不屈の男 アンブロークンのレビュー・感想・評価
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MIYAVIが細く小柄に見えてサイコパス。 恐ろしい役を引き受けた...
MIYAVIが細く小柄に見えてサイコパス。
恐ろしい役を引き受けたもんだ。
入れ墨だらけなので軍服はきちんと着ている演出なのだろう。
「脚本を読んで この役は私しか出来ないと思った」と『BABEL』(2006)で語った菊地凛子の言葉を思い出した。少し似ている。
でも調べたら「元々はアンジーがYouTubeなどを通してMIYAVIのギタープレイを前々から鑑賞しており、アンジーがMIYAVIの大ファンであったことがきっかけである」との事。
『オッペンハイマー』(2023)の様にアメリカではユニバーサル配給なのに東宝東和が配給しなかった『アンブロークン』(2014)。日本人に配慮したからだろうが、この時もビターズ・エンドが配給権を買って2016年に劇場公開日した。
そういった過去のコネクションが『オッペンハイマー』の日本配給の契約でスムーズにいったんじゃないか、という考察は「成る程」と思った。(松崎健夫さん)
続編の『アンブロークン: パス・トゥ・リデンプション』(原題:Unbroken: Path to Redemption)は日本未公開。
ルイス・ザンペリーニ
2022年7月16日
映画 #不屈の男 #アンブロークン (2014年)鑑賞
反日映画とか騒がれてたけど、まあ、こんなことはやってたんだろうから、冷静に見ればいいと思う。
ただ、映画としてはダラダラしすぎてるので、アンジーが監督じゃなかったら騒がれなかったろうとは思います
#MIYAVI はよかった
さほど反日とも思わないけど
オリンピックのスポーツ映画と思ったら戦争映画でした。
漂流と収容所シーンが殆どでやや冗長。
公開時ずいぶん騒がれたらしいけど、捕虜虐待なんてどこでもあんなもんだろうし、それほど反日とは感じない。なぜなら、あくまで所長個人のキャラクターとして描いていて、日本軍一般としての撮り方ではないから。
もう一つはその所長がミスキャスト過ぎて笑えるから。戦メリの教授の線を狙ったのかなあ?あっちは大島選手のぶっ飛び演出で、ミスキャストが売り物だからそれなりの味わいがありますが、こっちはほぼシリアスなので単に滑稽なだけ。
演出力不足
映画っぽいものを作ろうとした感じが否めない
漂流のシーンに無駄が多い、途中シャークムービーになったのかと思った。
渡辺を魅力的に見せたいのはわかるが結果何を考えてるかわからないlook at meおじさんになっていた。
全体的に金をかけているが演出力不足。
不屈な男ではあった
個人評価:3.0
冒頭の漂流場面と、日本での捕虜時代のトーンに温度差があり、あまりリアリティが感じられない。
撮影がロジャー・ディーキンスなので、流石に映像美はあるが、演出がよくなく、真に迫るものがない。ミヤビはカッコ良くていいのだが、やはりリアリティに欠ける配役ではある。
アンジーが伝えたいテーマがラストに駆け足で詰め込んでいるので、残念ながら心には響かなかった。
コールドプレイも良かった!
エンディングがコールドプレイで素敵でした。
ピアノで綺麗なイントロ!
そして映画自体も、最初は???でしたが
神父様の教えとお兄さんからの言葉が素晴らしい。
神は2つの光を創られた
昼を照らす明るい光
弱い光は夜を照らす
その2つ
光と闇、昼と夜は
別々のものだ
それぞれが別に存在して
互いに戦うことはない
神は、その両方を創られた
人は暗い夜も受け入れて戦うな
夜も私の創造物なのだからと
神の子イエスは戦う人ではない。
人間の罪と戦うのではなく
罪を許す、罪を赦し罪人に微笑み
闇に逆らわずに受け入れ給ふ
汝の敵を愛せ
——————-
耐え抜けばやれる
If you can take it,you can make it!
ここでお兄さんに
I don’t believeっていってお兄さんがI doって言う。
いい兄弟だなぁと思いました。
そして、旅立ちの時
苦しみは一瞬、それが一生の栄光を呼ぶ
忘れるな!とお兄さんが主人公を送り出します。
いやぁスバラシイ名台詞だと思います。
復讐ではなく許すことが生きる道
この人のすごいところは聖火ランナーとして
日本の捕虜になった場所を80歳になった時
走りに来たということだろう。
実際の映像が最後に流れたけれど、憎らしいと
思って当然の日本人に手を振り笑顔を向けて
聖火を持って走っている!心が広すぎる。
赦す人には伸びしろがあるんでしょうね…
私としては戦争の描写の部分は見てて辛かった
けれど、この映画から得た教訓は素晴らしかった。
苦しい時は、苦しみは一瞬だと考えます。
復讐心が芽生えた時は許そう許そうと言い聞かせて
人生を豊かに送っていきたいと思います。
ルイ・ザンペリーニが語った捕虜体験記
5000メートル陸上選手としてベルリン・オリンピックに出場した後、米空軍に入隊。爆撃機の墜落で太平洋を47日間漂流し、2年間にわたり日本の捕虜になった。
前半はほぼ漂流シーン。
3人の痩せっぷりが凄かった、あれはCG?実際に痩せたのなら凄まじい。
大森収容所なんとなく聞いたことはあっても、新潟県上越市川原町にあった直江津捕虜収容所の事は知らんかったのでためになった。シドニーで撮影したらしく断崖絶壁が気になるが、日本のシーンは良く出来ていたと思う。なんちゃって日本語が一切聞こえないのも好感。
ベースオンザトゥルーストーリーではなく、トゥルーストーリーとなっていた事をよく受け止めないとならないのだと思う。
ワタナベ伍長も実在してるとか。
見た目は戦メリの坂本龍一を意識してキャスティングしたのか。
東京大空襲の後を描写したりもしていて、日本軍を貶めるために作られた映画ではないと分かる。
耐え抜く事、生き続ける事が勝利につながるということを凄くアピールされるので、お国の為に死ね!特攻精神では勝てないよ〜と言われているような気になる。これが戦争に負けるということなのだろうか。
イメージフォーラム 面白かった。ユニバーサルの映画でもイメージフォ...
イメージフォーラム
面白かった。ユニバーサルの映画でもイメージフォーラムでかかるんだね。
自分の中でのある区分、見なきゃいけない映画(戦争の中で起きる悲劇)の内容。でも、野火やサウルの息子よりも、希望や明るさの色が濃い分、自分には快適に見られる。受け入れやすい。
そういう意味で、「紹介(勧める)」がついている。
主人公の不屈さも見事な演技だけど、そう感じるのは、痛そう苦しそうの演技が上手いからじゃないかな。我慢するけど本当に苦しい痛いって、なかなか出せないと思うんだけどうまかった。あと、病的な日本軍人を演じたMIYABIって人も凄い。
ただ、全編通して、泣き上戸の自分が泣くことはなかった。感情移入はなく、プロ選手への尊敬といった感じだった。
無関心•••4•好 SF ちょっとスポーツ
並••3••凄
無••3••涙/無••••5固ゆで
無••••5社会派/大衆•2•••狂信
満喫/紹介
俺の満足度 80点
作品賞可能性 80%
みんなの評価、見て来ました。すっごい賛否両論。こんなに極端なのも珍しいくらい。
否定は、この映画は反日、事実でない誇張、という見方の場合。
肯定は、日本軍がみんなそうと言っているわけではなく病的な個人のいじめに耐える主人公という見方をしている場合。
自分は後者。かつ主人公以外の捕虜が被った過酷さは、あったのではと思うから。
真っ当な伝記映画なんだと思う。
「へえ、こんな人がいたのか」くらいの感想で、個人的にはさほど見るべきところのない内容だった。これなら戦メリでも観なおした方が数倍面白いと思う。シチュエーションが似てるだけでぜんぜん関係ない話だけど。
それにしても、俘虜収容所所長の渡辺伍長(のち軍曹)はあえてヨノイ風にしたのかなあ。キャストもミュージシャンだし。だとしたら、あれは失敗かな。ヨノイに比べたら階級も言動も全然小物なのに、無駄にミステリアスな雰囲気が邪魔になってる。
あと、日本公開時にでた反日云々はただの言い掛かりだろう。特に新味のある日本軍人の姿が描かれているわけでも、異常性が強調されているわけでもない。あの程度の非道すらなかったというなら、それはあまりに歴史修正主義的といわざるを得ない。
反日映画なんて間違いの極み
アンジェリーナ・ジョリー監督第2作はオリンピック選手ルイ・ザンペリーニの波乱の半生を綴り、歴史を忠実に描いた伝記映画だ。
この映画は反日映画と物議を醸し、日本での公開が危ぶまれた背景があった。同時にアンジー監督も反日だと批判を受けた。
最初に言っておくとこの映画は反日でも何でもない。映画を観る前に酷評をし日本公開に待ったをかけた日本映画業界は恥を知るべきである。
ではなぜ反日映画だと批判をあびることになったのか。今回の主役であるオリンピック選手ルイ・ザンペリーニが第二次世界大戦で出兵することになり、漂流や捕虜生活と死と隣り合わせの体験を潜り抜けるが、問題となるのは捕虜生活にあり捕らえたのが日本兵という点にある。そして、あまりにも非情で残忍な行為に反日の声があがったわけだが、この映画がアメリカ側の視点であり、ザンペリーニの視点でもあることを忘れてはならない。何よりこれは伝記映画であり、これを忠実に描き風化させまいと挑んだ努力の結晶ともいえる映画のどこが反日なのだろうか。確かに日本兵の扱いは傲慢であり、サディスティック一辺倒の行為が目立つがこれも歴史の一部であり、逆に描かなければこの映画は成立しない。それよりも日本兵の渡辺伍長を美形のMIYABIが演じることのほうが疑問視してしまう。
1957年公開の「戦場にかける橋」が類似的な要素で見られ、特に捕虜生活の期間は照らし合わせると面白いかもしれない。日本兵が外人を捕虜として扱う点は一緒であるが、扱い方や心情、その先にある感情のぶつけ合いから生まれるものは対照的という見方もできる。
そして捕虜生活から解放されたザンペリーニに待っていたのは「PTSD」というストレス障害。イーストウッド監督「アメリカンスナイパー」でもこれは取り上げられ、兵士にとって終戦は本当の終わりではないのだと痛感した映画でもあったが、ザンペリーニも同じ障害にかかり心が蝕まわれていく。治療に専念した結果、これまでの人生を振り返り悟りの境地とも言うべく一つの答えを出すわけなのだが、そこでとった行動に対してこれは現実にあった話かと考えると人間の限界は底なしだと改めて感じてしまった。
殴り続けられたシーンも「作り話」です。
この映画で非常に印象的な虐待シーンとして、ルイスが他の捕虜に拳で殴られ続けられたシーンがあります。実は、この場面もルイスの「作り話」なのです。英国人捕虜のトム・ウェイド氏の自伝を読むと、事実が明らかになります。本当は、ルイスは「処罰されたメンバーに含まれていない」のです。また、処罰は「拳で殴る」ものではなく「ビンタ」だったのです。考えてみれば、それもそのはずで、拳で2時間の間、200発殴り続けられれば、どんな人でも死んでしまいます。この映画の主人公ルイス・ザンペリーニという人は、このように、他人の体験を「自分の体験として嘘をつく癖」と、「ものすごく話を盛ってしまう癖」のある人物なのです。この映画は「事実に基づいて」いるのではなく、「ルイス・ザンペリーニの作り話に基づいて」いる物語なのです。
リアリティーに欠ける映画
「実話」というにはリアリティに欠けている。漂流中にサメに襲われるシーンがあるが、サメというのは目が悪いため、ボートの上の人間を狙って襲ってくることなどあり得ない。本当のサメは、目が悪いので、ボートを獲物として噛み付くはず。最初から最後までこのような間違いだらけなので、疑問ばかりが浮かんで、物語に没入することができなかった。
重厚、でもユーモアが足りない
僕はアンジェリーナ・ジョリーを信じている。
彼女の戦争に対する視点は納得できるものだ。
戦争は人間性を歪んだものする。
あの日本人将校の渡辺にしても、大本営の命令に準じた行為だと
思っていたのだと思う。ちょっと極端に走りすぎてはいたが。
戦争というものは、善・悪を超える。
やるか、やらないのか。
従うか、従わないのか。
自分で考えるという自由が奪われ、二者択一になってしまうのだ。
そういう意味でアンジーが描いたものは真実に近いことだ思う。
そこにはコーエン兄弟の脚本も影響していただろう。
なによりもルイス・ザンペリーニの体験談を忠実に描いていたのだろうと思う。
だた、映画というものはすべてが真実というわけではない。
そこには監督の思いや演出が現れる。
そこで思う。
こんなにも次から次へ苦難を描くことが映画としてどうだったか?
漂流していた時も、捕虜として虐待されていた時も、少し長過ぎるのではないか。それぞれを3分の2くらいにしたらもっと締ったのではないか。それに、もうちょっとユーモアがほしいと思ってしまった。
アンジーはルイ本人にあって尊敬の念を持ったという。
だから忠実に描きたかったのだと思う。
でも、その思いが映画として饒舌になってしまった。
それでも監督2作目のアンジェリーナ・ジョリー。
これからもその鋭い視点で映画をつくってほしいと切に思う。
ワンシーン、ワンシーンの映像はとてもよかったのだから。
で、結局何?
原作未読。
史実も良くは知らない。
色々と誇張されているのだろうとみてとれる表現が多く、何より全てのシーンが長くてとにかく冗長。
こういう話は嫌いじゃないけど結局何をみせたかったのかも良くわからず、最後の字幕処理もだから何なのという感じで締まらなかった。
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