シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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過去最高のゴジラでありカッコイイ
東京が破壊されるシーンがリアル
無名の人々
劇場公開時以来の鑑賞。
時は流れ、実生活では石原さとみも一児の母となっている訳だが。
ハリウッド版GODZILLAの内容はもう忘れてしまっているが、この作品は「ヤシオリ作戦」の名と共に覚えていた。とても良く出来たパニック映画だと思う。
この作品をもう少し若かりし頃(10代)に観ていたら、頑張って理数系に力を入れ、この人類の危機、いや、日本未曾有の危機に立ち向かうべく召集される人物になりたい、と思ったかもしれない。
表に立つ、目立つ人物達もさることながら、それを裏で支える、無数かつ無名のヒーロー達が真摯に仕事に向き合い、危機を回避すべく全力を尽くす姿はカッコいいし、胸が熱くなる。
と同時に、おにぎりやお茶を彼ら現場の人間に提供するという、ささやかな仕事をする者がいるからこそ、世の中は健全に回っているのだ、ということも感じ取れる。どんな仕事も皆重なり連なっているのだなと思うと、日々の仕事への取り組み方も違ったモノになるかもしれない。
東日本大震災があって、ゴジラが来て、新型コロナが蔓延し、ロシアがウクライナに侵攻して。思いもよらない危機が、コレからも我々の面前に押し寄せてくるだろう。それでも、より良い明日のために今日を精一杯生きたい。そう思わせてくれる作品だった。
最後に蛇足は承知だが。作品で皇居及び天皇家に触れないあたり、日本らしいといえば日本らしいな、とも感じた。
仮面ライダーでシンシリーズの内容が推測できるようになった。 本作も...
早口でいっぱい喋っていてすごい!
安倍総理推薦作品
第五福竜丸事件に基づいて生まれた作品がゴジラです。要はゴジラは核兵器や原子力発電所の二次被害として日本人が生み出したキャラクターです。近年で言えば東日本大震災の福島第一原子力発電所事故です。但し、こちらは核実験ではなく自然災害ですから不可抗力ですが(TV局は政権忖度で原子力発電所を集中攻撃)。
これはゴジラではありませんね。第二次大東亜戦争ですね。戦争依存症で軍国主義の大本営は国家のメンツに賭けて防衛省自衛隊を活躍させてようと躍起になってる(だからこその防衛省自衛隊全面協力)。対するは長谷川博己内閣官房副長官(政務担当)率いる巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)。大日本帝国時代のスパイに相当する陸軍中野学校ですかね。陸軍中野学校は名前こそふざけてますが(苦笑)中身はスパイ組織でCIA/MI6に相当します。敵国は勿論、大本営ですらも敵ですから見た目はとにかくふざけて(苦笑)カモフラージュしてます。最初は憤りを感じた世界観ですが9条改憲して大日本帝国を再興して大東亜戦争を再開したと考えれば筋は通ります。ちなみにゴジラ相手に防衛省自衛隊ご自慢の軍事力がまるで役に立たないのは国連の前身である連合国軍相手に特攻機に乗って玉砕する自爆攻撃で戦う大日本帝国陸海軍を彷彿させます。
家に帰れないならせめて銭湯に行って風呂に入れと思いますね。前に見た別の作品では仕事が忙しすぎて会社に寝泊まりしてるサラリーマンが身嗜みを整える為に近所の銭湯で風呂に入るというシーンがありました。銭湯がなくとも東京都内ならビジネスホテルなら無数にありますからせめて風呂に入って身嗜みだけは清潔感を維持させてほしいですね。
文書主義と民主主義を全否定する国会議員ですが諸悪の根源は民主主義ではなく議院内閣制です。大統領制に移行すべきだと考えますがそうなれば改憲となります(日本国憲法第4章国会、日本国憲法第5章内閣)。そうなれば9条改憲を主張するタカ派(タカ派を支持する日本会議)が狂喜乱舞して一気に軍事政権に転向してかねません。現状は大統領制は諸刃の剣ですから現行法では現状のもどかしさが仕方ないと思います。タカ派(タカ派を支持する日本会議)は大東亜戦争に負けた事や国連憲章の旧敵国条項を令和の現代も根に持ってます。ですから抑止力がないと直ぐにでも9条改憲して大日本帝国を再興しかねない勢いですから歯痒いくらいが丁度いいと思います。ちなみに私が内閣総理大臣なら先ずはアメリカ合衆国大統領に電話して指示を仰ぎますね。国家のメンツなんかどうでいいから先ずは国民の命を最優先に考えます。仮に自衛隊を動かすにしてもアメリカ合衆国大統領に相談した後の方が合法だとなりやすい。それにしても防衛省自衛隊は大東亜戦争が終わってからから全く進化してない。自衛隊は死ぬ覚悟から出来てるだの国民はお国の為に死ねるなら本望だの。軍国主義の戦争依存症は文字通り依存症ですね(苦笑)。
脚本がいい/劇場で観て、自宅で何度も観てしまう。
進化しているゴジラ作品
しっかり怪獣が暴れる
劇場での上映時に面白いと思い、4DX上映も見に行きました。(矢口とカヨコの長いワンカットの時に、椅子がゆっくり動いたため笑ってしまった記憶があります。)今回は動画配信サービスで鑑賞しました。
改めて思いましたが、時間の使い方、テンポが良いですし、話の密度が高いですね。また、東日本大震災を経験した日本の空気感を上手く表現できている気がします。
なにより、やっぱり「ゴジラ」なので、しっかりゴジラという怪獣が街をしっかり壊してくれているのがやはり爽快ですね。夜、停電になった東京で、炎の中にいるゴジラはその存在感とどうしたらいいんだという絶望感を感じました。いやー、シビれますね!
また、そのゴジラに立ち向かう巨災対と、後半に向かうにつれて様々な人が一体となってゴジラに立ち向かう。正直、目頭が熱くなりました。
配役もピッタリですね。カヨコ役の石原さんはアレな気はしますが笑。初めて鑑賞したときは「イーオンのCMやってるからかな」とか思ったのを覚えています。
単純に面白いです。これからも何度か見てしまう作品だろうな、と思います。
新・ゴジラ
2017年3月。ブルーレイで観た時のメモを参考に捕捉してみます。
直近で「シン・ウルトラマン」を観たばかりです。
総監督と脚本を庵野秀明さんが、監督・特技監督を樋口真嗣さんが
努めているのはほぼ同じです。
「シン・ウルトラマン」はやや非現実的でSF。
ユーモアも感じられる楽しさで感動と言うより「良くやったな!!」
の感想でした。
2016年公開の『シンゴジラ』
これは、3・11を体験してしまった日本人が作り、観て、感じられる映画です。
ゴジラ映画であり、ゴジラ映画でない。
確かに画面では存在しているが、描かれていることは巨大な「天災」だ。
第二形態が呑川を遡上するサマは、3・11で東北の海を襲った「津波」の
姿そのものだし、都心に放射能を撒き散らすサマは、あの時のように、
線量マップで表される。
ヤシオリ作戦に投入されるのは、あの時の
「コンクリートポンプ車」だ。
そこにゴジラはいるが、実際にはいない。
それを表すように、このゴジラはどこまでも無表情で無機質だ。
自衛隊の飽和攻撃にも身じろぎひとつせず、生物的でない。
だが、怪獣はモンスターではない。
“怪獣“なんだ。
『パシフィック・リム』のカイジュウがKAIJUであって怪獣では
無いのと同様に。
さて初代ゴジラは度重なる水爆実験と、それによって蘇る戦争の恐怖の
象徴だった。
ゴジラ上陸の軌跡が、東京大空襲時のB-29のコースに沿っていると
資料で読んだ。
遠くから聞こえて来る足音は爆撃音であり戦争経験者にとってはリアルに
戦争の記憶を掘り起こすものだろう。
シンゴジラで徹底的に描かれるのはゴジラそのものより、それへの政府の
対応だ。
意見が衝突し方針が定まらないトップ。
これは同時にあの3・11の時のおかしな対応を繰り返した政府の批判でもある。
愚かしいトップの対応と、それに意見できない取り巻きの引き起こした二次災害で、
東日本は壊滅的な痛手を追う所だった。
その検証もされず、誰も責任を取らないままに物事が進んでしまっていることへの
苛立ちがこの映画では、その危険に対して冷静に判断して、知性を束ねて、
この国を守ろうとする人々の存在を描いてくれる。
ハリウッドあれば必然の“俺が倒してやるぜ“的なヒーローは現れない。
ただ無私の人々の地道な力の結集を見せてくれるのだ。
もちろん怪獣映画としての奇想天外さ、少年の魂を燃え立たせる事を
忘れられてはいない。
変化するゴジラ、自衛隊との攻防・・・アニメ的な手法やカットを駆使しながら
それが実写の画面に上手く落とし込まれ、これまでの怪獣映画になかった映像を
作り出している。
庵野作品のセルフオマージュであり集大成だ。
そして日本の底力、
「スクラップ・アンド•ビルド」
立ち上がる力を信じさせてくれる。
「シン・ウルトラマン」より訴えてくるものは大きかった。
まさに今、戦争で焦土と化している「ウクライナの人々」の現実と重なり、
《カイジュウはいつ倒されるのか?》
…………戦争の終息を強く願った。
ゴジラってインパクトはあるけれども、ストーリーがいまいちなのでさほ...
眠い
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