「本物みたい! いや、まさに本物!?」スパイナル・タップ CBさんの映画レビュー(感想・評価)
本物みたい! いや、まさに本物!?
イギリスでデビュー当初ちょっと売れたけれど、最近はだいぶイマイチなヘビメタバンドの米国ツアーのドキュメンタリー、を装った俳優たちによるフィクション。
今日の観客は10人強だったけれど、きっと二人くらいは、本物と勘違いして、「なんだ、この、大したことのないドキュメンタリー」って思ったんじゃないかな。そう思うくらい、俳優たちがうまい。
そんなことを絶対言いそう、ということを、最初から最後までずっと話し続けるって、すごくない?
加えて、歌詞のしょうがなさ。こっちは、現実よりも輪をかけて酷くしてるから、まあ、笑える笑える。お下品なこと、極まりなし。
あまりに本物みたいだから、わかっていても「落ち目のバンドのツアーを、ただ追いかけて、何が面白いの?」と思えてきてしまう。
しかし、たしかに面白いんだけど、一体何が面白いんだろう? 変な感じ。
おまけ
東京に、コーべホールは、残念ながら、ない。
1995年の、阪神・淡路大震災で、神戸の名前が知られたからだろうか。
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