「グロいけれど超スタイリッシュ。問答無用の新生スパイ映画!!」キングスマン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
グロいけれど超スタイリッシュ。問答無用の新生スパイ映画!!
【賛否両論チェック】
賛:アクションシーンが非常にスタイリッシュで、新鮮味がある。加えて、スパイ映画特有のドキドキ感も顕在。深く考えずに観られるのが嬉しい。
否:R-15でもあるので、描写はメチャメチャグロい。スパイ映画特有のツッコミどころも満載なので、リアリティー重視の人には不向き。
“スパイ映画の常識をぶっ飛ばす”というキャッチコピーの通り、これまでのスパイ映画にはないような、スタイリッシュなアクションシーンが繰り広げられます。手が飛んだり首が飛んだり、描写そのものはかなりグロいはずなんですが、それをあまり苦痛に感じさせないような映像美が感じられます。それでいて、スパイ映画特有のストーリーや仕掛け等、昔ながらの遊び心も満載です。新旧のイイとこどりとも言えるかもしれません。
そして本作では、「英国王のスピーチ」や「マジック・イン・ムーンライト」といった、人間ドラマの印象が強いコリン・ファースが、華麗でキレッキレなアクションを魅せています。紳士の見た目に油断するチンピラ達を、バッサバッサと倒していくシーンなんかは、非常に痛快です(笑)。
グロいのが苦手でさえなければ、この新しいスパイ映画の感覚を、是非劇場でご覧下さい。
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