「舞台の二人芝居のよう」母と暮せば りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台の二人芝居のよう
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映画なのに舞台の二人芝居のようでした。
斬新で驚きました!
戦争映画で戦後の日常を取り上げたものは貴重。
数日前、阪神大震災の被災者のその後を取り上げたドキュメンタリーを観て、戦後も震災後も残された人々の生活は似ているなと思いました。
戦争をテーマにしているのに、亡き息子が幽霊となって現れるというリアルとファンタジーの組み合わせの設定に仰天。
原爆の悲惨さを丁寧に扱いながらも、口から産まれたようなおしゃべり息子のおかげで楽しさもたくさんありました。
浩二の婚約者の町子のあっさり具合には涙…ちょっと早くない?
まだ、黒田と町子の二人の関係性が見れたらよかったけど。
でも、町子と浩二の母の関係は素敵でした。
本当に浩二が生きていたら、素敵な夫婦になってただろうに。
賛否が分かれるラスト!私は否の方です…。
なんで、いきなり?オカルトぽくて変過ぎると思いました。
浩二が母を躊躇なく死後の世界に連れて行ってしまうのも戸惑ってしまって。
母としてはその方が幸せかもしれないけど、浩二もそう思ってるようで恐怖に感じました。
最後だけ急ハンドルで方向転換!と感じたので-☆にしました。
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