「最高だ」キングスマン 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
最高だ
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マシュー・ボーン監督は今もっとも信頼できる監督の一人であることは間違いない。毎回新作が確実に面白い。今回も素晴らしかった。
スーツやマナーがきちんとしている、スノッブであることに好意と反感を同時に抱いているのではないだろうか。『X-MENファースト・ジェネレーション』では敵のケビン・ベーコンが嫌らしいくらいスノッブで、かっこよく憎たらしかった。今回の敵はヒップ・ホップの服装で黒人で、マイノリティでくだけたファッションだった。今回の敵もなかなか憎たらしくてよかった。ただ憎たらしいだけでなく応援したい気持ちも沸かせる魅力があった。敵が魅力的なところがいい。
アクションの白眉は教会の場面、すごくよかった。DVDならもう一回見返している。
すごくよかったのだが文句を言わせてもらうと、キングスマンのボスが簡単に敵に寝返りすぎ。がっかりした。宇宙空間でミサイルが当たるまでの時間が掛かりすぎ、何が起こっているのか混乱するほど遅かった。
そんなのは些細な事でもう一回時間があったら見に行きたい。
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