シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
全1633件中、1241~1260件目を表示
いろんな意味で近くて怖い
東日本大震災から、いや、もっともっと前、阪神淡路大震災、9.11世界貿易センタービル破壊の頃から、リアルタイムで辛い報道を見て、自分は被災していないのにぐったり疲れ果てていました。シン・ゴジラで、被災していないのにダメージを受けた自分を重ね、圧倒的にどうしようもなく強いゴジラに踏みつぶされて焼き払われました。
でも、映画が終わるまでに、皆が自分の仕事をして、被害を食い止め復旧し復興してきたことも思い出せたのです。
どうしようもなく恐ろしく強く、心を通わせたり動きを読むことができないゴジラだったけれど、人間は考えて調べてみんなの知恵を寄せ合ってそれぞれが精いっぱい働きました。
日本は、まだできる、何が来ても乗り越えられる、と、勇気づけられた、そんな映画でした。
って上映中は考える余裕がないくらい、ゴジラが笑っちゃうほど怖かったのですよ。
もののあはれ
「ゴジラ」にあって「シン・ゴジラ」にないもの。
この心情がわからないからハリウッドゴジラもとんちんかんなんだよ。
「ダース・ベイダー」ってお手本があるじゃないの。
震災のように日本にとってただただ乗り越えなきゃいけない障害であっただけでゴジラである必要性を全く感じない。
しかも図体はデカイのに大して強くない。
主人公達が最も恐れていたのはゴジラより米国の核だというオチ。
こんなゴジラに畏怖の念を抱く事はない。
政治家と官僚じゃきっと何一つ省みないだろうしね。
造形に関してはCGじゃ表情出せない。特に目。ゴジラにだって感情があるんだよ。
ファーストゴジラをリスペクトしてるらしいけど、
庵野さんは本当にこれが撮りたかったの?
ゴジラ 対 大人の本気
IMAXで鑑賞、見応え充分でした。たいへん面白かったです、今観るべき作品だと思いました。
初めて姿を現した怪物を見た途端、思ったより想定外!?の予感にワクワク。ヤツの出現にすっかり没頭してしまいました、目が怖いよ。
実はゴジラに意外な方がキャスティングされていたのを知って見極めてやろうと思っていたのですが、圧倒されてそんなことは最後に名前見るまで忘れちゃってました。最後まで目が離せませんでした。
たいへん豪華なキャストによる、政府中枢のドラマも見応えがありました。
大人の本気が未曾有の事態を打破できるのか、に絞り込んだのは潔くて良いと思いました。ドライだけどアツくていいです。
長谷川博己演じる若きエリート政治家・矢口と彼のチーム、カッコいいです。津田寛治、市川実日子、高橋一生と印象に残っています。
近くのシネコン2カ所ともパンフレットが品切れ、確かに手に入れたくなる作品です。
折しも18歳が投票した初めての参議院選挙を受けての組閣人事がニュース番組を賑わしていて、いつにも増してじっくり顔ぶれを見てしまいました。
ファイナルウォーズで終わらなくて良かった!w
政治システム映画
映画終了後に拍手が起こっていた。 10/12 追記 シンゴジラの中...
原点+政治的リアル
お見事
軍事&特撮オタクが第一作へのオマージュを込めてとったリメイク作
ハリウッド版では描かれなかった、核実験の末にゴジラが生まれたという初期の設定をちゃんと生かし、この国の核との問題をちゃんと描いていて、まさに第一作を現代に置き換えたリメイク作品となった。
庵野監督らしく、会議などで人々が忙しなく話した後にオチとして一言誰かしらがつぶやく演出は、見事でした!
音楽も旧作の楽曲にエヴァの楽曲を混ぜリズムよく展開を見せるあたりもさすがだなと思った。
ネットでも話題になっているけど、ヤシオリ作戦のネーミングには吹き出してしまいましたww
無人の新幹線や在来線をゴジラの足元にぶつけ爆破させて倒れさせるのも、うまいアイデアとうなりました!
戦艦描かせたら右に出る者はいないと言われた軍事オタク、特撮オタクが作ったからこそなせる技かなと思います。
エヴァの新作を伸ばしてでも作った甲斐はあった作品になったのではないのでしょうか?
もう一度見に行って見たい作品です!
庵野節!
判る人には至高のゴジラ
この映画は観る人を選びます。
ボクの知ってるゴジラしか認めない、って人達は残念ですが今作を楽しむ才能がありません。
なぜこの作品の怪獣がゴジラなのか、ゴジラでなければならないのか、それには必然性があります。
この映画は、もし怪獣についての経験も知識もない世界観、怪獣に対して白紙の日本に怪獣という人智の及ばぬ存在が現れたらどうなるか、と云うのが主題に据えられているのです。
そんな作品に登場するのに相応しい怪獣とは何か?
それは日本にとって一番原初の怪獣こそ相応しいのです。
他の怪獣の影響下にあるような怪獣であるべきではありません。
怪獣に影響されていない日本に登場すべきは、最初の日本怪獣なのです。
そしてそれは、ゴジラ以外にあり得ません。
ゴジラの影響を受けて作られた他の怪獣では、怪獣未体験の日本を舞台にするのはアンバランスなのです。
そしてこの場合の怪獣は、上記の通り人智の及ばぬ存在、人知を超えた存在であるべきなのです。
極めて現実的な世界の人たちが、極めて非現実的な存在に如何にして立ち向かうか、それが重要なのです。
おそらくは、少なからぬ人たちが、今回のゴジラという怪獣を荒唐無稽すぎるとか、理解不能と感じていると思います。
しかし、それこそが意図された演出なのです。
観客にも理解できない、圧倒的な非現実≒虚構に晒された現実世界。
この構図を理解できない人たちには理解不能な作品なんです。
これから観るなら是非MX4DかIMAXで。
この作品、これまでのエンターテイメント性に溢れた「ゴジラ」映画として観ると肩透かしを食らうかも知れない。
寧ろ、総監督が庵野秀明氏だと言う事で実写版「エヴァンゲリオン」として観ると結構しっくり来ると思う。ゴジラが進化して行く様、全身から放射線光線を放つ姿はまさに“使徒”…。
で、恐らくこの作品で描きたかったテーマは、“日本の存亡に関わる大事が起きた時、日本国政府は、日本国民はどう動き対処していくのか”だと感じた。その大事の象徴として“ゴジラ”が使われたと思う。
そして、その対比として、現総理大臣役の大杉漣は本当に今風のイマイチ決断力に欠ける首相像だったし、事故によりその後を引き継いだ代行首相役の平泉成はのらりくらりしながらも決める時はきちんと決めれる…何か今後の日本国の理想的リーダー像を描いてる様な気がして、それもこの作品の1つのメッセージの様な気がした。
個人的に作品の意図や内容には納得出来たし、MX4D版で観たのでアトラクション感満載で楽しく観れた。MX4DシアターでなくてもせめてIMAX版で観れるなら是非お勧めしたい。映像や音響の迫力が段違いなので。恐らくDVDとかで観たらこの作品の魅力は半減しそう…。
とにかく、見方一つで全く違った解釈が出来る作品だと思う。賛否両論ははっきりと分かれるだろうなぁー。
(だからこれだけヒットしてるのかも知れないな…。)
ゴジラ作品の地位を取り戻した作品
かつて、1954年に公開された第1作目のゴジラは、日本人独特のアイデンティティーと質感で世界が認めた日本映画界が誇る代表的な作品だった。
しかし、そんなゴジラ作品も最終的にはVシネマ顔負けの超B級映画になり下がってしまった。
第1作目のゴジラが世界を魅了したものは、その圧倒的な存在感と恐怖にあった。
今回のシン•ゴジラは正にその地位と名誉を取り戻した作品だと思う。
シュミレーション的要素が強い作品。
テンポと緊張感の持続、恐怖、非常に良く描けてました。
派手なアクション描けばいいって物でもない。
ハリウッド版の違和感を払拭してくれた。
人間の心情に重きを置いた重厚なエンターテインメント作品。
同時に今の日本へのアンチテーゼでもある、良質な日本映画だった。
見応え十分。
ゴジラが怖い
みてない人はネタバレ知らない方が楽しめます!
まず最初に登場した怪獣、あれがゴジラだとはおもわず、ゴジラだったの!?と驚きがありました。
そこで引き込まれた人は多いと思います。
そしてなにより熱線を放出するシーンの絶望感がとっても新しくなおかつエヴァらしさがありました。キャラクターがオタク受けしそうな雰囲気は一般人には嫌われそうですがみる価値はあります。私は有識者会議で仮名の部分や無人の在来線の攻撃がツボでした笑
ストローで血液凝固剤攻撃は伝説級のダサさと面白さがあります。
あきらめない気持ち
てんこ盛り!!
全1633件中、1241~1260件目を表示