悪党に粛清をのレビュー・感想・評価
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映像美あふれるクールな西部劇
これはいい。映画ファンなら観るべき映像美に冒頭から打ちのめされる。一眼レフのカメラで言うと、ヴィヴィッドのモードでアンバーを控えめにして撮ったようなクールな映像。美味しいギムレットを飲んだように酔える。ミケルセンの魅力も凄まじいが、脇役もそれぞれに存在感を発揮している。なんと言ってもセリフなしでこれだけの存在感を示すエヴァ・グリーンに脱帽。DVDでコレクションしておきたいような、映画ファンにとっての踏み絵のような佳作だ。
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人間の醜さを垣間見る。繰り返される復讐の結末。
【賛否両論チェック】
賛:復讐のために、敢えて無謀な戦いに挑む主人公の姿が切ない。すぐに裏切る人間の浅ましさも描かれる。上映時間が短めなのも嬉しい。
否:グロいシーンが結構多いので、苦手な人には向かない。
西部劇ですが、保安官でさえも従わざるを得ないほど、理不尽に街を牛耳るマフィアの様子が描かれています。そして、愛する者を奪われ、そんなマフィアに正面から無謀な戦いを挑む主人公の姿にも、切なさと痛快さが合わさって感じられます。
また、当初は善人だったはずの人々が、自らの保身が関わってくると、手のひらを返したかのように急に冷酷になる辺りにも、人間の浅ましさが如実に表れているような気がします。
グロいシーンは多めですが、上映時間も短めなので、割と気軽に見られそうな作品です。
低温型突き放し系西部劇
理不尽な世界
西部劇と北欧人のミックス
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