「【ブログメモ】 ストーリーは王道。母親を探す物語のように宣伝されて...」PAN ネバーランド、夢のはじまり Riddleさんの映画レビュー(感想・評価)
【ブログメモ】 ストーリーは王道。母親を探す物語のように宣伝されて...
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【ブログメモ】
ストーリーは王道。母親を探す物語のように宣伝されていましたが、あくまでピーターの成長物語であって、母親はその要素の一つに過ぎませんでした。
映像がテンポよく切り替わり、まるでアトラクションに乗っているような気分になります。
それでいて、時々はっとするくらい美しい景色が入ってきて、それが当たり前のように流れていきます。
そのせいか、圧倒的ファンタジーの世界であるのに、まるでその場所が確立されているような、不思議な感覚になりました。
あの有名なフック船長はまだ敵ではなく、所々にキーアイテムが出てくるのが楽しかったです。
映像面以外で印象強いところはあまりなかったのですが、一つだけ。
完全なるネタバレ↓
序盤の黒ひげとピーターの会話で、「黒い海へ落ちていくだけ。死という名の」というような会話がありました(細部は曖昧ですが)。
そして、黒ひげが最期に呟いた、「どこまで落ちていくんだ」というセリフ。
ピーターとの会話中、とにかく表情が切なくて切なくて。
不老不死を追い求めていることも相まって、黒ひげの悲痛な死の恐怖が現れていて、少し苦しかったです。
そして、全編を通してピーターの課題となっていた、「飛ぶ」ということ。
「落ちていく」黒ひげと「飛翔する」ピーター。
単純ではあるのですが、だからこそ、テーマとしてはっきりと成り立つのかなとも思いました。
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