シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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庵野らしい、という感想がしっくりくる
全体的に濃い!
それが一番の感想です。
前情報なしに観たのですが、わりと政治や軍事が絡んだ比較的現実的で、地に足の着いた作風で驚きました。
ゴジラの奇抜さや、異様さに目を奪われがちですが、ぼく的にはこの作品の本質はこちらの渋みのある人間描写だと思います。
登場人物たちが、どこまでもぶっ飛んでいないというか、語り口調から、思考までが本当に「ありそうな」政治家、周辺の人間をうまく表現できてるな、と思いました。
とにかくキャラクターが暴走しない、というか、身の丈以上のことを行わないわけです。
主人公も、一見して自分の理想を過剰に信じ突き進む無茶な人間にも映りますが、それはあくまでも表向きで、実際には理想を信じまっすぐ進む透き通った人物像が、あくまでも「やりそうな」という範疇にとどまっている感じです。
だからこそ、このキャラクターはなんだかなぁ、という小首を傾げながらしぶしぶ観てしまうような違和感は少なく、終始実際の人間関係を遠くから観察しているような感覚で見れました。
もちろん、完全なフィクション作品であり、特撮作品という枷がある以上、どうしてもキャラクターたちが美化されたり、情熱的だったり、極端に成長するといった側面は否めませんでしたが、それでも「なるべくしてなる」成長が多かったと思います。
解釈と理解が受け手側にかなり一任されているエヴァシリーズに対して、「こう見せたい」という庵野監督の積極的なアプローチを感じた気がします。
とうとうと抽象的なことを述べましたが、簡単に作品に対して思ったことだけ言うならば
「え、政治家しか出ないじゃん。大丈夫か?」
↓
「あ、これがゴジラの敵か。なんかキモ」
↓
「え、こいつゴジラなの?あ、進化するんだ…」
↓
「政治家、熱いなぁ」
↓
「あれ、ゴジラやばくない?」
↓
「へぇ、こんな総辞職もあるのか(白目)」
↓
「もうこれ終わりじゃん!無理じゃん!」
↓
「まずはおれが落ち着くわ」
↓
「在来線乗ろう」
って作品でした
全然、一割も語れずに悔しいですが、最終的には水飲みながらヤシオリ作戦の話でキャッキャッするのがみんな基本だと思います
揺さぶる。
ゴジラシリーズどころか、
怪獣映画に全く興味のなかった私。
ただならぬフィーバーぶりをみて
劇場に行ってみると…なるほど。納得。
キレキレのセリフとテンポに心地よさを感じ→大迫力のサウンドとゴジラのビジュアルに圧倒され→国防に全てを捧げる巨災対や自衛隊に心を打たれ→最後のミッションで胸が熱くなる。
怪獣映画なんだけど、
そこメインではないというか。
ゴジラ以外に楽しむポイントも
いっっぱいあるというか。
怪獣映画であり社会派ドラマであり
ミリタリー映画でもあり。
多方面から楽しめるからここまでいろんな客層を取り込めたのかなー。
とにかく面白い!
2回観に行きました。
2回みましたが、石原さとみ…
ゴジラの件はみなさん描かれているので割愛。2回目みても石原さとみは設定に無理がありますね。 かわいかったけど。あの顔でおばあさんだけが日本人はありえないし、あの英語で大統領になるっていうのもすごく無理。 アメリカ人の友人と見ましたが、友人はゴジラ面白いけど、石原さとみの設定に無理ありすぎて笑えると言っていましたね。パンフレットを買ってないのでわからないのですが、親も日系なのかな?
迷いが上手く書けている。
災害発生時に決断求められつつ、決断できない流れが現実に近いなぁと感じた。
閣僚は「後は総理の決断だけ」って言うけどさ〜、無理だって。避難してない国民が居るかも知んない中での兵器使用とか。
安易な決断は人を殺す可能性が高いから、間違っちゃないけど、結果より沢山死ぬっていうね。ここにその結果で避難受ける件あればより現実に近いけど…、蛇足だな。
石原さとみのルー大柴っぽいのは、笑えた。
シリアス映画に偏り過ぎないための敢えての措置なんだろうなぁ。。
映像もストーリーもリアルでグッド‼︎
私 品川区民なので、ゴジラが暴れまくった地域に非常に親近感を以って鑑賞できました。
映像のリアルさに加え、政府トップや監督官庁・都知事の狼狽えなどなど、実際でも こんな感じになるんだろうなぁ〜と…。
ツッコミ処といえば、やはりゴジラを倒す一連の流れですかね。
自衛隊や在日米軍のミサイル攻撃をも跳ね除けた割に、たかが高層ビルが2・3棟 倒れかかってきたからって 身動きとれなくなるっていうのはねぇ〜。それに、口に得体の知れない液体 流し込まれたら本能で吐き出すだろ? 生き物なんだからさ。
でもまぁ、総合的にはとっても満足いく 素晴らしい出来栄えだったと思いました。
感動
ゴジラが現れた時の政府の動きを正確に再現できていて、まさに日本対ゴジラだった。ゴジラのCGが凄過ぎて、かなり衝撃的だった。俳優陣が豪華でうまく映画に溶け込んでいた。間違いなく邦画史に残る映画の1つになるでしょう。
ゴジラっていうより「日本の一番長い日」のリメイクだねこりゃ。ゴジラ...
ゴジラっていうより「日本の一番長い日」のリメイクだねこりゃ。ゴジラで日本の~をやってしまうアイデアにまず驚嘆する。架空戦記ものであり、特撮ものであり、災害パニックものであるわけだが、過去の日本の東宝特撮ものとは明らかに一線を画している(あれはあれで良いんだけどね)。キャラクターや組織と兵器のディティールなど細かいところを言い出したらキリがないほど良い。都心を破壊し尽くす場面の、あの美しくどこか物悲しい絶望感みたいなのがハリウッドにはない感覚で良かった。海外には受けないだろうなあ。
大人向けゴジラ
アイロニーたっぷりの大人向け作品。
昔のゴジラを残しつつ迫力ある映像で、往年のゴジラファンも若い人も楽しめる。
ただ、危機管理の過程がメインテーマなので、子供には少し難しい。
東北大震災を東京で経験したものとしては、かなりの実感を持って感じられる。
核や国の舵取りについて考えさせられる。
最後にオブジェのように東京の街にそびえるゴジラ像。剥がれ落ちた鱗から新しいゴジラが増殖していくのか…そのとき日本は、世界は…人類の進む方向は。
石原さとみちゃんは頑張っていたが、力不足の感が否めなかったので、星一つマイナス。
最高の作品でした
1954年版の第1作目を踏襲しつつも、今までのゴジラ作品にはない新しい発想が盛り込まれていて、非常に楽しめる映画でした。
私はエヴァンゲリオンを1度も観たことがないので、庵野監督作品はシン・ゴジラが初めてでしたが、ゴジラシリーズの既成概念にとらわれない斬新なストーリー展開には脱帽でした。
何度も劇場に足を運びたくなる映画はシン・ゴジラが初めてです。
まだ観ていない方はDVDがリリースされるのを待つのではなく、迫力のある大きなスクリーンでご鑑賞してください。
シンゴジラ
庵野監督の新作との事で早速拝見させて頂きました。過去の実写ラブポップの気配は微塵も感じさせずみごとな出来栄え。特に良かったのは、災害から日本を救う立場にある人たちだった。通常はお雇い公務員だったり、嘲笑やストレス発散の対象にされがちの彼らの活躍が目覚ましかった。もっとも現実では一部だけ。全員責任感あふれてたら意思決できませんわ…。新たなゴジラを誕生させた、次期エヴァの新作を心待ちにしております。
庵野監督エヴァ造りは期待と苦悩の連続ですが監督らしい監督にしかできないエヴァ心待ちにしております。
ゴジラ映画じゃなかった(笑)
あちこちに散りばめられた日本政府の危機管理のパロディ。閣僚会議と官僚。「それはどの省への指示でしょうか」「鳥獣駆除」「押印し続ける人」「仕留める寸前だったのに線路に立ち入る人で攻撃中止」「彼の国」ずっと、クスッと笑いっぱなし。
これって3D 4Dで観るゴジラ映画じゃないよねー
しかし、痛切な皮肉。パロディ。
最高です
初めて同じ映画を四回観ました。
元々のゴジラファンではありません。ゴジラは過去作品は観たことはありませんでした。ちなみに女性です。
この映画は飽きません。
笑いもあるし、震災や今後の日本を考えさせられるし、日々のつまらない仕事や日々のつまらない会議を考えさせられたり、
だけど日本人を最後まで信じたいという気持ち、とても共感したし信じたくなります。
毎日を大切に生きたくなります。
それからなんといっても、音楽と自衛隊。
昔収録されたような古いかすれたトランペットの音が、自衛隊の歴史を感じさせ、現実と非現実を結びつける役割になっています。
戦車がかっこいい。操縦するひともかっこいい。
ヒトゴーマルヒト、送れ!
あぁ、現実にこんな人が、こんな組織が存在しているんだということに誇りと安心を持てます。
何度みても興奮する。生きる希望を持てる。
かの国の属国だとしても。
かのくに(会社)の兵隊(平社員)だとしても。
やれることをやる。感情移入の所以かと。
つまらない毎日も、まだまだ捨てたもんじゃないという、明日への活力になります。
ありがとう、ゴジラ。
DVD出たら買います。でもやっぱ映画館最高。
最初は品川のIMAX、二度目は普通の映画館。三度目は木場のIMAX、四度目はmx4dで観ましたが、
品川のIMAXがイチオシ。真ん中よりは少し後ろ。プレミアムシートのすぐ前あたりがいい。画面に包み込まれるようなスクリーン。圧倒的な音響の良さ。画面までが近く、急斜面なので前の席の頭が邪魔になることはなく快適。
中小規模のスクリーンなら真ん中よりちょっと前の席がおすすめ。
初見でmx4dは内容に追い付かないかと。
4回観たのにタイミング悪くステッカーもらえなかったから、DVDにはつけてほしい!
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