劇場公開日 2015年12月12日

「淡々と最後までとらわれる」母と暮せば ヒヨさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0淡々と最後までとらわれる

2016年3月9日
iPhoneアプリから投稿

個人的に映画というより、
1本の舞台を観ている気分になりました

やや大げさかなと思える役者さんの演技は
監督の策略??
説明するような台詞が多いので
不自然に聞こえる時もあるけれど
時折見せる表情や
間の置き方など、
二宮君と
黒木華ちゃんの演技は
透き通っていて好きです
二人がこの作品で日本アカデミー賞の
賞を受賞したのも頷けます

戦争反対がテーマで
死んだはずの息子が
亡霊となって母と暮らすという
ファンタジーチックで
クライマックスにつれて
怖かったです
登場人物が異質に思えてきちゃって
(息子に関しては亡霊なんですでに異質なんですけれど)

エンディングの映像は
私にはちょっと合わなかった

その中でもやはり印象に残るのは
町子が、結婚を報告に来る場面で
そこは涙が止まらなかったです

ヒヨ