「死んだ人たち、生き残った人たちの気持ち」母と暮せば ぬんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
死んだ人たち、生き残った人たちの気持ち
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死んだ人、生き残った人達の様々な本音を聞けたような作品でした。死んだ人達は生き残った人々に幸せになってほしいと思いながらも、心の奥には無念があり、生き残った人達には生き残った人たちで申し訳なさや、幸せへの選択を拒んでしまうなど両者の様々な気持ちが描かれていたと思います。
特に町子が結婚を決め、信子の所に挨拶に行くシーンでは、町子の幸せを願いながらも息子を思う母、幸せへの決心をようやく決めたが浩二、信子を思うと苦しくなる恋人。
両者の思いがぶつかり合い、とても苦しくなりました。
また自分も含め、若い人が見るべきかなと思いました。最初の爆発のシーン、比べ物にならないかもしれませんが、もし自分があの場にいたらこんな感じなのかなと、思うほどの迫力でした。
原爆の恐ろしさ、悲惨さを感じることができました。
後からじわじわと悲しさが波紋のように広がってくいく映画でした。
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