「淡々と最後までとらわれる」母と暮せば ヒヨさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々と最後までとらわれる
個人的に映画というより、
1本の舞台を観ている気分になりました
やや大げさかなと思える役者さんの演技は
監督の策略??
説明するような台詞が多いので
不自然に聞こえる時もあるけれど
時折見せる表情や
間の置き方など、
二宮君と
黒木華ちゃんの演技は
透き通っていて好きです
二人がこの作品で日本アカデミー賞の
賞を受賞したのも頷けます
戦争反対がテーマで
死んだはずの息子が
亡霊となって母と暮らすという
ファンタジーチックで
クライマックスにつれて
怖かったです
登場人物が異質に思えてきちゃって
(息子に関しては亡霊なんですでに異質なんですけれど)
エンディングの映像は
私にはちょっと合わなかった
その中でもやはり印象に残るのは
町子が、結婚を報告に来る場面で
そこは涙が止まらなかったです
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