シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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肝心の迫力がない
109シネマズエキスポシティIMAXレーザーにて鑑賞。日本一のスクリーンで見たのに迫力がない。
二年前に見たハリウッド版のゴジラはゴジラの最初の咆哮で、ビリビリビリッ!とカラダに響いたけど、今回は全くナシ。
CGが気になるのがボクの悪いクセ。
気ぐるみっぽさの残ったゴジラはゴジラファンには受けがいいのかもしれないけど、ボクには不自然に見えた。
多分、アニメだったらよかったのかもしれないけど、実写となるとあの映像では足りないなぁ。
実在感を感じなかった。
役者は序盤の映像での声のみのところが素人演技で萎えた。
他の役者もコメディのようなステレオタイプの演技で見るべきところはなかった。
特に石原さとみ。あれじゃかわいそう。
泉役の人も。
ちょこちょこ有名人が端役で出てるのもノイズ。
監督の力量なんだろうな。
ボクはエヴァファンではないのでエヴァっぽいところに高揚感も感じない。
ゴジラ愛、特撮愛にはあふれていたかもしれないけど、目新しいものはない。
話は特撮っぽいのでいいかなぁと思う。
アオイホノオって漫画を読んでるとこういう映画を作りそうな監督だなぁと思った。
大きなスクリーンでゴジラの音楽を聞けるのはよかった。
なるほど!
オタクに媚びて承認欲求をくすぐるだけの浅薄な映画
ゴジラシリーズの今までの凡作・駄作の数を鑑みれば、映画として平均程度の出来栄えになっていれば特撮ファンとしては絶賛を以て迎えようと思っていたが、現実は無残なものであった。
なるほど映画を何かとても崇高な物だと思っていたり、自分は特別だと思っている層には、難解な専門用語が飛び交う会議シーンに高揚感を覚える事は、自らの価値を相乗的に高めていると錯覚させてくれる格好のデバイスだろう。
「凡人には分からない会議シーンの良さは自分のような選ばれた人種が認めてあげるんだ」と。
『リアリティ』を言い訳にして、ここまで手を抜いた会話シーンをよしとする監督の作家性と、そこを何故かとても好意的に解釈するオタクファンの思考には全く共感する事が出来ない。
CGの出来もひどいもので、ゴジラの全ての形態において体表のディテールもモーションも作り物感丸出し。
第二形態の体液や、第四形態の足運びなどは噴飯物である。
ギャレス・エドワーズ版のゴジラで散見された「暗くてよく見えない」と言う不満点に対抗して昼間のシーンを増やしたのかもしれないが、夜のシーン、それもハイライトになるはずの放射熱線撒き散らしシーンでさえ閉口するような出来栄えなのだから、もっと上手く技術力のなさをカバーできなかったものか。
ハリウッド並までは不可能だし望んでもいないが、せめて邦画と言う枠の中ではある程度上位に来て欲しかった。
ある意味では特撮のチープさは旧ゴジラ(特に平成VS)シリーズらしいとも言えるが…。
また、劇中あれだけエヴァンゲリオンを意識した演出でエヴァンゲリオンファンに、伊福部音楽で旧ゴジラシリーズファンに媚を売っておきながら、「私はやりたいようにやった」と言うセリフを作中の登場人物に言わせて逃げを打つ姿勢もとても不快である。
監督として世に出す作品に対してこうも責任の放棄をされては出来上がる作品がこの程度の出来栄えなのもさもありなん。
最後の尻尾を意味ありげに映すシーンも、謎を残したまま終わればファンが勝手に誇大解釈をしてくれる事を期待しているようにしか見えなかった。
絶賛意見の傾向から見るに、
普段邦画は見ないのに「邦画は終わっている」と勝手に決めつけ、数少ない名作を見つけた気分になりたい人、
恋愛パートや人間ドラマが存在するだけで苦痛に感じる非リア、
自分は特別な審美眼を持っていると思っている人、
安易なプロバガンダに影響されやすい人にとっては名作になるのではないだろうか。
なぜかわざわざ放射性物質を異常に短い半減期に変換してくれるゴジラをとりあえず凍結させただけで、日本に対する前向きなメッセージとして受け取っちゃう前向きな人もいるんだなぁ。
4番 DH シン・ゴジラ
怪獣映画であって怪獣映画ではない
ロゴとか古い感じの音楽とか全体的に昭和初期?っぽい演出になってますね。しゃべりが早口なのも古い記録映画っぽくしてるんですよね?
問題のゴジラですが、不気味で恐かったです、邪悪です。
この作品、怪獣映画であって怪獣映画ではない。
初代ゴジラがそうだったように反核だとか、忘れたころにやってくる自然災害の恐ろしさや原発など人類に警鐘を鳴らしている…といった部分がおそらく根本にあるんだろうなと思う。
うむーっと唸らされる内容、けっして子供向けではないおとな向けの映画でした。
ゴジラの蓋
「太陽の蓋」並みにリアルです。ゴジラがいることを除けば。と云うか、2作、併せ観てほしい。真逆のジャンル映画ですが、意外に共通点が。その理由は、何故、私たちの前に、ゴジラが現れたのかと、関係あるような気がしてなりません。
観たことあるな~思ったら、巨神兵ですね。さすが、庵野ゴジラ。『キミは、マクロス創りに来たのか?、ここは、ナウシカのスタジオだぞ』当時、宮崎監督に怒られたスタッフがいたそうですが、きっと庵野さんですね。怒られた甲斐があったようです。
「太陽の蓋」並みのリアルさ。怪しい科学者に、役人と軍人とマスコミが、右往左往させられる姿は、「劇場版パトレイバー」を彷彿とさせます。つまり、私の好物が、海鮮丼状態に。ゴジラの蓋を開けたら、エンターテイメントの宝石箱や~、なわけです。
得体の知れない使徒が、槍を担いで怪獣退治するかと思いきや、人がいちばん大切なものは…な展開に、じ~んときちゃいました。汎用人型決戦兵器とは、私たちの知恵と勇気ということでしょうか。
映画の後で食べた海鮮丼、おいしかったな~。
日本人を舐めんなよ!
庵野全開!!
素晴らしい愛に満ちた作品だと感じました。
庵野監督らしさが、素晴らしく美しく最大限に描かれていたと思います。
ゴジラと自衛隊の戦闘シーンはリアリティーが感じられ感動的でした。
映像、音楽、カット、台詞、編集、、書き切れない程完璧という感想です。
歴代のゴジラ映画を観たことが無いので、ゴジラ映画に対する庵野監督のオマージュ的なものは分かりませんでした。が、エヴァはじめ庵野作品はほとんど観てきたので、とても興奮する演出が満載でした!
キャストは奇跡的に感じる程豪華ですね。
長谷川博己は見事に主役を演じきってた、
と思います。
政治や憲法、自衛隊や核エネルギー、そして復興など、今の日本が直面している様々な問題を孕んだドラマが見応えありました。
久しぶりに"映画を観た!"という気分で最高に気持ちが良いです^ ^
本編は面白かったが…………
本当にいい映画に巡り会えたと思う。まだまだ邦画も捨てたものじゃないと言える傑作だと思う。
ただ、悲しいことに新しいゴジラを頭ごなしに否定する人が多過ぎるのではないだろうか。そしてそれに噛み付く人も些か多過ぎるのではないだろうか。
当然、手放しに本作を評価する人もいる。その逆もまた然り、全く受け付けず拒否反応を示す人もいる。それは全然いいと思う。評価なんて人それぞれで当たり前なのだから。
問題は否定する人とそれに突っかかる人。
まずは否定派。論理的な批評ならそうでもないけど、「面白くない」、「駄作」と何にも考えずに低評価を下す人は本当に映画をきちんと見てそう感じたのだろうか。それは論理的な批評をした人にも言える。一見ちゃんとした批評に見えるけど単なる粗探しでしかないのが多い気がする。個人的にだけども。
そしてそんな低評価をした人に対してやたら攻撃的な人は、正直そんなことしないで欲しい。他人は所詮他人、こんなこと言っちゃ身も蓋もないけれども、自分が楽しめればそれでいいじゃないか。なのにわざわざこんなところに来て噛み付く人は一体何がしたいのだろうか?
本作は本当に名作だったと思う。けれども観客の品性が欠けているのはどうなのだろう?こんなところで言い争いをしたり、無意味な評価をしたりしないで欲しいと心から思った。
ハリウッド版ゴジラを超えた!
ゴジラという未だかつて経験したことない危機に直面した現実の日本を為政者側から描いたリアリティある群像劇。
3.11を彷彿させる混乱する官邸内会議の描写はスリリングで秀逸!
海猿のような過剰な個々のヒロイズム精神論やセンチメンタリズムなどを廃して、ドキュメンタリータッチで描いており、最後の作戦実施にあたり、主人公が自衛隊員を訓示するシーンも、インディペンデンスデイにおけるが如く空疎なものにならず白けなかった。
エヴァンゲリオンのヤシマ作戦モードと鷺巣音楽ワールド全開で、一気に何もかも忘れ2時間新しいゴジラに没入させていただいた監督クリエーターさんありがとう!
大人の映画
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