「やはり日本人には難しいところもあるが、それを押しのけるぐらい楽しい映画」PK a7aさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり日本人には難しいところもあるが、それを押しのけるぐらい楽しい映画
ボリウッドの超初心者です。たぶんインド映画自体初見。笑いは規範をズラしたところに起こるから現地の社会規範を知らないと笑うのは難しい。しかしモブキャラであってもキャラに濃さが有ったのであまり笑うことはできなかったが楽しめた。
宗教(偽)の愚かさ、滑稽さを描く点としてテーマ設定はOK。世界中で通用するテーマ。日本人の僕でも感情移入できた。序盤の何気ないシーンが後の伏線になっていたりしてストーリーの作りも良かった。後半少し泣かされてしまって、歳を取って涙腺の弱さを噛み締めるもそこはちゃんと感動していたということなのでひねくれずに評価するべき点。
ただ、いかんせん僕がインドにも行ったことが無い日本人ということなのでその僕から見て面白さがよくわからない点があった。現地の人はこれで大笑いしたりできたのだろうか?と考えてしまう。おそらく現地の評価はかなり高い思うのだが星5を連発するような大絶賛映画だったのかはわからない。
インド映画お約束のミュージカルダンスにしても僕からすれば特に必要性の無いノイズだよなぁという感想。特にインドに思い入れがあるわけでもない、インド大好きでもない一般的日本人がインド映画を楽しむ限界かと思う。たぶん歌の楽しさとかは字幕では伝わらないんだろうなぁ。
そういうところがあって星は減らしたが、面白い映画であったことは間違いない。ヒロインも滅茶苦茶魅力的だった。ヤバいぐらい気に入りました。そこらにある金はかかってるかもしれないが凡作ハリウッド映画より間違いなく上の評価です。
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