シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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いろいろな想定が出来る映画
いいじゃないですか!
三大怪獣地球最大の決戦から半世紀に渡りリアルタイムでゴジラ(ガメラも)を見てきました。
こちらでの評価が賛否真っ二つですので多少不安はありましたが…
率直な感想としてはかなりいいじゃないですか!
新しいゴジラ映画がと日本で作られると聞いた時に自分が危惧したことは大きく下記の3点でした。
1.またまた怪獣と疎通できるテレパシー少女みたいなのが出てくるんじゃないか?
2.またまたあまりにショボいネーミングの子供じみた架空兵器(好きな方はごめんなさい)が出てくるんじゃないか?
3.ライバル怪獣の出現
先ほどシン・ゴジラを観て心配が杞憂に終わりホッとしています。
否定的なご意見に多い会議の早口・棒読みについては、そう?ビジネスの会議でもあんなもんでしょ?って感じでほぼ全部聴き取れましたし、責任回避のための官僚のペーパー読み上げ感もちゃんと役者さんは演技されてるなぁという印象でした。
まぁ確かに尻尾からまで放射熱線を出す必要はないかな?(笑)
口からだけの方がカッコいいと思います。
その他の不満点としては
劇中伊福部楽曲を新たにリメイクしていますが、その音や線が細くショボいこと。
あれならオリジナルをリマスターして流してくれた方がよっぽどカッコいいですね。
否定的なご意見も理解できる部分はありますが、個人的には総じて近年(と言ってももうずいぶん経ちますが)のゴジラシリーズの不満点を払拭し大人の鑑賞に耐えうる映画だったと思います。
すごく良かった。
子供と2回目を鑑賞
その話題性ゆえに溢れかえっている本映画のレビューですが、その中で「子供向けじゃない」という主旨の言葉をよく見かけました。
そりゃそうだ。大人でも処理できないセリフの乱れ打ち、単語の意味すらわからない子供ではどうしようもないだろう…と、私自身も初見の際に思いました。
とは言いながら「でもな…」と思うところのあった私は、「多分面白くない」事を言い含めた上で10歳(小4)の息子を連れて映画館へ。実証実験です。(「シンゴジラ」が「クレヨンしんちゃん」とコラボしてくれていたことも幸いしたようですが、コラボ先間違えてないか?)
結論から言うと、すごく面白かったそうで、もう一回見たいとの事でした。ね?(いや、誰に言っているわけでもないんですが)
まあ、この親にしてこの子あり。彼の言葉の中には親である私からの影響や、私への媚びがあるかもしれません(最初に「面白くないか」って言い含めた反動もあるかも…)。だから、世の子供達を平均した時、彼の感想はマイノリティということになるのかもしれない。
でも。それでも、この作品が「子供向けじゃない」という言葉で一刀両断されるような映画ではない、といういち証拠にはなったかと思います。
某監督がおっしゃっていた「子供を舐めたらいかん(意訳)」という言葉が胸にあったんですよね。
確かにある程度までの小さい子だと、訳わからん上に「怖い」ってなるかも。でも、この映画は、(私も含めた)ある程度以上の大きい子供達には、その「怖い」の少し向こうにある「ワクワク」を感じさせてくれるのではないかと思ったりしています。
ある一定の大人たちは、過去のゴジラを「子供向け」として認定している様ですが、うちの子はゴジラを見たことはなく、仮面ライダーやウルトラマンにもあまり興味がありません。彼の目にはこの映画はどんな風に映ったでしょうか?大きくなったとに、その印象がわずかでも彼の中に残っていれば、彼にとってこの作品は名作になるでしょう。
私?私はすごく楽しい映画でした。
民放テレビでどうぞ。
庵野の作戦笑える
ゴジラ出現を受けた政治エリートたちの葛藤と執行とが中心に描かれ、「エヴァンゲリオン」にあったような自我の混乱と救済、とは掘らないまでも、新(真?)ゴジラ像=新(真?)日本人像を模索し、ひとつ希望を指し示す結果となる、一本通ったシンプルな流れは、案外質素でわかりやすく、面白かった。
国のトップ組織周辺の、丁々発止・けんけんがくがくの議論重ねる描き方は、もちろんエヴァを彷彿とさせるものだったが、情報やりとりのマンネリと、べたっと平面的な構図の画面が続き、途中で飽きを感じざるをえなかった。この点の緊張感を演出する手法は、やはりアニメ畑の限界だろう。原田眞人版「日本のいちばん長い日」のそれを思い出したもの、情報の種類と量・カットの構図ともに遠く及ばないのは残念。
「ゴジラ」のアイデアは素晴らしく、「エヴァンゲリオン」は素晴らしく、どちらをも同時に彷彿とさせるだけで、好き者には嬉しいのだろうから、そうしたマニアックな映画としてとどまるかもしれないところを、突き抜けた点があった。ゴジラをいかに倒すか、その作戦がじつにユニークでどこかレトロで、コミカルですらある。この作戦のユニークさは、エヴァにもあったが、しかし観客の誰彼問わず面白く、初めて触れる人にも支持を得たのではないか。庵野監督の手腕にわくわくさせられた。
「真」のゴジラを思い出した
ああ、そうだ。ゴジラって本当はこうだったんだ…と思い出した。
阪神大震災、東日本大震災、今年なら熊本の地震。
人間の力じゃどうにもならない、なんでどうしてこのタイミングでやってくるのかわからない、恐ろしい自然災害。そしていつまでも戦争をやめられず争う人の愚かさ。
そういうものが集まって形になったのが、戦争の遺物である核兵器のせいで突然変異し怪獣になってしまったゴジラだった。
この映画を酷評している方で「これは自分の知ってるゴジラじゃない!」「こんなのゴジラじゃない!」
と言っている方は、本来ゴジラはどういう経緯で生まれたことを知らないのかなと思う。
私も小さいころに慣れ親しんだゴジラは、宇宙からやってきた怪獣と戦ってやっつけてくれる、
心優しい怪獣ヒーローで、地球の守り神みたいなイメージだった。
でもそれは後からゴジラシリーズの方向性が変わったことでできた要素であって、
本来ゴジラは悲しくて恐ろしいものだった。
幼心に、親に初代ゴジラのビデオを見せられて、わけがわからず不気味で怖かった。
その時の感覚を「シン・ゴジラ」は今になって思い出させてくれた気がする。
そしてそういうものに対するたくさんの大人たち。
役柄の名前はほとんど覚えていないけれど、むしろそれがリアル。実際に災害が起きたとき、一生懸命働いている人はほとんど名前を知られないままなのだから。そしてそういう人たちのおかげで生きていけるのだ。
この映画の主役は、そういう人たちだった。怪獣ゴジラという存在を柱にした、極上の群像劇でした。
見に行ってよかった!!!
4DXで見る必要は無いかも
シン・ゴジラ祭に参加
『シン・ゴジラ』祭、参加してきました。
話がきちんと成立している(筋が通っていなかったり、無理やり・強引すぎる設定がない)点で、去年の『巨人』祭より安心してみることができました。
ただ、何だろうかこの悶々とした感じ…と鑑賞後の消化不良感が強く。
よくよく自分の感情を深掘ってみたら、この映画には共感できるキャラクターが誰もいない、宇宙人みたいな人たちが「この国を守るんだ!」とか言ってるからだ!と気づきました。
守る理由を持つ人が誰一人いなくないですか。何のためにそんながんばっているのか。
各省庁のつまはじきものが集まって、日本を救うプランをひねり出す。この人たちがもう少しボンクラ感あれば。才能が濃すぎてチーム内でケンカしちゃうとか。童貞とか(やるまで死ねない)。どうしようもなく好きな彼女がいるとか。家族がいるとか。そういう、人間っぽいところがなくて、ただ淡々と仕事している。何のためにがんばっているのか。クールすぎて、現実感なくて怖いなぁ、と思っちゃいました。数日たったシャツふつうにきれいだし。
日本という国に既存の法や制度や戦力の想定外のことが起こったら?というif的な映画で、見所はそこなんだとは思います。
けど、なんか「俺たちがなんとかしてやる、天才だから。お前は何もできないだろ」感が強くて、ああ、私はこういう時には何もできない役立たずの人間だ、と突き付けられて馬鹿にされているのかな?と感じてしまうのでした。(それが制作側の意識だと感じてしまって余計に違和感強まるっていう。)
特撮好きならアリ
面白い!
久々の力作
こういうのが見たかった
情報量が多くて処理するのに大変!
最強設定にするとこうなる
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