ディアボリカルのレビュー・感想・評価
全8件を表示
クレア・レッドフィールド
最初に思ったオチと違うオチでした。
このオチは予想できないと思います。
思ったより面白くなかった…
早く終わってほしいと思いながら観ました(笑)
リブート前の『バイオハザード』で、クレアを演じてる女優さんが主役です。
.
自宅にて鑑賞。独特のテンポと嘗めるが如く滑らかに移動するカメラワーク。登場するクリーチャーはそれ程個性的でもないし、ゴア描写も殆ど目立たない。時間軸が異なる自分が自身を傷付ける等、タイムパラドックスをもろともしないが、移動先で凶暴になるのはそもそも何がしたかったのか。他にもA.ラーターの“マディソン”が無碍に助けを断ったりとよく判らない箇所があり、混乱を招きかねない構成にもやや難有り。タイトルも内容に則していない。ユニークなストーリーが魅力だが、恐らく総合的な評価は分かれるのではないか。60/100点。
・序盤に空撮を多く採り入れているのは大きな伏線だが、何度か写し出される家の全景の幾つかはミニチュア感丸出しで興醒めしてしまった。
・タイトルがタイトルだけに、M.ローズの“ジェイコブ”、A.グプタの“ニコライ(ニック)”、W.カルデロンの“ミゲル”、P.フィスクラーの“ハミルトン”等、役名にも名前に合った役割や意味が有るのかと勘繰ってしまった。
・久々に“マディソン”のA.ラーターを観る──この人はこのジャンルとの相性が良い。歌手としても活躍していると云う“ヘイリー”のC.ペリンが可愛かった。
・鑑賞日:2016年5月3日(火・憲法記念日)
未来を変えて過去も変わる?
「Final Destination」のアリ・ラーター主演ですね。
内容的には、んーまー普通(中の下下下)かな。
その…テレポーテーションの人体実験を、囚人を使って行っていた…のは解ったし、土地開発の立ち退きをめぐり 嫌がらせ?をして、土地を安く買い叩こうとしているのか…?その辺りが良く解らなかったかな。
それに、息子のジェイコブが父親に似た気の短さとかっていうのも、チョッと無理矢理ぽく感じたかな。
夜な夜なやって来る凶悪な囚人が、何者なのか気付いた母親…その辺りから更にバタバタと展開するところもビミョーっちゃービミョー。
送り込まれる囚人が、恐らく…テレポーテーションの実験の影響で、皮膚が焼けただれてるんだと思うんだけど、アリ・ラーターはとっても綺麗⭐実験が成功したってことなのかしら(笑)?
これで、ジェイコブも全うな道を歩めるだろうし、そうなると彼らの家にも来ないだろうし、回り回ってアリ・ラーターも死なずに済む?ってこと???
ハイクオリティーはさておき
「インシディアス」や「アザーズ」などのメジャー所の傑作と並べ、期待値をアップさせる手法は慣れたものだが、少々キャッチコピーが作品の核心に触れているのが不憫である。「SFホラー」位の宣伝文句ならば良いが、加えて「恐怖は、時空を越える」などというネタバレ全開の宣伝をしているではないか。これで、意外性のあるテーマにも関わらず、衝撃度は低めの作品に感じてしまった。
テーマはなかなか注目できる内容だ。不気味な侵入者と、それを覆う日常生活の危機感がいい感じに合わさり、しっとりとした恐怖を与えてくれる。
映像のチープさは否めないが、比較的良質なホラーだろう。日本のホラーが好みという方は、本作でもそれと近い雰囲気を味わうことができる。
しかし、本作の難点は、後半のまとめ方にある。丁寧に描いた前半から中盤とうって代わり、かなりドタバタと畳み掛けてくる。ギャグにも感じる怪人の連続殴打シーンなどもやや驚きだ。
ラストシーンも唐突で、こちらが頭の中でまとめなくてはならないほどだ。肝心なラストで観客をほったらかしにしたようなものである。
同じSFホラーであれば「ダークスカイズ」の方がおすすめ出来るが、風変わりな作品が好みの方には間違いなく受け入れられるはずだ。
突然の展開にびっくり
家に幽霊が何回も出てるのに母親のでもでもだってっで家からも引っ越さない、かと言って戦おうともしない…
しかし、恋人ニックが幽霊を目撃して協力を買って出てくれてから、急展開。
流れるように進んで終わったけど、結局ジェイコブじゃない他の囚人は誰なの?なんであんな全身ケロイドのが来るの?囚人送ってきてる機関は何の為に実験してるの?というか子供たちの外に出られない症状はなんだったの?
すべて明かされないままなので何だか腑に落ちない。
怪奇! 洗濯機から来た男!
あの……eiga.comさん、
今更ですけど『ディアボリカル』の特集記事、タイトルからして既にネタバレじゃないすか。
まあ日本版公式サイトが全力ネタバレというドイヒーな状況なのであまり強く言うのも悪いんだけど。
海外版ポスターでも『Evil is Timeless』というややネタバレなキャッチコピーは使われてるようだが、
こんな露骨なネタバレPRだと楽しみも半減である。
という訳で、幽霊でも悪魔でもなく未来から実験で転送されてきた人間が
怪異の正体という異色SFホラー『ディアボリカル』のレビュー。
.
.
まずホラー映画なんで、怖いかどうかについて。
輪郭のぼんやりした男とか『ヘルレイザー』よろしく生皮剥がれたような這い擦り男とかが
床や天井や洗濯機の中からにゅる~っと出現して怖がらせるワケだが、
(そういや『タイムマシンはドラム式』って副題の映画あったね)
本作は全体的に、そんなに怖くない。
そういう匙(さじ)加減で作っているのか、それとも作り手のホラーに関するスキル不足なのかは不明だが、
Jホラー的な粘着質な演出においても、欧米ホラー的ないきなりビックリな演出においても
ドキッとさせる瞬間は少ないので、ホラーが苦手な人もよほど大丈夫だと思う。
ただ、『この怪異の正体そして目的はいったい?』と引き込まれるミステリアスな要素や、
暴力衝動を抑えられない息子、怪しげな不動産業者、謎の実験に関わっていた教師などの伏線が
続々提示されるので、最後までストーリーに引き込まれながら観る事ができた。
.
.
まあ前述通りだいたいの怪異の正体は知らされているし(恨)、
謎が明らかになるに連れて面白みも薄れてしまうのが難点ではあるが、
それでもあの最後のどんでん返しはなかなかだったと個人的には思う。
主人公の息子ジェイコブが、母親が殺された事でカムセット社を恨んで暴力的になり、
犯罪者として収監されてからカムセット社の被験者として過去の我が家に送り込まれていた……
というメビウスの輪のようなオチ。
で、母親が死んでジェイコブは犯罪者まっしぐらかと思いきや、
(たぶん)未来の技術で回復した母親が
(たぶん)未来の人々に状況を訴えて過去に帰してもらい、
(たぶん)ジェイコブが犯罪者となる哀しい未来は妨げられた……
という(たぶん)ハッピーエンドで映画は終わる。
めでたし。
.
.
だがこの映画は、その肝心の終盤ですんごいバタつく。
上記の結末ももう少し感動的になりそうなものだが、ジェイコブが怪異の正体だったり
瀕死の母親が未来に行って息子が泣いてたらその30秒後に帰ってきたりと
急展開がラストに詰まりすぎてて感動の前にポカン状態。
それにせっかくのクライマックスなのに、
白い服のハゲ男に家の中を追っかけ回されるシーンとか
床板にハマった人を2人がかりでフルボッコにするシーンとか
「それはひょっとしてギャグでやっているのか?」とクロマティ高校ばりのツッコミを入れたくなるのも難。
こっちの理解が追い付いていないだけかもしれないが、よく分からないまま終わってしまう謎もある。
・家に現れた被験者3体はみな同じ人物だったのか
・未来のジェイコブが我が家に送り込まれたのは単なる偶然だったのか
・被験者に触られた兄妹が発症したあの黒いカビみたいなのは結局何だったのか
・あの不動産業者のおじさん、結局何も知らずに土地買収を迫ってたんだろうか
とかとか。
.
.
という訳で、オーソドックスな導入に見えて斬新な設定自体は良いのだが、
なはんか色々と混乱したまま終わってしまう感じのホラーでした。
ところで原題『Diabolical』は『悪魔のような』とか『極悪非道の』という意味だそうな。
もしかしてだが、大ヒットした『インシディアス』(狡猾な)みたいな印象を狙ったんだろうか?
これまた内容に対してしっくりこないタイトルなんだけど……。
<2015.09.06鑑賞>
なにがハイクオリティーだよ…
公開日当日に大阪の映画館で観てきました
映画の内容を見ていると映画祭で話題になっていたこと、アザーズ等の映画にならぶハイクオリティーなホラーであることをうたっています
ハイクオリティーホラーという訴求の仕方に逆に不安を覚えていましたが、SF×ホラーという設定にひかれて観賞しました
(本当はナイトクローラーを観る予定でした)
感想
クオリティー低…………
最初のオープニングにおける不気味な低音のサウンドが期待を高めましたが、それだけでした
CGも出てくる化け物の見た目もテレビ映画レベル 。もしくは、三流メーカーがレンタルビデオ用につくった映画みたいな感じ
驚かし方や襲いかたもなんの工夫もない
監督がPV出身なのでもっと映画監督とは違う演出や映像を見せてくれるかと思ったのに
親子関係のドラマも薄っぺらく、共感できない 子役の男の子は頑張ってはいるが演技してる感がものすごく不自然。男の子が悪いとかではなく、カメラの前でどう演技していいかわからず手持ちぶさたにしてるシーンすらそのまま使われてる…
逆にアリラーターはしっかりとした演技で安心できる
個人的にSFというのはどこまで説得力のある未来を魅力的に共感させれるかと思っています 細部に至るまで、映像になっていない部分までしっかりとした設定をもっていないと、ただのファンタジーでしかない
また、ホラーという観点では「脅かす回数はストーリーに含まれない」という風に個人的に感じています
何度か化け物が出てきて主人公たちを怖がらせますが、脅かした回数が増えただけでドラマはなにも進行していない ストーリーにとって2回怪物が現れたか、5回現れたかということは重要ではありません
ただ単に主人公達がやっと行動におこすための理由づくりのシーンがだらだらと続いているといること
俯瞰してストーリーをふりかえるとものすごくうすっぺらいのです
「子供が家から出られなくなる」「怪物にも種類がある」「なんで化け物は一家を襲うの!?」など最後はどうなるの!?という気になる点がたくさん出てきて最後の収集を楽しみにしていましたが、すべて無視…
そして今回最も言いたいのは、SF映画のプリディスティネーションにもあった印象的な一言「卵鶏が先か卵が先か」ということまで、最後はしっかりと作り上げることでタイムトラベルものは価値を持つと思うのです。
あまり酷評するのは好きじゃないけど、これはない。ナイトクローラー見に行けばよかった。
全8件を表示