「バットマンもビックリ」キングスマン 映画イノッチさんの映画レビュー(感想・評価)
バットマンもビックリ
バレエの振付家・演出家のマシュー・ボーンは、映画監督もするのかぁ
と思っていたら別人でしたww 同姓同名だなんて!!
美しくも謎の機械人間ガゼル(ソフィア・ブテラ)の登場時には、
何が起こったのか全く分からずに唖然として見ていた
その後の闘い方とは、レベチで秒速だったよね
候補生達の性格の悪さには辟易するし、そんないじめ行為をマーリン達は咎めようともしないことに、もどかしさを感じてイライラする
大人の子供心を揺さぶる「ガジェット」(小型で便利な道具)の数々
その仕掛けの説明を、まるで自分がエグジーになったかのように瞳を輝かせて聞き入った
『ファースト・エージェント』とは比べものにならない
ヴァレンタインも使っていたが、
ここでも(手のひら認証システム)で、お店からエレベーターで下りる地下10階?
そこには「人間エアシューター」のような移動手段が!
そして、移動先の城の下には、空軍基地のような装備が!
もう、ただただ、ワクワクするしかない
悪の親玉:ヴァレンタインコーポレーションの地下も笑っちゃうほどのスケールで
うかつにもドキドキしてしまった
インプラントを埋め込まれた人間の首がぶっ飛ぶ瞬間は、とても綺麗で、シュール&ポップちょこっとひいたけど、SNSでは炎上しそうなシーンだ
神聖であるべき教会で
"人類削減化計画 " 世にも恐ろしいこの選民思想が実行に移される
これが映画の世界だけではなく
数年前から実際に世界中で起きていることが、恐怖を駆り立てる
これは10年も前の作品だけど、ある意味、警告作品でもあったのだろう
「紳士とは、男女の性別は関係なく、自分の限界や境界を飛び越えて闘う者」
「真の気高さとは、以前の自分自身よりも優れていることだ」
このセリフ達との対照的なヴァレンタインの優越思想が鼻をつく
主役とも言えるハリー役のコリン・ファースが、1発の銃弾に倒れちゃて・・・
『ファースト・エージェント』でも、主役級のコンラッドがあっけなく打たれちゃうし
これがお決まりのパターンなのかも
