、アリエナイ設定、おふざけ満載。
メチャクチャ過ぎて破綻しそうなのに、破綻しない。このバランス感はなんだ。
スパイ映画は、シリアスでいかにもありそうなミッションの遂行に、現実離れしたアクションやメカがいい塩梅で出てくるのが楽しみの一つ。しかし、この映画は、ミッション自体がかなりぶっ飛んでいるし、アクションやメカもぶっ飛んでいる。そのぶっ飛び具合をかろうじてまとめているのが、「英国紳士」とオーダースーツいう古式ゆかしい伝統である。こういう使い方はないだろうよ。
・出だしから人間真っ二つ
・教会でのコリン・ファース超絶アクションシーン
・大気圏外まで気球で登って衛星爆破
・VIPの頭部が虹色爆発
・サンダーバードの基地?
印象に残るシーン、突っ込みシーンが全編にまんべんなく散りばめられていて、観客を飽きさせない。笑ってハラハラ、ドキドキの繰り返し。
スパイ映画の新境地を切り開いたと言っても過言ではないだろう。
よくこんな話を思いついて撮ったもんだ。
すごい。
スタイリッシュ
コリンが主人公だと思ってた
ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているハリー。
ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになる。
ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたエグジーをキングスマンの候補生に抜擢する。
一方その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタインが、前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。(解説より)
ストーリーは解説のとおり。
テンポが良く、クールでかっこよかった。
がしかし、これハリー(コリン・ファース)が主人公ではなかったのか。想像していなかった展開に驚愕。
・あの女はなぜあんなに強かったのか?
・なぜヴァレンタインに従う必要があった?
・キングスマンの歴史から鑑みるに、どう考えてもメンバー少なすぎでは?
などなどツッコミどころは満載、、、
だったが総じておもしろかった。
続編もぜひ鑑賞したいところ。
マナーが紳士を作る、てか紳士強すぎ!?
「マナーが人を作る」
劇中の紳士なスパイ:ガラハットのセリフです。たしかにそのセリフは正しい。昨今のニュースや日常で見かける非常識な出来事。もしマナーが良かったら、こんなことが起きる頻度は低くなるかもしれないのに・・・。
しかし、その後のシーンは乱闘万歳、スマートさは残しつつ華麗に相手をぶったおす。いや、アンタ紳士やのにごぢゃ強いやん!!というような、スパイアクションに分類される本作です。
ストーリーとしては、諜報機関「キングスマン」のメンバーが、潜入捜査中に何者かに殺される事件が発生。組織はそのメンバーを弔った後、新たなメンバーを見つけなければならなかった。その内の一人:ガラハットは一人心当たりがあった。それは17年前のヤマで自分の失策により失った仲間の息子:エグジーだった。それと時を同じくし、キングスマンが追っていた組織は、世界に混沌をもたらす計画を進めていた・・・てな感じです。
その組織の計画ですが・・・
現実にでもありそうで、また説得力のある内容に面白さを感じるんです。
今現在地球が直面し、今後も大きな問題として挙げられるであろう内容が盛り込まれていて、その説明がまた秀逸。たしかに「そうやんなぁ」と思えてしまい、また解決策も大胆。さすがに解決策に賛同は出来ませんが、しかし今の技術ならあり得るんやないか?と思ってしまう現実感。この映画、ただのアクション映画ではないと思うんです。
しかし、そのアクションシーンがどうかと言うと、これもまた秀逸。結構笑える要素を盛り込み、そのくだらなさがまた良い感じなんですな。爆発シーンなんかクラシック音楽に合わせて見せるとこなんかもう振り切ったくだらなさ。しかしそれが良い。絶妙なラインのコメディ要素が本作を面白くさせています。
007のようなスタイリッシュさになり切れないスパイアクション映画。しかしその“なり切れない”部分に見応えを感じる本作。バイオレンス要素は満載でも、観やすい良作ではないかと思います。
紳士とスパイとかかっこいいに決まってる
ガジェット映画NO1
つまらなくはないがもう一度観たいとは思わないな。 不必要なグロ描写...
つまらなくはないがもう一度観たいとは思わないな。
不必要なグロ描写が下品で敵さんの仕掛けも不快。
これが監督の個性と言ってしまえばそれまでだが。
スパイグッズ楽しいのと女の子はかわいい。
続編あるのか。観るか迷うなー。
細部まで娯楽が凝縮スパイ映画
女の義足で人が真っ二つになった瞬間、この映画は真面目に見たらダメな...
女の義足で人が真っ二つになった瞬間、この映画は真面目に見たらダメなヤツだとわかりました。
にしても教会で人を殺しまくるシーンはひどい。ただの一般市民が相手なのに。スタイリッシュなシーンためなら話なんかどうでもいいのか。
もっと良くできる作品だと思うので残念。
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