わたしに会うまでの1600キロのレビュー・感想・評価
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ハイキングに行きたくなった
通常はこういった女の「自分探し」みたいなメロドラマには懐疑的なのだが、これには「私も自分探しのハイキングに行きたい!」と思わされた。リーズ・ウェザースプーンは特にファンでもないのだが、このキャラクターではリアリティのある好演をしたと思う。主人公がハイキングに行く動機になった人間ドラマにはあまり共感しなかったが、数ヶ月も文明をシャットアウトして、1人でトボトボと山歩きをしたら、魂が浄化されそう、と思った。
自分勝手だなって思った
実際はどうだったか知りませんが、結局途中男と寝るしw
自分探しとか言いながら、ストイックさも感じられない・・・
自分勝手な生き方しておいて、「もうあなたの名前は書かない、前をむく」とか自己完結していくのは、自己再生ではなくて自己満足では?
歩いた距離が大切ではなくて、どんな気持ちで歩いたかが大切なのに、結局男と寝たりするから評価下げざるを得ない。
セックス描写が多すぎて、あまり好感もてませんでした。
未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん
わたしに会うまでの1600キロ
原題「WILD」
主演リース・ウィザースプーン
監督ジャン=マルク・ヴァレ
ダラスバイヤーズクラブの監督です。素晴らしい。
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ストーリー.
母の死、ドラッグ、セックス。自暴自棄になっていた1人の女性が、1600キロのアメリカ西海岸縦断の旅にでる。過去を見つめ、命を見つける。実話を基にした映画。
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くだらない"自分探し"は大嫌いだが.
★★★★☆.
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死に直面した母親のセリフと、旅の終わりの主人公のセリフ。
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「いつも誰かの母親だったり、奥さんだったり、自分の人生を操縦したことがないの。まだまだ時間はあると思っていたのよ。」.
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「わたしの命は他の人と同じ、神秘的で、かけがえなく、神聖で、
すぐそばにあり、確実に存在し、私とは切り離せない。自然のままに、あるべきもの。」
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"死を知ることは、生をまた知ること"
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映画の内容とは全く違うけれど、自分の人生に重ね合わせた。
今自分が走る理由そのもの。人はいつだって、"今その瞬間から"変わることができる。
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1人の人間の"止まった時計"が動きだすその瞬間に立ち会う。
美しい自然。映画の魅力だね。
作品としては好き(主人公は大嫌いだが!)!
二つ。
長めにお話ししても良いかな?
ま、ダメと言われても、勝手に語るんだけど。。。
①俺はロードムービーが大好きだ。
ストレイトストーリーや星の子供達?、四国のお遍路にはいつか行きたいし。
台湾を自転車で一周する映画、何だっけ?アレも見たい。
広義で言えば、ロードオブザリング等もロードムービーになるのでは無いか?・・ならないか?
人が変わる時は四つなのだそうな。
1)魅力的な人物に出会った時
2)仕事や引っ越しなど、環境が変わった時
3)良書に出会った時
〜そして〜
4)旅に出た時、なのだそうだ。。。
人は、何故?旅に出るか?
俺も、様々な挫折に出会った時、逃避行よろしく、京都に一人旅行ったなぁ。。。
②特に最近、良く耳にするし、良く口にするのが?
自己責任】て言葉だ。
自己責任/自己防衛、何故にこんな事になったんだ?
何故に?そんな被害者ヅラするのだ?全て自業自得だろうに。。。
この映画は素晴らしい。
だが、この主人公には一ミリも同情出来ない。。。
〜〜〜
本作。
他のレビュアーさんが、イントゥザワイルドの名を良く出してた。
そちらは、公式のあらすじ?でも結末を書いてるもんだから、皆さんガンガンとレビューでエンディングまで書いてて。
俺的にハッピーエンドで無い作品はゴメンなので、そちらをどうしようか悩むが・・
でも、そちらも見てみたい気がす。
メラニーが行く!好きだった。
アカデミー賞受賞作品だそうで、リースウィザースプーン素敵でした。
旅は良いよね。。。
自分を取り戻す為
後悔の果てに あるがままを受け入れて
誰しもが必ず直面する家族の死。
死の受け取りかたは千差万別だけど、はっきりいって最初はシェリルに共感できなかった。
優しい旦那がいるにも関わらず、なぜあんなにも自堕落していったのか、心が弱いとしか思えなかった。
しかしローラ・ダーンのおおらかで愛情溢れる演技で、その違和感は次第に埋まっていった。
シェリルは母親を愛していたけど、蔑んでもいた。男の見る目がなく、学もなく、貧乏で。
それなのに、毎日幸せそうに家事をする姿にも苛ついて。
双方が愛情の受け渡しを存分にやっていれば、シェリルはあそこまで堕ちなかったのだろう。自責の念で、無意識に自身を傷つけずにはいられなかったのだろう。
たぶん馬のことも後悔の一つで。
どんなに苦しくても生き絶えるまで生かしてやるべきだった、きっとそう感じてたんじゃないかな。
1600キロ、基本的にずっと一人で、自分自身と対話して歩いてきたシェリルは、やっと最後に母親と同じ視点に立てたんだと思う。あるがまま、今この瞬間を受け入れるってことに。
彼女が歩いた道は、そのまま心の葛藤と成長の時間に比例する。
他のハイカーとは全く別の旅路を生きた彼女を、リース・ウィザースプーンが赤裸々に演じて素晴らしい。
巧みというより、余計なものを削ぎ落とした演技。
下手したらただ歩いて自堕落人生を嘆くだけのつまらない映画になるところを、巧みなフラッシュバックと編集で、佳作に仕上げました。
本編から話はそれますが、若者の一人が朝しつこく歌っていたのはアラニス・モリセットの曲。メガヒットアルバムで、私もよく聴いていました。
まぁまぁ。
お遍路
自分を取り戻す時間
やや消化不良気味
終始
悲しみと共に生きる
ロードムービーが好きだ。
何故かなと考えたら自然は自分の心を写す鏡だからだと思う。
雨が降り雪が積もり、嵐が来て、水溜りが出来、曇り晴天がある。
心の内と一緒。主人公と一緒に旅をし、自分の心の内を知る。
この作品を観る前もワクワクと言うより、「よし!心は整った。さて、旅に出るか」
とこれから待ち受ける困難や出会いや景色に期待したが、イマイチ苦労や自然の移り変わりが見れずに、心は平穏を保ったまま終わってしまった。
実際、女性1人で1600キロのトライアルは想像も付かないくらい大変だと思うのだけど、その辛さが伝わって来なかった。
身体の傷は苦労を物語っていたけど、あとは難なくやり抜いたように見えた。
過去の過ちや別れと向き合う事に重きを置いて旅が疎かになっていたのかなと思う。
過去のシーンとのリンクは良かったのだけど、ラストに「あれ?何も心に残ってないぞ?」と思ってしまい、尻切れとんぼのように終わって残念だった。
リースウィザースプーンは文字通り体張っててアイドルみたいな時は全くタイプじゃなかったけど、好きになった。
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