「【戦後70年の節目に山田洋次監督が世に送り出した静やかだが、強烈な反戦映画】」母と暮せば NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【戦後70年の節目に山田洋次監督が世に送り出した静やかだが、強烈な反戦映画】
長男を戦争で亡くし、次男浩二(二宮和也)は長崎のを原爆で行方不明になる。
福原信子(吉永小百合)は次男の生存を頑なに信じ、浩二の恋仲だった町子(黒木華)と静かな交流をしながら、日々過ごしている。
そこに現れた長崎医科大生の姿のままの”浩二”との穏やかな遣り取りと信子を気に掛ける”上海のおじさん”(加藤健一)を始めとする人々の姿。
自分だけ生き残った事に負い目を感じ、自らの幸せを拒む町子の言動・・。
<穏やかな場面を描きつつ、山田洋次監督の強烈な反戦の想いが伝わる良作。>
<2015年12月17日 劇場にて鑑賞>
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