「技術・記憶・脳・」秘密 THE TOP SECRET レインオさんの映画レビュー(感想・評価)
技術・記憶・脳・
技術のメリットとデメリットの話
脳による記憶の映像を見ることで、窃視者が精神的な面で影響を受ける。
他人の秘密を覗くってことだ。
斬新な発想!
その映像はある程度の真実を反映する一方、当事者の本当の感情はその映像だけでは分からない。その真実は、半分ぐらい信用できるだろう。
この点ではちょっと曖昧。
よく理解できない
技術科学者はその秘密を覗くことによって狂うが、犯罪について真実を知っても証拠はないし、その映像を死者から得る時点でもう遅い。それゆえ、悲劇が起こる。
記憶の映像が見られる時に流れるノイズがいい!
そして犯罪者は秘密が覗かれ、憎しみを抱き、復讐する。
善と悪は紙一枚だね〜
当初薪が貝沼に話をかける時、すでに他人の秘密を上目線で覗き込んでる。お金を渡すなんてちょっとひどいとも言えるだろう。
そして「第九」でも覗き続ける。この点で一貫していいと思う。
これからは不足。
最後は未来への展望もあるが、その技術は不成熟なものだということは変わらない。「美しい世界」とか目ではなく、犬の記憶から見つけるなんて何だか唐突でおかしい...
途中で何人も感情的になるが、その熱血はよく分からないーてゆうか、伝わってこない。
青木に撃たれたそのおじさんも、鈴木も、狂ったが、彼らが見た映像はそれほどのものではないと思うし、薪と青木は比較的に冷静なほうだが、それこそ正常。
「研究者の精神の狂乱」がないと、犯罪者の復習も成立できなく、話にもならなくなる。
一ついい言葉出たが、青木:「俺は客観的に判断する」薪:「判断自体もう主観的なものだ」
いい言葉だが、
結局みんなその映像を使って「判断」してるんじゃん!「客観的」の定義は、よくわからない。
記憶の残像=過去の行動で真相を知り、自ら行動を取ることはもはや「判断」になる。
人の言うことをそのまま受け取ることこそ、客観的だろう。
それはかっこつけの言葉?!
よくわからない。
またシーンはちょっと単一なところもある。
薪が研究所の階段を下りながら話すシーンは何回もあった...
ちょっと飽きちゃう。
外の服を華麗に脱ぐシーンはちょっと誇張している...
また単にかっこつけ?!
ショットごとをもっと練ってほしい...
フラッシュバックは何度も使われてるが、急すぎて内容を見てからそれは過去のことだーと意識し始める。
全体的に見るがいのある出来になったと思う。
技術の進歩は犯罪捜査に役に立つ一方、新たな問題も招く。ここでは、脳・精神に関わる問題。
いろいろ考えさせられた。
見るがいのある映画だが、ところどころで...物足りない感がある。
そうそう、妙に熱血演技でした。
やりすぎると、見ている方は冷めてしまいます。
過去の映像、うーん?あれは主観だから、こういう間違った解釈をしてしまったとか、それでどんでん返しとかあったら面白かったかもです。