クライモリ デッド・リターンのレビュー・感想・評価
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自宅で鑑賞。劇場未公開のオリジナル・ビデオ作。原題"Wrong Turn 3:Left for Dead"通り、前々作『クライモリ('03)』、前作『クライモリ デッド・エンド('07)』に次ぐ三作目で初めて男性が主人公。シリーズの森との符号に一作目の監視搭が登場。ゴアシーン相変わらず、スッラシャーやスプラッター嫌いの向きにはお薦め出来無い……斯く云うコチラもやや苦手。ラストは親亀の上に子亀を乗せ子亀の上に孫亀乗せてと、冗長な印象。J.モンゴメリー演じる“アレックス”終始足手纏いなお荷物。50/100点。
・本作では囚人、保安官、女子大生、殺人鬼、捜索隊が登場し、途中、仲間割れも出てきたりで、シリーズ中、変化球気味の設定と展開。
・鑑賞日:2011年10月22日(土)
囚人を信じるな
シリーズ初の男性が主人公の本作、囚人移送中に狂人に襲われ、護送車ごと転落。死人は出なかったものの、立場が逆転してしまう。中でも凶悪な犯罪者のチャベスとフロイドがおり、普段は反目しあう仲だが脱獄の為に手を組んでいたのである。よって奇襲もてっきり身内かと思いきや、現れたのはあの狂人だったという訳だ。
序盤でお色気シーンが毎度のごとくあるのだが、本作はゴツめの男共がドスの利いた声で喧嘩をしたりするシーンが多く、改めてホラーには女性が多く必要だと再認識させられた。
今回もストーリーはいつも通りの感じで進んでいくが、流石に3作目という事でこの様な変化球を交えた設定にしたのだろう。
だが、囚人同士のいざこざや、暴力的な言動等のシーンが多く、だんだん単調に思えてきてならないのが難点。また、奇形狂人はパート1で3人、パート2で4人の家族となり、本作はほとんど一人しか出てこない。中盤で殺害される狂人の子供?も活躍せず終わってしまう。どういった家系図なのかがめちゃくちゃで分からないのだが、細かいことは気にするなと言うことか。ラストは本作ならではのオチだと思うが、全体的には魅力の薄い作品になってしまった。それでもまた観たくなるのは本作の魅力なのだろうか。
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