クライモリ デッド・パーティのレビュー・感想・評価
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つまらない
あの異形3人衆に、普通の男(殺人鬼)が加わりしかもその男が3人衆に命令をして手なすげているという何とも粗末なストーリー。
クライモリ4も先に男性陣が全滅したが、こちらも早い段階で男性陣が次々にやられていった。
女だけが生き残っても、力の関係で生き残れる筈がないしましてや敵が4人に増えているしこの男が初参戦のくせに色々出しゃばってきて不快の極みだった。
始末の手口の仕掛けが増えていて、そんな仕掛けを作る時間はあるのか?と苛々した。
1人は地面に埋められて頭だけ出されてて、芝刈り機で轢かれてたけど、人を埋める労力と時間を考えるとどうしても無理があると思ったしつまらなかった。
やはりグロければいいという問題ではない。
阿鼻叫喚を期待したが
今回はハロウィンに開催されたロックフェスティバルに参加した若者が被害に遭う。この主人公らはやはりバカでイライラすること必至だ。
しかしもう慣れたものでそんなことはどうでも良い。本作は殺害のバリエーションがより一層豊富だった。一部「SAW/ソウ」を彷彿とさせるシーンもある。チープさはあり、もうSFにでもしない限りマンネリ化から抜け出すことはできないだろうがそれでも毎回異なる切り口で期待を裏切らないように工夫してあるのは好感触だ。奇形狂人は3人の兄弟。それだけでなく奇形兄弟を支援(?)している男が登場する。ここが一番新しい展開だ。レビューの題名にも記載したが、ロックフェスティバルには地元住民含め観光客が大勢押し寄せる。その環境で食人奇形一家が登場するとなると想像できるのはフェスの会場で彼らが暴れまわり阿鼻叫喚の地獄絵図になるという事。しかしそんなことはなくそこはいつも通りの展開で残念だ。あれだけ「殺し要員」がいるにも関らず主人公ら以外は途中からきれいさっぱり消えていなくなる。停電とはいえどこにもいないなんておかしいではないか。そこが不満で仕方ない。また、このシリーズはサバイバルホラーだったが、今回は捕まり殺されの繰り返しだった。全体的に面白くなりそうな要因を残しておいて調理不足な印象だ。
1つ思ったのだが、シリーズを短期間に急ピッチで製作しすぎではないか。だからいつも通りの範疇を超えて来ないのではないかと思う。
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