「”A rule makes a man.”にしびれた」キングスマン だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
”A rule makes a man.”にしびれた
見るつもりはぜんぜんなかった本作ですがTwitterでおもろいおもろいと流れてくるし、アンフェアもピースオブケイクもヴィンセントが…も時間が合わなくて、ということで見てきました。
予備知識ほぼなしで、ボーッと見てたら、なんかおもしろかったです。
終わったと見せかけておまけのエピローグがあるんで、エンドロールも見ましょう。結構出て行った人が多くてもったいないことしはったなーと思いましたよ。
以下、もんのすごーくネタバレなので自己責任でお読みください。見る気なくしても責任とれません!
コリンファースがね、途中で撃たれるんですよ!あっさり死ぬんですよ!
わたしはずっとラストで急に助っ人にくるもんだと信じておりました。
だってコリンファースが主演でしょ?コリンファースをもっと見たいもの!
そしてCMで流れてた、敵の背中を壁にしてバク宙姿勢で銃を撃つシーンは、コリンファースだと思ってたんですよ!なので、あのシーンがまだやったから、きっとコリンファースが蘇ると信じてたんですヨーーー!!
でも違ったー。あれはエグジーだった!
騙されたーー!くやしーです!
エグジーの彼、可愛いですね。
コリンファースは相変わらず可愛いっすね。
あと、サミュエルLジャクソンのアシスタントの彼女が、予告の時点からgleeのリアミシェルに見えて仕方なかったんですが(似てません?)、違うんですよねー。
前述の通り、終わった!と思ってから長めのエピローグがあります。
前半で出てきたシーンのリプライズで、かっこいい!!と思いました。
そこでのセリフ
A rule makes a man.がええわーとおもいました。
字幕ではマナーが人を作ると訳されていました。
紳士になる為には、出身階級は関係ないということです。
エグジーは庶民層(の中でも下級なのかな?)出身だけど、マナーを身につけ紳士になったのです。
エグジーの成長物語としても楽しめます。
たぶん他のスパイ映画へのオマージュも溢れていたのでしょうが、そのジャンルの教養はないのでわかりまちぇんでした。
悪役サミュエルLジャクソンの思想は地球のゴミである人類をへらそう!とゆうことのようでした。その辺は頑張って考えたんやろうけど、って感じです。
耳の下に埋め込まれたチップを爆発させて敵方の偉いさんたちを一網打尽にするところが、完全にファンタジーで、笑ってしまいました。上半身から赤と青のクラゲが順にぼんぼんぼんって発生してしまいにゃ花火ですってよ、くだらねー。
威風堂々の壮大なメロディーに乗せて、リズミカルに人が破裂していきます。
余りバイオレンスが見るに堪えないとかはなかったです。血の量少ないし、痛み描写もすくなかったし、なんといっても人間の断面をみせない絵だったので、拒否反応なしでした。言葉の汚さもこの作品は余り気にならず。そりゃ、教会の演説はどうかと思いましたが、あれはポーズですからねぇ。
下ネタのエッジが効いてたのはラストの王女のところだけでしたね。もっときついかと思ってましたけどちょっとだけでした。
なんでお尻の穴の方が喜ぶんですかね?流行りっすか?ワタシワカラナイ…
わたし的にはどこがR-15?って感じです。
こ難しく解釈しようとすると、たぶん矛盾だらけだし、あれなんですが、なんか今日はとても楽しめました!
あ、すごく蛇足ですが、予告やCMで流れてたあの有名な曲(曲名わからん!けど知ってるあの曲!ボンジョヴィでしたっけ?)がね、本編で一切使われてないんですよ!
予告詐欺ですよぉ〜!ずるいでっせー!
おしまい。
追記
CMで使われてたけど本編で一切流れなかった有名なあの曲、は、
ザ・ナックのマイシャローナという曲だそうです。
ボンジョヴィではありませんでした。
スッキリしました。