「2016年大問題作」シン・ゴジラ サバゲさんの映画レビュー(感想・評価)
2016年大問題作
この映画去年不自然極まりなかった作品の一つです。低評価の作品は基本レビューしていませんでした。何故なら心をへし折られるからです。この作品が犯した罪は大きい。大きく3点にまとめます。
問題1:過剰なマスコミ
気持ち悪いくらいの番宣。番宣と言う生易しい物ではない。過剰なもので長期に及びます。一番驚いた事は真面目なニュースの質問に対しコメンテーターが全く関係のないシン・ゴジラを年末頃ぶち込む等、目も当てれないほど強引なねじ込みや宣伝をしてきます。
JAROに訴えられるんじゃないかと言う程酷い物でした。こちらとしては一体いくらで買収されたんだい?と思う程でした。
分かりやすい例として2015年ゴジラとは関係ありませんが、〇〇ギャルという映画がありました。若年層に徐々に口コミで広がり次第に劇場を埋め尽くすほどの人で溢れました。そして放映期間を伸ばしていきました。これは劇場ファンとしては微笑ましい光景でした。シン・ゴジラに強い違和感を感じる。
問題2:作品
会議室でずっと話をして、携帯電話でくっちゃべるだけの映画。年末劇場で嫌な思いをしたので、ほぼ忘れています。
他人の会議や携帯電話で通話しているのをずっと見るが好きな方にはお勧めの映画かも知れない…寝ると思いますが。スピード感も何もなくダラダラと言葉も出ません。
問題3:劇場
この作品ともう1つの作品が大型スクリーンを2016年ほぼ独占しています。いつまでもシアター1~3を独占し他の作品はシアター4~小さいスクリーンになります。例え公開初日であっても小さなスクリーンに移動させられます。
まぁそれが戦略なのでしょうが、あまりにも酷い。日々生まれる新しい作品の芽は摘み取られてしまいます。
昨日記事でシン・ゴジラ過去最高利益記録!というものを見ましたが、当たり前だよあそこまで独占しマスコミをまるで買収したかのようなお祭り状態だと。
感性の違いはあります。それは十分承知しております。しかしマスコミの手のひらで遊ばれていないか?私はこの作品が良いなんて欠片も思いまいません。ゴジラと言うブランドとマスコミの印象操作もかなり露骨。そしてエヴァンゲリオンとは当然切り離して考えなければ行けない。これを眠気なしで観れるのか?どこが良いのか今も理解すらできないですね。高評価に流されていないか?疑問だらけ。次回作があっても観ない。基本は観たい映画を観たら良い。自分が良いと思えば良い!私は観たい映画では無いのに神輿に乗ってしまい。私も売り上げに協力してしまった。便乗してしまった。二度とこのような事が無いように私自身反省しなければなりません。
今年は健全で安心できますけどね。やっと普通のフラットな映画館になりましたね。