「見た目は英国紳士、中身は?」キングスマン TSさんの映画レビュー(感想・評価)
見た目は英国紳士、中身は?
英国製作の作品なのだが、中身が?
カッコ付けつつ、アリエナイ設定、おふざけ満載。
メチャクチャ過ぎて破綻しそうなのに、破綻しない。このバランス感はなんだ。
スパイ映画は、シリアスでいかにもありそうなミッションの遂行に、現実離れしたアクションやメカがいい塩梅で出てくるのが楽しみの一つ。しかし、この映画は、ミッション自体がかなりぶっ飛んでいるし、アクションやメカもぶっ飛んでいる。そのぶっ飛び具合をかろうじてまとめているのが、「英国紳士」とオーダースーツいう古式ゆかしい伝統である。こういう使い方はないだろうよ。
・出だしから人間真っ二つ
・教会でのコリン・ファース超絶アクションシーン
・大気圏外まで気球で登って衛星爆破
・VIPの頭部が虹色爆発
・サンダーバードの基地?
印象に残るシーン、突っ込みシーンが全編にまんべんなく散りばめられていて、観客を飽きさせない。笑ってハラハラ、ドキドキの繰り返し。
スパイ映画の新境地を切り開いたと言っても過言ではないだろう。
よくこんな話を思いついて撮ったもんだ。
すごい。
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